他のブログ・HP

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

検索サイト

無料ブログはココログ

苔と羊歯

シシランとスギラン

和名に〇〇ランと名がついても、ラン科植物でないものがいろいろあります。今日は、ランと名の付くシダ植物を2種掲載します。

【シシラン】

Z1555136381

葉の細いシュンランを思わせる様な植物です。右は、着生していた木が朽ちて落下したものです。

Z1555136311

図鑑などには、「普通に見られる」とありますが、私の探索範囲では比較的稀な植物です。富士市植物仮目録にも「稀である」とあります。

イノモトソウ科シシラン属シシラン(Haplopteris flexuosa (Fée) E.H.Crane)。シシランは、シシラン科シシラン属とされているWebページが殆どですが、Ylistに従いました。APGⅢ分類体系では、イノモトソウ科(Pteridaceae)には、ミズワラビ科(Parkeriaceae)、シシラン科(Vittariaceae)も含まれるそうです。

【スギラン】

Z1555137997

久々に訪れた南麓の森では、倒壊したブナなどの巨木が目につきました。

横に回ると・・。

Zimg_2839

スギランが、着生していました。

Zimg_2842

個体数が少ない上に、巨木の高い所に着生しているので、見つけるのが難しい植物です。

Zp4030234

少し黄色味がかったものもありました。若い株は茎が立っており、このように垂れ下がっているものは、かなりな歳月を経たものだと思います。株元が枯れ、落下しているものを拾って来て、苔を植えた鉢に挿しておいたところ、発根し6年の歳月を経て胞子嚢をつけました。シダ植物が、挿木で発根するなんて考えもしませんでした。

Zp4030241

破れた胞子嚢が見えています。同じく、コスギラン属のトウゲシバと違い、樹上を住処に選んだため沢山の胞子が飛散しても、子孫を増やすのは容易ではありません。環境省、静岡県共に絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

ヒカゲノカズラ科コスギラン属スギラン(Huperzia cryptomerina (Maxim.) Dixit)。

悪い小父さんの目に留まれば、連れ去られてしまうと思ったのですが、どこかに移植したとしても活着するのを見守る事が出来ません。下手に動かさず、このまま様子を見る事にしました。

クモノスシダ

用事があって行った隣県で、クモノスシダに出会いました。このシダを見たのは、これが3度目です。

好石灰岩性植物で、石灰岩につく事が多いそうです。ただ、長野県で沢山生えている所を見付けましたが、そちらは石灰岩ではなかったと思います。

Aimg_1607 Aimg_1609

個体数は少なかったのですが、まさかこの日出会えるとは思いもしませんでした。

Aimg_1637 Ap2270342

左は、足元に近いところに生えていました。葉の先端に不定芽が見えます。胞子以外に、不定芽でも増えるそうです。

Ap2270347 Ap2270344

コンデジで接写してみました。

Akumosl Ap2270339

クモノスシダのソーラスです。もう胞子が飛散した後かも知れません。

チャセンシダ科チャセンシダ属クモノスシダ(Asplenium ruprechtii Sa.Kurata)。

静岡県では、西部の石灰岩地(引佐、浜北)で自生が確認されています。我が富士市では、まだ確認されておりません。

家の周りのコケ植物

一昨日の雨で、昨日はコケ植物がとても綺麗でした。標本用に採取して来たものも含めて、家の周りで撮った写真を集めてみました。例によって、名前は殆ど分かりません。

Ap1310123 Ap2010175

スギゴケの仲間だと思います。葉縁に鋸歯があります。

Ap2010184 Ap2010182

こちらは、タマゴケだと思います。とても綺麗なコケです。

Ap2010152 Ap2010154

こちらは、クサリゴケの仲間でしょうか?

Ap2010170 Ap2010165

スナゴケの仲間とハイゴケだと思います。スナゴケにもいろいろな種類があるようです。

Ap1310127 Ap2010168

ミズゴケとチョウチンゴケの仲間。

Ap2010164 Ap2010147

ヒナノハイゴケとタチヒダゴケだと思います。

Ap2010198 Ap2010197

こちらのコケも変わっています。右には、カビゴケが生えたのでしょうか?

