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野生蘭

キバナノショウキラン

今年は、いつもと別の場所で、早々にキバナノショウキランと出会いました。その後、ホームグラウンドの様子見に行ったのですが、昨年あれほどあった場所には、一つも生えていませんでした。

ところが・・。

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「うわぁ~凄い!」思わず声を上げてしまうくらいの株数でした。

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手前と奥を別々に・・。

通常なら奥の株だけでも凄いと思うのに、手前の株を見ると霞んでしまいます。

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上から・・。

奥側も結構あるでしょ?

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「ひしめき合っている」という表現がぴったりですね。

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花を接写してみました。

この花は、蕾の内からいろいろな虫に齧られて傷だらけになります。私は長年この花を見て来ましたが、匂いのする事に気付きませんでしたcoldsweats01。この日初めて知りました。

キバナノショウキランは、果肉に種を宿し、それを食べた虫などに運ばれるそうですが、こんなに沢山生えているのは、シカ等の動物に運ばれたのかもしれません。こんな大株に出会う機会は、もう無いと思います。

希少植物を求めて山野を歩くと言う事は、植物を踏みつけ自然破壊をしている事になります。自分は、気を付けて歩いたつもりでも、希少種を踏んでしまう事もあると思います。

そんな事への償いの気持ちも含めて、見つけた希少種で可能な場合は、受粉の手助けをしています。ウチョウランの仲間などは、その方法も知っていたのですが、キバナノショウキランは、良く分かりませんでした。この日は、ショウキランの神様にその方法を教えてもらいましたので、今後はキバナノショウキランも受粉の手助けをしていくつもりです。

オニノヤガラ

今年も、オニノヤガラに出会う事が出来ました。

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まだ開花前でした。昨年の今頃は花が開き、下段は花筒が萎れて子房が膨らんでいました。この植物も、例年に比べて遅れているようです。コンデジでは、ピントが合わせが難しく、全体像が上手く撮れませんcoldsweats01

長く伸びた花茎の上部は柔らかく、アスパラのように茹でて食べれば美味しいかも?

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開花に向け、蕾が徐々に向きを変えているのが分かります。面白いですね。

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昨年は、花を見に行ったら何者かに食べられていました。シカ等の食害に遭わないで、このまま無事に結実し、種を飛散してほしいものです。

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花柄部分を接写してみました。向きを変えるために、捻じれているのが分かります。植物は、細かく観察すると不思議がいっぱいですね。

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一番最初に開花すると思われる蕾です。標高の低い所に生えるオニノヤガラに比べて、緑色が目立ちます。

最後に、昨年この近くで撮った花を掲載します。

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雨に濡れた後で撮ったため、水滴が付いていますが、青緑色の綺麗な花でしょ?フグの口を連想しました。

この植物は、ツチアケビと同じくナラタケ属(キシメジ科)と共生するそうですが、種子発芽の時はクヌギタケ属に依存するそうです。中国では栽培法が確立され、生薬として利用されていると書かれていました。

花が咲くと、地中の塊茎は枯れてしまうのか、全く同じ場所で翌年見る事はありません。ただ、その周辺に生えてくる可能性は高いので、付近を探すと出会えるかもしれません。

樹上に生える野生ラン

人間と同じく、高いところの好きな野生ランがいます。樹上に居候する野生ランを集めてみました。この日は、デジイチに留守番をしてもらって、久々に高倍率のコンデジを連れて行きました。

【ツリシュスラン】

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他にも何ヶ所か確認していますが、この場所が一番の大家族です。蕾が下に伸びていました。この後、首をもたげて花を咲かせます。最初から上を向けば良いものを・・。

【ヒナチドリ】

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ノキシノブの中に紛れ込んでいます。左は光学40倍くらい、右はデジタルズーム併用で120倍だったと思います。

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フラッシュ撮影してみました。高いところなので、アドバンスフラッシュという高照度のフラッシュにしてみたら、白飛びしてしまいましたcoldsweats01。高いところの植物撮影は、難しいですね。梯子をかけて撮りたいくらいです。BORG(望遠鏡)を持って行こうかと思ったのですが、重たいので止めにしました。

右の写真を見てください。仲良しのツリシュスランとヒナチドリです。コハクランとミスズランのツーショットと同じくらい貴重かも?

