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茸と菌糸

2020年10月20日 (火)

野生ランの生存確認とキノコ

先日、ある野生ランの果実の様子見に行って来ました。ところが、生育地は綺麗に除草されて全て姿を消していました。特殊な野生ランなので、地上部が無くなっても生き残っていると思いますが、果実が熟し種子を飛散させなければ、多様性の確保や生育地の拡大が出来ません。

希少植物の生育地を知っていても、守る事が出来ない歯がゆさを幾度も味わって来ました。行政が、提唱或いは実施している保護活動と、現実の間には大きなずれがあると思います。

その場所で、無事だった別の野生ランと、気になったキノコを掲載します。

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シュスランです。以前、花を掲載した場所に比べて個体数は少ないですが、周辺に生育の可能性を伺う事が出来ます。※この写真だけ左クリックで、900ピクセルになります。

夏に訪問した時は、蕾があったと思いますが、花序の痕跡がありません。開花株が誘拐されたのかも?

虫食いの痕跡と思える様なキノコ・・以前、師匠に教えてもらったアカツブタケ属だと思います。

こちらは、ホコリタケ属。ホコリタケの仲間もいろいろあるようですね。

エリマキツチグリやヤブレツチグリ(ヤブレツチガキ)に似ています。外皮が反っていても襟巻が無い事と、外皮の内面が赤褐色を帯びているので、ヤブレツチグリでしょうか?

これは、小さいけどハナビラニカワタケでしょうか?

他にも何種類か見る事が出来ました。維管束植物はもちろん、目に入ったキノコの名前がもっと分かると、近場の探索も更に楽しくなります。

2020年9月28日 (月)

不法投棄監視パトロールで出会った植物(9月下旬)

今月2回目の、不法投棄監視パトロールを行いました。予定していたルートが工事中だったため、迂回して別ルートを走りました。

パトロールしたルートは、スギやヒノキなどの針葉樹林が多く、稀に落葉広葉樹林があります。

針葉樹林と落葉広葉樹林の境目です。この辺りでは、所々でコケやスゲの仲間に覆われた溶岩を見る事が出来ます。パトではない日に、のんびり歩きたいところです。

【種子植物】

初めてのエリアで、ヤクシマヒメアリドオシランを見付けました。マウスを乗せると、同じ林内に生育するツルリンドウの苗に変わります。一見すると似ていますが、見慣れると葉の形や葉柄の長さ、茎の様子などで区別出来ます。

時間のある時に、地域におけるこの植物の生育エリアを調べています。今迄に、当初の予想を超える広範囲な生育エリアと個体数を確認しています。風に乗り種子が飛散して、どんどん生育範囲を広げているようです。栄養繁殖もしますが、ラン科植物にしては、実生での発芽率がかなり高いように思います。

ツルリンドウも花盛りです。開花株まで成長すると、苗とかなり違った印象の葉になります。

林道脇では、タイアザミ(トネアザミ)やワレモコウなどの花が咲いていました。

【胞子植物菌類】

こちらのキノコは、アカイボカサタケで良いのでしょうか(黄色いとキイボカサタケ)?。マウスを乗せたキノコは、傘肌が手焼きせんべいを連想させます。

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そして、走行中にタマゴタケが目に入りました。脇見運転ではありませんよ。老眼だけど、動体視力が良く、視覚が広いのです。

2020年9月27日 (日)

栗の毬に生える菌類

栗の毬を見ると、白いキノコが生えていました。小さな白いものは撮り難い・・。機能アップしたコンデジの設定に慣れず、試行錯誤しているところです。

Web図鑑で見ると、キシメジ科クヌギタケ属クリノシロコナカブリのようです。以前、ブナの殻斗に生えるキノコを撮った事があります。そちらは、ブナノシロヒナチャワンタケでした。

ラン科のヤツシロラン類(菌従属栄養植物)は、好みのキノコから養分をもらって発芽・生育します。キノコも、各々好みの樹種があるようですね。植物の世界も、人間社会を垣間見るようで面白いです。

こちらは変形菌でしょうか?とても小さく、初めて見たと思います。

近くには・・。

キバナノアキギリが咲いていました。シソ科の植物は、生育場所が限定されるものもありますが、種子繁殖率は良いようで、ある程度まとまってみる事が出来ます。

2020年9月20日 (日)

渓谷沿いのキノコ

偶然見つけたツチアケビは、民間薬として利用されている人の元へ届けました。とても喜んでもらえてました。その後、寺への付け届けやお墓参りに行って来ました。

ツチアケビのすぐ傍に生えていたキノコを、少しだけ撮ってみました。

林道から見えたツチアケビの果実の先端を、カエンタケかもしれないと思って近づいたのですが、そのすぐ傍にカエンタケも生えていました。虫に食べられたような痕と樹木の粉が落ちていました。アリが集っていましたが、大丈夫なのだろうか?