Ap2010177 Ap2010208

左は、数年前に採取して来た標本の生き残りです。右は、裏庭の木に着生していました。

Ap2010209 Ap2010220

左はとても小さなコケですが、綺麗な色をしていました。右のコケには、花が咲いたような蒴が見えます。

Ap2010234 Ap2010237

左はギンゴケだと思いますが、右もそうかな?ちょっと感じが違って見えます。

図鑑を見ても、別科に似たものがあり迷うばかりです。見た目の姿だけでは、確信を持つ事の出来ない植物のようです。神様は、どうしてこんな紛らわしい植物を作られたのでしょう?

不法投棄監視パトロールで出会った植物②

続きです。

Xp1180064 Xp1180065

蛇の嫌いな私は、ジャゴケの模様も苦手です。気持ち悪いでしょ?

Xp1180103 Xp1180100

こちらは下の無性芽器があったので、ゼニゴケでしょうか?ゼニゴケとジャゴケは似ているけど別科なんですね。乾燥した断崖では、このような地衣類も沢山見る事が出来ます。

Xp1180105 Xp1180107

無性芽器です。

Xp1180123 Xp1180122

土砂崩壊防止用の金網には、スミレモが生えていました。スミレ??これを、容器に入れて培養していたら、スミレの匂いがした事から名付けられたそうです。ダイダイモとかの方が良い様な気がしますが・・。

Xp1180040

トウゲシバには、胞子がついていました。同じくヒカゲノカズラ科で、樹上に生えるスギランの胞子も、同じような感じにつきます。

Xp1180154 Xp1180155

霜に覆われているのは、シシガシラのようです。このシダは、愛鷹山系で沢山見かけます。

Xp1180073 Xp1180145

キッコウハグマの葉と、ドライフラワーです。閉鎖花が出来るのは、どんな条件の時なんだろう?近くの山林では、閉鎖花ばかりでした。

Xp1180075

冠毛が外れた痩果が、一つだけ残っていました。

Xp1180111 Xp1180182

左はヒトツバショウマかな?近くの渓には結構生えているけど・・。右は、アケボノソウの冬葉です。この林道沿いでは、沢山見る事が出来ます。

Xp1180048 Xp1180071

ツルリンドウも彼方此方で見る事が出来ます。右は、下の渓で見られるイワナンテンかと思ったけど、葉が厚く艶が無いから違うようです。何でしょう?

Xp1180135

ツルリンドウの果実が残っていました。種子には狭い翼があります。ホソバノツルリンドウの種子にも翼がありますが、ツルリンドウは液果でホソバノツルリンドウは蒴果です。それに、後者は老眼で見るのも辛いくらいとても小さな種子です。

Xp1180159

この林道沿いや、見上げる尾根にはC4植物・・ススキの群生したところがまだ残っています。もしかしたら、一昨年から興味を持って観察して来たホソバノツルリンドウや、幼い頃見た幻の植物がまだ生き残っているかも?体力のある内に、急勾配の斜面を上ってみようと思っています。

不法投棄監視パトロールで出会った植物①

不法投棄監視パトロールに行って来ました。

Ap1180158

天気は良く無風でしたが、寒さは半端ではなく、車から降りてすぐに指が痛くなるほどでした。

パトロールのついでに、少し林道を歩いてみました。①では、胞子植物・・コケ植物を集めました。名前は殆ど分かりませんので、ご存知の方教えてください。

Ap1180136 Ap1180039

これは、タマゴケだと思います。壁(断崖)一面に生えていました。こんなにまとまって見られるのは、珍しいと思います。

Ap1180163 Ap1180164

柔らかい感じで、とても綺麗なコケ植物です。

Ap1180038 Ap1180153

乾燥していたり、凍り付いていたりして、場所によって別種のように見えます。一部に、朔のドライフラワーが残っていました。

Ap1180117 Ap1180127

乾燥した場所に生えていたコケです。右はイトゴケの仲間でしょうか?

Ap1180047 Ap1180044

ヒノキゴケも、この辺りでは良く見かけます。右はヒノキゴケとタチクラマゴケ?

Ap1180050

こちらは、ヒノキゴケとイワダレゴケかと思ったら、図鑑の写真と感じが違う・・。

Ap1180092 Ap1180084

左はハイゴケでしょうか?

Ap1180081 Ap1180082

スギゴケの仲間のようですが・・。

Ap1180093 Ap1180094

霜に覆われたコケも綺麗です。右は同じ場所から生えていましたが、これは別種?