【フジチドリ】

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花は終盤を迎えていました。太くて短い距が特徴的です。

ヒナチドリも、昨年より1.5~2週間遅れでしょうか?来週末くらいには、咲き揃うかな?

※高倍率の撮影は、スタンドが欲しいですね。面倒くさがりなので、全て手持ち撮影ですcoldsweats01

駿河の峰に咲くテガタチドリ

地域によっては群生する野生ランのようですが、私のホームグラウンドでは今まで見た事がありませんでした。

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時間の関係があって、急ぎ足で歩いていたところへ、この淡いピンクの花が目に留まりました。思わず「あっ!」と叫んでしまいました。

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何時かはこの場所で出会いたいと、ずっと思っていました。

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時間があれば、もっと丁寧に撮ったのですが・・。翼を持つ人形(ひとがた)のような花です。

テガタチドリは、ラン科テガタチドリ属の多年草で、環境省RDBでは指定なし、山梨県では、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。静岡県では(━)。ホームグラウンドでの出会いに拘る私の中では、絶滅危惧種ⅠA類(CR)よりも希少種です。

無事結実して、子孫を増やしてほしいと願っています。山の神様、望みをかなえてくれて有難う!

ナギラン

数年前、この植物を求めてある山を探索した事があります。蜘蛛の巣と藪蚊に悩まされながら、荒れた林内を歩き回りましたが、出会う事は出来ませんでした。

ところが、別の場所でこの野生ランとニアミスしていたのです。「こんな所に?」と思うような場所に生えていました。人との出会いもそうですが、希少植物との出会いも不思議な縁を感じる時があります。

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葉が、針葉樹のナギに似ている事から和名が付けられたそうです。花の無い季節なら、気が付かないかも?

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急勾配の斜面に生えていました。未開花株も幾株か見受けられ、将来への期待が持てます。

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鳥の頭のような蕾と開き始めた花の様子です。

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「花は白色で淡紫色を帯び、赤色の斑点がある」と書かれています。ラン科シュンラン属でシュンランの花に似た形ですが、萼片が長いので咲き始めはちょっとだらしない感じがします。

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ナギランは、菌への栄養依存度が高い植物なので、薄暗い場所でも生育出来るそうです。右は露出していた根を撮ってみました。

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蟻が集っていました。送粉者は、ミツバチの仲間が主ですが自家受粉もするそうです。この場所の様子を見ると、実生で増えているように思います。

杉野先生の『静岡県産希少植物図鑑』によると、「伊豆・東部・中部・西部に記録がある。西部は各地にある。他地域は少ない。」と書かれています。環境省、静岡県とも絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。

遅咲きのコハクラン

やっと、コハクランの花が咲きました。例年に比べて、二週間ほど遅いように思います。

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今年は個体数が少ない・・。昨年あった場所に無い・・。そんな思いをし続けて来ました。季節を変えて、この植物を追い続けて来て、素人ながら少し気の付いた事があります。

①今年開花した個体は、来年咲かない場合が多い。②結実して種を飛散する前に、(花茎の)枯れてしまうものが多い。③晩秋にバルブ先端の葉が枯れ、バルブ下から新しい葉の出て来るものがある。

この植物は、葉が痛んだり花を咲かせたりすると、休眠する個体が多いのではないかと思います。一番最初に出会った果実を付けた個体は、その翌年姿を消していました。ところが、その3年後同じ場所を訪れると、また姿を現していました。

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まだ蕾ばかりのものも幾つかありました。

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琥珀色の萼片に霜降り肉のような唇弁が、とても印象的な花です。こんな表現をする人はいませんね。図鑑では「唇弁は、白地に淡暗赤色の斑紋と条が入る」と書かれていました。

