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蝶と蜻蛉

2020年10月10日 (土)

タイワンホトトギス系の花

庭の各所に、タイワンホトトギス系の花が咲き出しました。

このホトトギス属をタイワンホトトギスと呼んでいました。ところが、純血種に近いタイワンホトトギスは、花被片の先端部が薄紫色で斑点も少ないようです。花序の特徴などはタイワンホトトギスと同じなので、園芸用に作出されたホトトギスとの交配種ではないかと思います。

9月中半頃、葉の食痕が目につきました。良く見ると、このような毛虫が集っていました。ルリタテハの幼虫です。かなり食欲旺盛なようで、茎を残して葉を殆ど食べられたものが何本かありました。でも、ちゃんと花を咲かせています。ホトトギスの仲間は、切り戻しにも強く、挿木で発根させる事も出来、とても丈夫な植物だと思います。

2020年9月18日 (金)

アカボシゴマダラ

昨晩から今朝にかけて、豪雨の時間帯がありました。萌の散歩の時は上がっていましたが、念のためレインコート着用だったので、早朝から汗だくになりました。

柿の木に、綺麗な蝶がやって来たので、撮ってみました。

Web図鑑で調べると、アカボシゴマダラのようです。

なかなか正面を向いてくれません。やっと撮ったらピンボケ・・。触覚の間に見える黄色い器官は、蜜を吸うための口吻(こうふん)です。

幼虫で越冬し、エノキを食樹としているそうです。エノキは、タマムシやオオムラサキなどの食樹としても知られています。綺麗な虫に好かれるのはどうして?

アカボシゴマダラ(アカボシゴマダラ奄美亜種(Hestina assimillis shirakii)を除く)は、特定外来生物に指定されているため、飼育や保管、運搬などが禁止されています。

タテハチョウ科アカボシゴマダラ属アカボシゴマダラ(Hestina assimilis)。

2019年8月25日 (日)

散歩道の自然観察

先週は、いろいろあって気ぜわしい週でした。再生畑には、1週間ほど行っておりません。どうなっているか考えると、行くのが億劫になります。

通常、萌の朝散歩は6時頃出発します。お陰で、生活のリズムが崩れなくて済みますが、一年中休み無しなので辛い・・。

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萌を木につないでおいて、少し自然観察をしました。戻ってみると、木の周りは穴だらけでした。

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カブトムシが、クヌギの木の樹液を吸っていました。クワガタもそうですが、最近は小さめのものが多いような気がします。

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こちらは、キマダラヒカゲ・・「眼状紋が明瞭で濃く、後翅裏付け根の三斑紋の下の1つが外側にずれている」のでヤマキマダラヒカゲでしょうか?

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キツネノカミソリの花も咲いていました。この花が終わった頃、ヒガンバナの花が咲き始めます。沼川水系滝川の土手では、9月21日にヒガンバナウォークが予定されています。7日に草刈りしますので、土手の道は歩きやすくなっていると思います。

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花弁6個、オシベ6個、メシベ1個。和名の由来は、細長い葉が剃刀のように見えた事と、花の時期に葉が無い事から狐に化かされたようだという事でつけられたそうです。植物は種類が多いので、ぴったりな名前もあれば、??の名前もありますね。

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アキノタムラソウの花も、所々に咲いていました。良く似たナツノタムラソウとの違いは、時間の経過と共にオシベが下に曲がってくる事です。

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左は、フタリシズカの果実です。右は、下の節に出来た閉鎖花です。多様な性質を持った(持つ可能性のある)種子と、親株と同じ性質を持った種子をつける植物は、身近なところにもいろいろあるものですね。

2019年8月19日 (月)

花に集る虫

予報に反して良い天気だと思っていたら、雲行きが怪しくなり夕方には降って来ました。時には、かなり激しい雨が降っています。

花の観察だけでなく、それを訪問する虫の観察も面白いです。名前は殆ど分かりませんが・・。

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道路脇で見る花の中では、このシシウドが一番訪問者の多い花だと思います。

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カミキリムシの仲間でしょうか?

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アブやカメムシの仲間もやって来ました。他にもいろいろ集っていましたが、風に揺られて上手く撮れませんでした。

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次は、マツカゼソウの訪問者です。ハナアブの仲間でしょうか?色の違う種もやって来ました。暗い所に咲く白い花に集る暗色系の虫を、上手く撮る術が私にはありません。

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良く見ると、複眼や前足・後足にも花粉がついています。花粉は、虫に運ばれやすくするために粘着性を持つそうです。ラン科植物は、花粉塊のまま頭やくちばしに付着して運ばれます。かなり粘着性が高いのだと思います。

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次は、ナガバノコウヤボウキです。写真を良く見ると、甲虫の仲間が写っています。機嫌が悪く、こちらを向いてくれませんでした。コウヤボウキに比べてナガバノコウヤボウキは、場所によってはレアな植物ですが、富士市域では比較的出会う事が容易です。

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こちらは、マルハナバチの仲間でしょうか?