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少し離れた木の株元にもカエンタケが生えていました。今年は、良く出会います。コケの中からカメムシタケも姿を現していました。

この渓流沿いでは、イヌセンボンダケも良く見かけます。

黄色いキノコは、ビョウタケかと思ったのですが、柄が長いし傘がチャワンタケの仲間のような感じです。キンチャワンタケというキノコに似ていますが・・。

この渓でも、カシノナガキクイムシの被害と思われる立ち枯れが目につきました。何とかこの虫を捕獲できないか調べてみると、トラップの作り方が掲載されたWebページがありましたので、挑戦してみようと思っています。

2020年8月11日 (火)

猛暑の中のキノコ

現役時代に、果樹や野菜を作っていた畑があります。ブログでは、「趣味の果樹・野菜畑」と呼んでいました。その後、チャノキやササが繁茂する畑2ヶ所の再生を行っていたため、放置状態が続き、果樹は手の付けられないような状態になってしまいました。野菜畑エリアは、草が繁茂するも時々耕運機をかけに行っています。本日も行って来ました。他にもやりたい事があったのですが、暑さと疲れで挫折してしまいました。

カエンタケを見に行って出会った、他のキノコを少し掲載します。

コナラ優先の林内では、立ち枯れた木に乾きもののキノコがびっしり生えています。

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ちょっと新鮮そうなキノコです。もしかしたら?なんて思ったけど、色が白っぽいから頭に浮かんだキノコとは違うかな?

車の通れない林道の中央に生えていました。これは、ハナサナギタケでしょうか?

こちらのキノコは、傘表は綺麗でしたが、スポンジ状の傘裏にはキノコバエが集っていました。

上の子実体の菌糸かと思って撮りました。PCに取り込んで拡大表示して見ると、右隅にヤツシロラン類の根状器官らしきものが写っていました。この近くには、クロヤツシロランが生育していますので、たぶんクロヤツシロランの根状器官と思われます。

クロヤツシロランの菌根菌は、クヌギタケ属やホウライタケ属の様々な種とあります。根状器官と菌糸の絡み合いの様子から、共生菌だと思われますが、子実体は上のウチワの様なキノコとは違うのかな?

2020年8月10日 (月)

猛暑の中のカエンタケ

本当に暑い!帽子を被っていても、長時間屋外にいるとふらついて来ます。家族に迷惑をかけるので、年寄りは無理をしない事ですね。

萌の散歩道で、またカエンタケを見付けました。今年は、彼方此方で見かけます。

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カシノナガキクイムシに食害されたコナラの根元を撮っていると、カエンタケが出ていました。

この木では、初めて見ました。🄬

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こちらは、以前掲載したコナラの根元です。炎のようなカエンタケの子実体は、褐色に変色していました。そして、新たに別の子実体が姿を現していました。

人の手が触れただけでも炎症を起こすそうです。カタツムリやナメクジなんかはどうなるだろう?マウスを乗せると変色してしなびた子実体に変わります。🄬

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知らなければ、触ってしまったかもしれません。クワガタやカブトムシを捕りに行って見かけても触らないように!

※解説文の末尾に🄬の表示された写真は、ロールオーバー効果を使っています。それ以外は、左クリックで元サイズの写真を表示します。サムネイル画像やOnmouseの画像がよりボケて見えるのはどうしてだろう?

本日、カウンターが、95万アクセスを越しました。このブログの更新停止予定まで、後5万アクセスです。年内ギリギリか、来年1月くらいだろうか?一日一記事・・もう少し頑張ろう!

2020年7月31日 (金)

裏山で見た原生粘菌や変形菌

最近、一週間があっという間です。会社勤務を定年になる少し前頃から、メモ書きのような日記をつけています。最初の頃は、一週間くらいまとめて書けたのですが、最近は一日ずつマメに書かないと、前日に何をしたか忘れてしまいます。本当に困ったものです。

カエンタケを撮りに行った時、変形菌を少し見付けました。撮っている時は分からなかったのですが、帰りがけにレンズの内側が結露している事に気がつきました。帰宅して、レンズ乾燥庫に入れて復活しました。という訳で、幾つかはピンボケ写真になってしまいました。

最初は、キノコかと思ったのですが、良く見るとツノホコリなどの基部でこのような状態を見る事があります。子実体になる前か後かは分かりませんが・・。

少し目線をずらすと、ツノホコリのようです。ツノホコリの仲間は、原生粘菌と呼ばれるそうです。

こちらにはツノホコリと、チアダンで使うポンポンのようなものが見えています。

最初は、タマツノホコリかと思ったのですが、ハチの巣状になっていません。ツノホコリがこのような形で出現したようです。

こちらは、シロウツボホコリ?

