造成中の植物園
静岡県の東部に造成中の植物園があります。その様子を見に行って来ました。
雪を纏った富士山が、良く見えていました。この写真は、狩宿の下馬ザクラ(国の特別天然記念物:アカメシロバヤマザクラ)の少し北側で撮りました。
【東エリア】
スギの伐採を行っている東エリアの様子です。狩宿溶岩流の末端になるそうです。ここは窪地になっていますが、背後には溶岩流の痕跡が古墳の様に盛り上がっています。
ここから、川を隔てた西エリアへ接続する吊り橋が計画されています。邪魔者無しの富士山が望めます。
【西エリア】
一部植栽済みの場所もあり、ウメ、サクラ、シャクナゲ、ミツバツツジなどの変種や品種、そしてハコネグミ、サンショウバラなどが植えられています。上段の水路から水を引き、湿地も作られています。
10haを超すエリアには、落葉広葉樹林、スギ林、竹林、断崖など様々な環境の場所があります。
富士山や愛鷹山も見える最高のロケーションです。
ここは、フォッサマグナ要素の植物に特化した植物園として、現在造成中です。また、森林伐採などにより、生育環境が損なわれつつある希少植物達の駆け込み寺としても、役立つものと思われます。
この日は、紅梅の花が咲き始めていました。季節が進みサクラが咲き始めた頃に、既植栽エリアの様子などを掲載するつもりです。植栽植物は、若木や挿木で増殖したものが主となるため、ある程度見頃になるのは数年先になると思います。こういうタイプの植物園は、完成というのは無く日々進化して行くものだと思っています。
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