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唇弁の形や斑紋は、個体によっていろいろです。左の花には花粉塊が見えています。右は送粉者が触れたようです。林内を、ハナアブのような虫が飛び回っていました。でも、花粉を付けた虫を見る事は出来ませんでした。

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とても小さな花ですが、こうして接写・拡大して見ると特徴的で綺麗な花です。

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少し斜めから撮ってみました。

私が、あと何年この場所を訪れる事が出来るか分かりませんが、深山の厳しい自然環境に耐えながら、何時までも咲き続けてほしいと願っています。

コハクランは、環境省、長野県共に絶滅危惧種ⅠA類(CR)に指定されています。山梨県は情報不足(DD)、静岡県は(━)です。

駿河の峰に咲くミスズラン

例年より開花が遅れていた、ミスズラン(ラン科ミスズラン属)が咲き始めました。

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少し前の記事に掲載しましたが、老眼には辛いとても小さな花です。この野生ランは、水篶刈る信濃の国・・長野県で最初に発見され、その名が付けられたそうです。

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薄暗い針葉樹林内に咲く上に、この小ささですから手持ち撮影では上手く撮れません。ストロボ無しだとピンボケが激しいし、デジイチのストロボだと白飛びしてしまうし・・。

コンデジの露出補正とフラッシュ補正を、通常より暗めにして撮ってみました。中と右は、少しピント位置をずらしてあります。

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見てくださいこの顔。寄り目でベロを出して、私をバカにしているような表情をしています。

ミスズランは、環境省、静岡県とも絶滅危惧種ⅠA類(CR)に指定されています。ところで、こんな小さな植物の調査なんて、どんな方法で行っているのでしょう?調査する人が参ってしまうと思います。

紫点の無いシテンクモキリ

数年前、名前の分からないまま、シテンクモキリをブログに掲載したところ新種登録された野生ランであると教えてもらいました。ラン科クモキリソウ属(Liparis)は、変異が多く難しいと書かれたWebページが沢山あります。

そしてまた、素人を悩ませる花を見付けました。

◇紫点の無いシテンクモキリ?

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もっと低い標高で出会ったなら、クモキリソウと思った事でしょう。

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クモキリソウは、唇弁の先端が強く巻き込み見えないそうです。この花は、先端が見えています。

◇紫点のあるシテンクモキリ

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唇弁の基部辺りの溝に、色がついています。ここが紫(私には褐色に見えますが・・)という事で、シテンクモキリの名が付けられたそうです。

紫点の大きさは個体によって様々です。

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横顔と来訪者の蟻を撮ってみました。ラン科植物には、良く蟻が集っていますが、蟻は送粉者にはならないのでしょうか?

この個体には、花柄や唇弁の裏、萼片や花弁に褐色の色素があります。でも、上の個体にはありません。

◇クモキリソウ

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薄暗い所で撮ったので少し見難いですが・・。クモキリソウの特徴の一つ・・唇弁の先が、後方へ強く巻き込んでいます。

クモキリソウとシテンクモキリの区別点は、他にも幾つか書かれていますが、私に分かり易い部分で比較してみました。一番上の花は、紫点の無いシテンクモキリで良いのでしょうか?そうだとすると、名前自体が変ですね。タカネクモキリやミヤマクモキリなんてどうでしょう?bleah

富士山麓に咲くハコネラン

昨日は、ラッキョウの皮むきなど下処理をしました。8Kgを越えていましたので、かなり大変でした。今迄家族任せだったのですが、自分でやってみるとその大変さが分かります。昨日に引き続き、今日も急に雨が降り出すので、屋外作業は出来ません。

今日の記事は、富士山麓に咲くハコネランです。

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とても小さな野生ランです。遊歩道脇や沢の縁などで見かけます。環境の変化に弱いのか、園芸採取されてしまうのか、前回見た個体を続けてみる事は少ないように思います。

