山野の植物観察をする機会が殆ど無くなり、月二回以上を義務付けられている不法投棄監視パトロールが定期観察会のような状況になっています。


空き地や道端で良く見かけるハルジオンです。このような淡いピンクの花と・・。

こちらのように白い花があります。ハルジオンとヒメジョオンは良く似ていますが、いくつかの識別ポイントがあります。開花時期がずれる事と花弁の密度の違いなどもありますが、一番簡単なのは茎を折ってみて空洞になっているのがハルジオンです。植物を痛めると諸先輩に叱られるかもしれませんが・・。
キク科ムカシヨモギ属ハルジオン(Erigeron philadelphicus L.)。
別の林道では・・。

オカタツナミソウの花が咲いていました。薄紫の花と明るい緑色の葉が優しい印象を与えてくれます。シソ科の中では一番好きな花です。以前純白の花を見た事があります。
シソ科タツナミソウ属オカタツナミソウ(Scutellaria brachyspica Nakai et H.Hara)。
木本では・・。

少し高度の高い林道でも、今を盛りと咲いているマルバウツギです。沢山の花を付け、とても見応えがあります。この花が終わると、ウツギの花が咲きだします。
アジサイ科ウツギ属マルバウツギ(Deutzia scabra Thunb. var. scabra)。

希少植物を追い求めていた頃は、目を向ける事のなかったヤマツツジの花です。昔は普通に見られる花でしたが、だんだん見かけなくなって来ました。
ツツジ科ツツジ属ヤマツツジ(Rhododendron kaempferi Planch. var. kaempferi)。

最後に、サルナシの花です。サルナシとマタタビは、挿し木苗を畑のミニ植物園に植えてあります。キウイと同じく雌雄異株です。
マタタビ科サルナシ属サルナシ(Actinidia arguta (Siebold et Zucc.) Planch. ex Miq. var. arguta)。
「植物に癒される」・・普通に見られる植物に、そういう気持ちを持てるようになるまで時間がかかりました。我先に希少植物を追い求めていた頃は、心に余裕がなかったのだと後悔と反省をしています。畑と地域の林道パトロールが、主たる自然観察のエリアとなった今でも、それなりに楽しむ事が出来て満足しています。
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