Ap1180116 Ap1180203

左はウロコゴケの領地に紛れ込んだスギゴケ?右はオオシラガゴケでしょうか?

この林道沿いは、胞子植物の豊富なところです。それも、湿り気のある場所と乾燥した場所が交互にあるので、生えている植物も様々で見飽きません。

季節だより観察会(1月)

今日は、月一回の季節だより観察会でした。昼頃まで用事があって慌てて出たため、最初違う公園に向かってしまいました

Aimg_0361 Aimg_0360

場所は中央公園・・主としてコケ観察を行いました。ケヤキは、広い所で伸び伸び育つと、箒のような見事な樹形になりますね。

Aimg_0351 Ap1100228

この植物は良く目にしますが、名前を知りませんでした。アベリア/ハナゾノツクバネウツギというそうです。花筒が落ちた後が、ツクバネに似ていますね。

Ap1100218 Ap1100239

左は、地衣類ダイダイゴケ属・・ツブダイダイゴケだったかな?橋のコンクリートに生えていました。

右は、我が家でも良く見かけるコケです。サヤゴケと教えて頂きました。

Ap1100243 Ap1100254

イトゴケとヒロハツヤゴケだったと思います。

Ap1100263 Ap1100265

このコケも、我が家のハクモクレンに着生しています。ヒナノハイゴケです。

Ayasudegoke1 Ayasudegoke2

ヤスデゴケ属も、我が家で見る事が出来ます。カラヤスデゴケやミドリヤスデゴケなどがあるそうですが・・。

Arousokugoke Atatigoke1

ロウソクゴケとタチゴケです。ロウソクゴケは、コケの名がついていますが、地衣類です。

タチゴケは、教えて頂かなければスギゴケだと思っていました。

Ap1100286

ノキシノブの胞子嚢を観察してみました。

ズームすると・・。

Ap1100290

虫のようで不気味でしょ?

帰宅して富士山を見ると・・。

Aimg_0370

笠雲がかかっていました。天気予報では晴れのはずでしたが、午後から雲が多くなり肌寒い一日でした。

2018年の思い出⑤

静岡県内・富士市内での希少種との出会いは、他地域とは比較にならないほど嬉しいものです。

早春の渓を訪ねました。

Bp3130899

静岡県内で見る事の出来る雪割草の仲間は、ミスミソウだけだと思っていました。ところが、この場所にはスハマソウが生えていたのです。

Bp3130895 Bp3130887

個体数は少なく、落ち葉をかき分け8株ほど確認しただけでした。

そして、花が開く頃・・。

Ap4020175 Ap4020169

詳しい研究者を伴って、再訪しました。急斜面を上り、前回よりもずっと沢山の個体を確認する事が出来ました。

Ap4020162 Ap4020119

今まで見て来たミスミソウに比べて、かなり小さな花です。Hepaticaに関する論文の完成を、楽しみにしております。

その近くには・・。

Ap3130880 Ap3130883

バイカオウレンの花も、見る事が出来ました。一般的な自生地では、群生している植物ですが、富士市内では希少種と言えます。

隣県の雪割草も見に行って来ました。

Zp3020407 Zp3020404

花弁のような萼片を沢山付けた、ミスミソウの花です。

Bp3020348 Bp3020336

セツブンソウの自生地にも・・。

静岡県内でも、各所に記録があるようですが、富士市では未確認です。

Zp3261749 Zp3261752

環境が変わってしまい、絶えてしまったと思っていたシロバナヒナスミレが、生き残っていました。最盛期のように、数十株に復活してくれると嬉しいのですが・・。

Ap4200341

静岡県内では、複数の場所で見る事の出来るキスミレです。その殆どが、植栽を思わせる管理された場所です。でも、この個体は山頂付近に点在していました。数株でも有難さが違います。

Ap4230542 Ap4230498

富士市内各所で見る事の出来るツボスミレですが、今年は右のような花色の個体に出会いました。珍しいでしょ?