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もう少し、標高の高い所に生えるコイチヨウランと似て見えますが、しゃがんで花を見るとその違いが分かります。一番の特徴は、唇弁の脇に鋸歯がある事です。それと唇弁の斑紋もコイチヨウランは鮮明なのに対して、こちらは透かしのように薄く見えます。

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唇弁の形も、個体によって少しずつ違って見えます。

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蜘蛛が巣を作り始めていました。送粉者がかかるかと思い気にしているのですが、まだ見た事はありません。

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この野生ランも、イチヨウランやコイチヨウランと同じく一枚葉です。質感は、ハコネランの方がイチヨウランに似た感じがします。一般的に、左のような葉ですが、右のように葉柄が長く細長い個体もありました。

※時間指定でアップします。

光合成をしないで生きる植物など

またマダニによる被害者が出たそうです。萌の散歩でもマダニを見かけるし、畑仕事や山歩きしていて集られる事もあります。気を付けようと思っても、避けきれるものではありません。せめて、山歩きの時には、長袖・長ずぼんでスプレーをするくらいです。

今日は、菌従属栄養植物や寄生植物、変形菌など光合成をしないで生きるものを集めてみました。

【ツチアケビ】

ラン科ツチアケビ属。ナラタケ属から養分をもらって育つ、菌従属栄養植物です。運良く毎年出会っていますが、探してもなかなか見つかりません。

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左と中は、標高750m辺りで撮りました。右は、標高350m辺り・・もう色付き始めた果実がありました。

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標高750m辺りで撮った花です。洋ランを思わせる唇弁を持ち、とても綺麗な花だと思います。

以前の記事で、1~2本生えるところは、花が咲き果実が生ると翌年は姿を現さないと書きました。でも、この場所は昨年も確認しています。考えられるのは、花を見た後で刈り取られていましたので、根茎にまだエネルギーが残っていたのではないかと思います。

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標高350m辺りでは、先端部に少しだけ蕾が残っていますが、もう子房が膨らみ始めていました。この植物は自家受粉を行うそうです。確かに結実率は良いのですが、途中で落ちてしまう果実も結構あります。どうしてだろう?

【キヨスミウツボ】

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ハマウツボ科キヨスミウツボ属。アジサイ科の植物の根などに寄生する寄生植物です。

根に寄生する植物では、ヤマウツボやオニクなどがあります。私が観察した範囲では、この二種は毎年同じところにも生えて来ますが、キヨスミウツボはその場所が移動しているように思います。富士山麓で、かなりな広範囲に生えていた場所が、1~2年後には殆ど姿が見えなくなりました。

【変形菌】

違うかもしれないけど・・。

変形菌とは、「変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食する動物的性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するといった植物的(あるいは菌類的)性質を併せ持つ生物」という変わった生き物だそうです。

この生物に魅入られ、追い求めている人たちも多いそうです。私も、ヤツシロラン類の実生栽培実験で、キノコの菌糸類を飼育(動く生き物のようなので)していますので、それを越えた面白さのある生物だと思っています。

番号に続く名前は、Web検索して似たものを書いてみました。正しい名称が分かる方は、教えてください。

①?

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子実体でしょうか?胞子で覆われたような姿です。右の写真にはキノコの子実体との間にオレンジ色の物体が見えます。これも変形菌でしょうか?

②エダナシツノホコリ?

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白いイソギンチャクが群れているようです。Web検索すると、ツノホコリ科ツノホコリ属・・エダナシツノホコリに似ています。

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上の写真をクリックして見ると、イソギンチャクの触手のような部分に腺毛のようなものが見えます。これが子実体だそうです。

先端部に穴が開いているように見えますが、内部の透明度が高いため、先端から透けて見えるので筒状と錯覚すると書かれていました。

③クダホコリ?

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タラコかジャンボタニシの卵のようです。Web検索すると、粘菌類ドロホコリ科・・クダホコリに似ています。

◇今日は、天気が崩れるとの事なので、内職の図面描きをしています。たまにやると目が疲れます。ついでにブログ記事も早めにアップしました。

より以前の記事一覧