« ヒメフタバラン | トップページ | 植物園(2月中旬①) »

2021年2月15日 (月)

トサノクロムヨウラン

この植物の花を見たくて、幾度か県中部の常緑広葉樹林に通いました。

【静岡県中部】

Ap6190017_20210215140701Ap8030499_20210215140801

同じ林床に生育するエンシュウムヨウランの花が終わり、果実が姿を現し始めた頃、青紫の花茎が伸びて来ました。そして花期に、再訪しました。

Ap8030520_20210215141301Ap8030573_20210215141501

その後も幾度か通いましたが、全開の花を見る事は出来ませんでした。例外もあるようですが、一般的には午前中に全開して午後には閉じるようです。

【静岡県東部】

2019年秋、県東部にも生育している事を知り、翌年の開花時期に行って来ました。

Aimg_9748_20210215142301Ap7310231

この場所の個体数は多く、沢山の蕾が見られました。中には、棒のような果実になっているものもありました。でも、午前中にもかかわらず全開の花が見られない・・。

Ap7310223_20210215142801Ap7310219_20210215142901

Ap7310236_20210215143201Ap7310242_20210215143201

あちこち探し回ると、幾つか咲いていました。個体毎に1~2個ずつ咲くようです。

ラン科ムヨウラン属トサノクロムヨウラン(Lecanorchis nigricans Honda var. patipetala Y.Sawa emend. Suetsugu & Fukunaga)。


私が、県中部での存在を知った年に、従来クロムヨウランと呼ばれていたこの野生ランが、実はトサノクロムヨウランである事が研究者によって明らかにされました(2018年1月)。
2020年版静岡県RDBには、エンシュウムヨウランは掲載されていますが、よりレアと思われるトサノクロムヨウランは未掲載です。また、2020年版、静岡県野生生物目録には、クロムヨウランとトサノクロムヨウランが掲載されています。県内に、クロムヨウラン(花の開かないタイプ)もあるのだろうか?

« ヒメフタバラン | トップページ | 植物園(2月中旬①) »

野生ラン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ヒメフタバラン | トップページ | 植物園(2月中旬①) »