この辺りで、レンズ内側の曇りに気がつきました。TG-4は、二代目デジイチよりも沢山の写真を撮りました。コードも接触不良になる時があるし、彼方此方傷だらけです。でも、長年使って来てとても愛着があります。完全にダメになるまで、お供をしてもらうつもりでいます。

さて、明日は今年度二回目の沼川の草刈りです。暑くならないと良いけど・・。

2020年7月30日 (木)

カエンタケ

午前中、霧雨くらい降っても、草刈りをしようと思っていました。ところが、準備していたら本ぶりになって来たので断念・・昼過ぎからあがったと思ったら、今度は、シキミ屋が農薬散布にやって来ました。思い通りに行かない一日でした。

先日、細い棒のような赤いキノコを見付け、カエンタケかな?と書いたら、きのこの師匠から、それで間違いないと教えてもらいました。そして、萌の朝散歩でまさに火炎のようなキノコを見付けました。

そのキノコは、コナラの株元に生えていました。

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見事なカエンタケでしょ?この写真は、左クリックすると900×600ピクセルで表示されます。

上からも撮ってみました。この横にも、ろうそくの炎のようなカエンタケが生えていました。

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こちらにも・・。右は、先日掲載したものですが、先端部に分岐の兆候が見られます。

最近、コナラなどの樹皮が粉を噴いたようになり、根元が白くなっているのを良く見かけます。これは、カシノナガキクイムシによる食害の痕です。この虫の食害により枯れ死するコナラなどが増え、それに伴いカエンタケも増えているそうです。

ボタンタケ科トリコデルマ属カエンタケ(Trichoderma cornu-damae (Pat.) Z.X. Zhu & W.Y. Zhuang )。

ところで、興味深い記述がありました。カエンタケは、コナラなどの枯れた切株で見る事が多く、木材腐朽菌だと思っていました。ところが、(木材腐朽菌ではなく、)他の菌の菌糸から栄養分を得て生活していると考えられているそうです。触れただけで皮膚がただれる強力な毒素を持っている上に、菌に寄生する菌(🍄)・・カエンタケは凄い奴なんですね。

2020年7月24日 (金)

ヤツシロラン類の無事と菌類など

午前中、雨は大丈夫と判断して再生畑の草刈りに行って来ました。かなりな面積を刈ったので、腕がだるくなり、汗を吸ったTシャツだけでも600グラム以上ありました。夕方は、萌の散歩道の笹刈をしてまたびっしょり・・今日は、かなり痩せたと思います。

久し振りに、ヤツシロラン類の栽培容器を覗いて見ました。

【ハルザキヤツシロラン】

無事でいました!塊茎は、常緑広葉樹の葉や枯れ枝のマットの中に埋まっているので、根状器官が姿を見せる事により無事を確認しています。しかも、根状器官が共生菌との絡み合いをしています。

【ヒメヤツシロラン】

こちらは、枯れた笹と葉を刻んだマットの中に埋まっています。2年連続で花茎が姿を現しましたが、今年は見えませんでした。心配していたのですが、離れた場所から複数本の根状器官が姿を見せていたので、幾つかは無事なようです。

【ダンボールのキノコ】

ズキンラン(Taurantha属)の鉢底で、一年くらい経過したダンボールです。ズキンランの仲間は、地下茎で栄養繁殖して鉢底に新たな塊茎が貼り付いている事があります。ダンボールを入れた山砂でウチョウランの実生床を作ると、発芽の養分を与える菌が繁殖しやすいようで、沢山発芽してくれます。ズキンランと相性の良い菌が発生するのか分かりませんが、数年前から入れています。この黒い粒粒のようなものは、共生菌だろうか?

【散歩道のキノコ】

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萌の散歩道の笹刈をしていると、コナラの木の根元にこのキノコが生えていました。夕方で薄暗かった事もあり、赤くて細長いその姿から、キツネノエフデやキツネノロウソクといったキノコだと思って撮りました。ところが、パソコンに取り込んで見ると違う・・もしかしたらカエンタケ?

2020年7月12日 (日)

家の周りで見た変形菌

早朝は、霧に包まれていましたが、その後天気が回復しました。サワトラノオや葉野菜の果実を、屋外に出して乾燥させました。

雨続きだったので、変形菌が姿を現していました。

9日に撮ったマメホコリの仲間です。早期は、薄橙色です。潰れると、中から粘液のようなものが出て来ます。

同じ日に隣同士にありました。色が違いますが、同じマメホコリの仲間です。

12日の様子です。上の潰れた部分を撮ってみました。時間の経過と共に灰褐色に変色します。これはとても小さい(直径5mm以下)ので、マメホコリではないかと思います。

ムラサキホコリの仲間かな?以前見たものは長かったけど、これはずっと短い・・。

ヘチマのタワシに似ているのは、ウツボホコリでしょうか?かなりピンボケしてしまいました。

カビに塗れた白い筒のようなものは、変形菌?それともキノコ?

キノコや変形菌は、同じところに出現しない場合が多く、大方の希少種維管束植物のように、再訪して無事を確認するまで気を揉む事もありません。でも、見つけると嬉しいものです。

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