県中部で・・。

Ap3231488 Ap3231544

今迄、カイコバイモは見た事がありましたが、コシノコバイモは初めて見ました。特徴は供えていますが、本場のコシノコバイモと少し感じが違います。

Ap3231503

県西部にも稀に生え、母種はミノコバイモだそうです。花色も含めて、変異の多い植物のようです。

Ap5260396 Ap5260393

ピンクの花を付ける、キランソウの仲間がある事は聞いていました。でも、目にしたのはこれが初めてです。葉の艶などから、タチキランソウのようです。花の最盛期は過ぎていましたが、似たような葉を幾つか見かけました。

身近なところでは・・。

Ap7071794 Ap7011223

我が家の近くに生えているのは、左の花を付けるナガバハエドクソウです。上部の肩が張ったハエドクソウを探していましたが、県中部と山梨県でついに出会う事が出来ました。次の目標は、富士市内での出会いです。

Ap8071375 Ap8071372

葉にも違いがあります。

次は、どこでも見かけるドクダミの花ですが・・。

Ap5270546 Ap5270533

富士市内で、こんなに変わった花に出会いました。変異の多い花ですが、これほどになると素晴らしいですね。

久々に訪れた草原では・・。

Ap6230083h Ap6230093

スズサイコに出会いました。気にして探すと、彼方此方に生えていました。

Ap6230089 Ap6230090

運良く開いている花を見る事が出来ました。「花は、日が当たる昼間は閉じている」・・どうしてでしょう?

Aimg_3138

葉緑素を持つ半寄生植物としては、今迄ヤドリギとヒノキバヤドリギを見た事があります。これは、三保の海岸近くで見たマツグミです。場所によっては珍しくないのかもしれませんが、私にとっては初めての出会いです。

Apa190332

これは、ホソバノツルリンドウの果実です。今年は、この種子を見たいと思っていました。接写ズームしているから分かり難いですが、翼を含めて1mm以下のとても小さな種子です。ランのように、自力発芽の出来ない種子なのかもしれません。

植物に興味のない家族を説得して、長野県に行って来ました。

1

ずっと見たいと思っていたヒカリゴケです。

A3

柵の中なので、接写出来ませんでしたが、いつか手を触れるような場所で見たいものです。

何年か山野を歩いて来ましたが、やはり自らの探索で自分にとっての希少種と出うのが一番楽しい!原点に戻り、今後の方向性を考える時期が来たようです。

雨の日のコケ

早朝の雨は凄かった!こんなに降るとは思ってもみませんでした。萌の散歩は、ヘッドライトとレインコート着用です。

家の周りで見た、コケを集めてみました。名前は殆ど分かりませんが・・。

Apc170375_2

石垣の上に生えていたのは、スギゴケとスナゴケの仲間でしょうか?

Apc170374 Apc170369

ズームしてみました。スナゴケは乾燥しても綺麗です。

Apc170376

モクレンの樹皮を覆っていたのは、ヒナノハイゴケでしょうか?

Apc170381 Apc170386

側面には、右のように沢山の蒴をつけたコケがびっしり生えていました。コケも領地争いをして生きています。

Apc170395 Apc170397

こちらは、ハクモクレンの樹皮に生えていました。タチヒダゴケだと思います。

Apc170400 Apc170401

鉢を覆っていたハイゴケと、シュロの木の下に植えてあるヒノキゴケです。ハイゴケは、比較的明るい所に生え、ヒノキゴケは薄暗いところが好みのようです。少し日照が良いと、右のように変色して来ます。

ハイゴケは、野鳥が巣作りに使うようで、時々剥ぎ取られた痕が見つかります。

Apc170431 Apc170433

両方とも、チョウチンゴケの仲間だと思います。

Apc170435

葉が密集していて葉先が尖っています。これも、チョウチンゴケの仲間だと思うのですが・・。

Apc170437

こちらも、すぐ近くに生えていました。チョウチンゴケの仲間は、雌雄異株と聞いた記憶があります。

Apc170444 Apc170445

雨水を吸い込んで見難いですが、綺麗なコケだと思います。ウロコゴケの仲間のように見えます。

Apc170414 Apc170418

こちらも蒴が沢山出ていました。右は、下のコケにカビゴケが生えたのでしょうか?