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最後に、登場の機会が無かったので・・。このチョウは、ミドリシジミでしょうか?羽を広げるのを待っていたのですが、下山者が通りかかったため飛んで行ってしまいました。残念!

2018年12月24日 (月)

2018年の思い出⑦

今年のブログ記事をまとめた「思い出」シリーズは、これで最後です。植物観察が主のブログですが、野鳥などにも興味があり、時々撮っています。

でも、ロケットランチャーのような望遠レンズは持っていないので、高倍率のコンデジでの撮影が殆どで、画質の悪い写真ばかりですが・・。

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初めて、飛んでいるダイサギの真下から撮る事が出来ました。

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スポーツモードにしてなかったため、この2枚撮るのがやっとでした。

裏庭植物園では・・。

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カワヅザクラの木に、ヤマガラがやって来ました。最近、あまり見かけなくなりました。

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こちらは、クリの木にやって来たアオゲラです。

ササやチャノキの伐採をしている再生畑②では・・。

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メジロがやって来ました。メジロのために用意したミカンは、この後ヒヨドリに食べられてしまいました。

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こちらは、ルリビタキです。

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再生畑①でも見かけました。ヤマガラ、ジョウビタキなどと同じように、人馴れしていて近くに寄って来ます。孤独な作業の合間に、小鳥たちに癒されています。

調整池の近くでは・・。

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ツグミとオオバンを撮りました。最近、カルガモを見かけなくなり、何処でもオオバンが目につくようになりました。オオバンの足・・変わった水掻きですね。

田子の浦埠頭では・・。

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ユリカモメが泳いでいました。同じカモメ属のウミネコと違い、優しい顔をしています。

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キンクロハジロも・・。後頭部にある冠羽が可愛いですね。

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こちらは、雨の後に撮ってみました。

愛鷹山の渓流で・・。

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ハコネサンショウウオの調査に参加しました。以前に比べて、サワガニやハコネサンショウウオが、かなり少なくなったと思います。酸性雨の影響との話もありますが・・。

山梨県の水族館で・・。

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ニジマスとキングサーモン(マスノスケ)を交配した新種・・「富士の介」を見る事が出来ました。

富士山麓で・・。

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至近距離に、アサギマダラがやって来ました。

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遅咲きのイケマの花を見ていると、葉裏に幼虫がいましたので、観察のために連れ帰りました。

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数日すると、緑色の蛹になり、更に褐色になって来ました。そして、風に揺れる蛹から下にある葉に触れ止め防止の糸が伸びていました。面白いですね。

蛹になってから、虫篭の蓋は開けたままにして置いたので、羽化したアサギマダラは何処かへ飛び立って行きました。

再生畑①では・・。

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羽化したばかりのヒグラシを、観察する事が出来ました。

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農作業が終った頃には、セミはいなくなっていました。

「みどりの学校」では・・。

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ミヤマクワガタに会いました。最近では、あまり見かける事がありません。

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ミヤマの名がついていますが、私が幼い頃(温暖化になる前)には、比較的低山でも見る事が出来ました。

中央公園のクラフト展で・・。

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ハート形の紋付きを着たカメムシ・・エサキモンツキカメムシを見る事が出来ました。

今日は、朝からシキミ畑の農薬散布にやって来ました。前回散布した石灰硫黄合剤の臭気がまだ消えない内にです。この臭気は、数ヶ月続きます。一年中、農薬の臭いが絶える事がありません。正月も、悩まされる事になります。民家への配慮など持ち合わせない最悪の農家です。何とかならないだろうか・・。

2018年7月28日 (土)

セミとトンボの羽化

台風12号が、東海地方に上陸するとの予報なので、朝一雨樋の掃除をしました。枯葉や近くの焼却施設から飛散したと思われる粉塵を、多量に取り除きました。今のところ、気持ち良く流れています。定期的に、掃除しておくべきですね。反省です

今日は、セミとトンボの記事です。

【セミ】

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再生畑①で見付けたセミの抜け殻です。元の形がそのまま残っています。上手く抜け出るものですね。

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至る所にありました。右は、抜け殻に摑まって羽化したと思われます。

そして、生きているセミを発見!

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可愛い顔をしているでしょ?

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これはヒグラシのようです。体色や翅の色などから、羽化して間もないと思います。

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少し暗い所にいたため、LEDライトを使って撮りました。「眩しい思いをさせてゴメン!」

徐草作業を終えて昼頃見たら、何処かへ飛び立っていました。外敵に襲われないように祈るばかりです。

セミ科ヒグラシ属ヒグラシ(Tanna japonensis)。

【トンボ】

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左官用プラ舟で作った、我が家のミニビオトープです。左のタンクは、屋根に堆積したゴミや粉塵の濾過用です。

ヒツジグサ、コウホネ、アサザ、ミツガシワなどがひしめき合っています。これを作って、十年以上が経つと思います。毎年、数匹のヤゴ(トンボの幼虫)を見かけます。数年前までは、ヤマアカガエルが産卵していました。最近では、隣にあるコンクリートの貯水タンクに産卵しているようです。

周辺を探すと・・。

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ヤゴの抜け殻がありました。私には、抜け殻で種類が判別できません。

こうして、毎年いろいろな生き物が巣立っているのを見ると、とても嬉しいものです。

風雨が強くなって来ました。気弱な萌は、音で怯えています。被害が無いと良いけれど・・。

2018年7月15日 (日)

アサギマダラの変化

7月12日に、アサギマダラの幼虫などをアップしましたが、その後の様子を掲載します。

【7月13日】

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蛹になった方は、中央下辺りにブルーに光る(反射する?)ものが目立っています。天敵対策でしょうか?