この他にも、いろいろなコケが生えていました。種類が多い上に、図鑑を見ても似たものばかりで良く分かりません。顕微鏡で見て同定するそうです。老眼の目では、どうしようもありませんね。

6年目のスギラン

こんな記事を見ると、眉を顰める人も多いかと思います。スギランは、樹木の高い所に着生する絶滅危惧種(環境省・静岡県共絶滅危惧種Ⅱ類/VU)のシダです。決して、鈎の付いた棒で欠き採って来たわけではありません。

2012年8月19日、株元が枯れ樹下に落ちていた枝を持ち帰り、チョウチンゴケを植えた鉢に挿して置いたのです。シダの仲間が挿し木で活着するなんて考えもしませんでしたから、間も無く枯れてしまうだろうと思っていました。

ところが・・。

Apb101663 Apb101678

何時まで経っても、緑を保っていました。そして、少しずつ伸びているようでした。その後、一度も鉢の中を見た事はありませんでした。下手に手を付けて、褐色になってしまうのを恐れたからです。でも、一年近く無事でいる様子を見て、発根していると思っていました。

右は、チョウチンゴケです。鉢の主役を譲ってしまいましたが、まだ元気に生き残っています。

あれから、6年の歳月が経ちました。

Apb101693

胞子嚢が出現しているではありませんか!

Apb101697 Apb101700

挿し木して、6年後に胞子嚢を見る事が出来るなんて予想もしませんでした。シダの仲間は、基本的に胞子で増えますが、同じくヒカゲノカズラ科であるトウゲシバは、株の先端部のエビの尻尾のような無性芽でも増えるそうです。

種子植物もそうですが、胞子植物も複数の方法で子孫を残す術を持っているものがあるようですね。頭脳が無いのに、植物達はどういう仕組みで学び進化して行くのでしょう?

この記事を掲載するか迷いましたが、図鑑には書かれていない事を学びましたので、あえて掲載する事にしました。スギランの成長はとても遅く、しかも厳しい自然環境の樹上に生えるため、個体数がとても少ない植物です。それでも、山野にあれば子孫を増やしてくれます。

鈎の付いた棒などで欠き採る事は止めましょう!

ついでに・・。

Apb101715 Apb101714

今年、もこままさんから球根を送っていただいたプテロスティリス・オブツサの花が咲き始めました。ところが、この株・・一茎二花のようです。二個目の花が無事開花するか分かりませんが、私は初めて見ました。

今日は、とても良い天気でした。久々に布団を干そうと思っていたら、またシキミの農薬散布にやって来ました。専業農家なんだから、土日を避けるくらい位の頭が無いものかと思います。

Apb101660

仕方ないので、埃を被っていた高圧洗浄機で、車を洗いました。農薬の臭気を放つシキミも洗ってやりたいくらいです。

さて、明日は富士市中央公園でクラフト作りなどがあります。10時から花時計の辺りで行われますので、時間のある方はお出かけください。

クモノスシダ

コケ植物(蘚苔類)に続いて、同じく胞子植物・・シダ植物のクモノスシダの登場です。私はこのシダを、今年初めて教えて頂きました。

静岡県西部の石灰岩地(引佐、浜北)では自生が確認されているようですが、手元にある富士市の目録には掲載されておりません。

Aimg_4457 Aimg_4467

ヒカリゴケ自生地からそう遠くない場所で見付けました。

Ap4200230 Ap4200233

ここには、沢山生えていました。このシダを知らなければ、素通りしていたかもしれません。

Ap4200240 Ap4200242

石垣の隙間に多く生えていました。

Ap4200238

葉裏を見ると、胞子嚢群(ソーラス)が付いていました。「葉裏の主軸から斜め外側に伸び・・」とあります。

Ap4200227 Ap4200231

葉の先端が細い蔓状になり、その先端にこのような子(不定芽)が付いていました。ショウジョウバカマも、似たような増え方をしますね。

Ap4200239z

胞子だけでなく、このような増え方もするなんて面白いですね。

シダの仲間は、胞子以外にも増える術を供えているものが多いようです。コモチシダの不定芽やトウゲシバの無性芽もそうですね。胞子は、親株から離れた場所での繁殖を目指し、無性芽や不定芽は親株近くの繁殖を目指しているのかな?シダ植物も不思議がいっぱいですね。 

チャセンシダ科チャセンシダ属クモノスシダ(Asplenium ruprechtii Sa.Kurata)。

◇少し勉強

無性芽:植物体の組織の一部または細胞が繁殖するための器官で、母体から離れて新個体となるもの。

不定芽:一般的に、植物の芽は葉腋近辺に形成されるが、それ以外の予期しない部分に現れる芽を不定芽と呼ぶ。

より以前の記事一覧