そして、もう一匹の幼虫は餌を食べなくなり、虫篭の上隅にぶら下がっています。時々腹筋運動をするように、まっすぐなったり、写真のように上に丸まったりしていました。蛹になるのが近いのだと思います。ストレスを与えないように、虫篭に触れるのを控える事にしました。

【7月14日】

この日は、特に変化が見られませんでした。

【7月15日】

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最初に蛹になった方は、黄緑色から薄い褐色に変化していました。

そして、もう一匹も幼虫の皮を脱ぎ捨て、蛹になっていました。側面を良く見ると翅のようなものが見えています。

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上段左の写真で気付かれたと思いますが、蛹から餌の葉に向かって糸が張られています。出来るだけ風通しの良いようにと思い、虫篭をぶら下げてありました。蛹が揺れるために、触れ止めを張ったようです。

ところで、二匹の蛹を比べてみると、目のような部分の位置が違います。これは、先の蛹を先日アップしたものと比べてみても変わりませんから、蛹になる段階で決まるようです。

羽化の日が待ち遠しい!

2018年7月12日 (木)

イケマとアサギマダラの幼虫

少し前に、ある植物を探しに行きました。その時、イケマの花が咲き始めていたので、撮ってみました。

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この場所では、やっと咲き始めた感じでした。

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葉裏を見ると、アサギマダラの幼虫が集っていました。観察をしようと思い、一匹連れて帰りました。

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咲き始めなのでまだ分かりませんが、このように花冠(黄緑色の部分)が反曲していなければ、変種のタンザワイケマだそうです。ただ、タンザワイケマの別の特徴として「退化した托葉」が記されていますが、この個体には見当たりませんでした。イケマよりやや小型のコイケマも、花冠の裂片が反り返らず斜上するとあります。

一匹だけ連れ帰ったつもりでしたが、餌用に採取した葉にもう一匹集っていました。でも、飼育籠の中を見ると、一匹しか見当たりません

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右のようなものが見つかりました。「共食いしたのだろうか?」

ところが・・。

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一匹は、蛹になっていました!

まさか、こんなに早く蛹になるとは・・。観察したかったのですが、仕方ありません。

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こちらは、春先の伊豆半島で、キジョランの葉裏に集っていた幼虫です。背の模様が少し違います。地域変異があるのででしょうか?

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二匹とも、無事羽化して飛び立ってほしいと願っています。

餌の葉を切らさないようにしなくては!

2018年2月11日 (日)

キジョランとアサギマダラの幼虫

キジョランは、我が富士市ではあまり見かけない植物です。伊豆半島や県中西部では比較的見かけますが・・。

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キョウチクトウ科(旧体系のガガイモ科を含む)キジョラン属・・アサギマダラの幼虫の食草として知られている有毒植物です。アサギマダラは、有毒植物を食べ、身体を毒化して外敵から身を守っているそうです。

葉裏を見ると、見かけない昆虫がいました。これは何でしょう?

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こちらは、葉芽と蕾だと思います。そう言えば、まだ花を見た事がありません。

別の葉裏を探すと・・。

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とっても小さいアサギマダラの幼虫がいました。左下に食痕が見えています。

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こちらにも・・。

葉をいっぱい食べて、やがて蛹になります。

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こちらは、富士山麓で撮ったイケマの葉裏にぶら下がる蛹です。

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名前をあまり知らない私にとっても、クジャクチョウ、キベリタテハと並んで富士山で見かけるお気に入りの蝶です。

それにしても、毒草を食べて外敵から身を守るなんて、凄い奴ですね。

2017年9月 1日 (金)

アケビコノハの幼虫

今日は、風の強い一日でした。それに、少し涼しかった・・。

裏庭植物園のムベの枝に、面白い幼虫がいました。

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眼のようなボディーペインティングがあります。「2対の大きな眼状紋」と表現されていました。

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後ろから見た姿です。

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左が頭、右がお尻かな?

ところで、以前見たアケビコノハの幼虫は、全然違う色でした。

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こちらには2匹写っています。アニメのキャラクターみたいでしょ?

どちらも同じムベなのに、この色の違いは何でしょう?蔓の色・・なんて事は無いと思いますが・・。

成虫の姿はこちら→2010年7月18日の記事

より以前の記事一覧