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植物観察

ヤマウツボ(富士山)

この不気味な植物は、私が知る範囲では、毎年この場所が一番沢山出て来ます。

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ざっと数えて、40本以上はありました。落ち葉と同系色なので、うっかりすると踏みつけてしまいそうです。

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不気味でしょ?ヤマウツボは、ブナ科などの木の根に寄生する無葉緑植物です。

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触角のようなものは、メシベの柱頭です。萼片には毛が目立ち、茎にも軟毛が生えていました。

「静岡県産希少植物図鑑」には、地上部に軟毛があるものは、ケヤマウツボで「県内に母種のヤマウツボは少ない」と書かれています。

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左はメシベの柱頭だけ出ていますから、開花間もない花のようです。図鑑には「花冠の上唇は下唇よりずっと長い」とあります。白っぽい部分が上唇で、紅紫色の部分が下唇のようです。私はまだ見た事はありませんが、白花もあるそうです。

ところで、これに似たオニクは、滋養強壮などに効果があると言われていますが、ヤマウツボは食用になるのでしょうか?食べた事のある方は、いないかな?

◇オマケ

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このエリアに生えていました。これって斑入り葉で良いのかな?

◇お願い

このブログを見てくださっている方で、富士市から近い場所でナベワリの発芽を確認された方がいたら教えてください。5月12日に花を見られる状態だと助かります。例年なら、タチガシワと共にナベワリが発芽しているのですが、私の観察エリアではまだ出ておりませんでした。何卒、宜しくお願い致します。

ヒメフタバラン(富士市)

そろそろ、ヒメフタバランの花が咲いている頃だろうと思い、様子見に行って来ました。

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場所が分かっていても、うっかりすると踏みつけてしまいそうです。

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日照の少ない褐色の林床で、この小さな植物を撮るのは苦手です。

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アニメに登場する宇宙人のような花形ですね。

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この野生蘭と初めて出会ったのは、数年前の5月の連休でした。それまで、私が出会った野生ランは、アオフタバラン、タカネフタバラン、ミヤマフタバラン、コフタバランの4種でした。それらの開花時期は、7~8月頃なのに、5月に花が咲き、子房が膨らみ始めていたのです。

他地域では群生しているようですが、この場所は畳一畳にも満たない極めて狭い範囲です。以来、周辺を探索していますが、本家の場所はまだ見つかっておりません。

ツクバネソウとエンレイソウ(富士市)

近くの林に生える、ツクバネソウとエンレイソウを撮ってみました。

【ツクバネソウ】

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実生発芽率の良い植物のようで、十字手裏剣のような葉が、一面に生えている所があります。開き始めの蕾は、チューリップを連想させますね。萼のような部分は「4個の外花被片で、内花被片は無い」と書かれています。

「オシベは8個、柱頭は4裂する」・・図鑑に書かれた通りです。「葉は、4個輪生し・・」とありますが、変異が多く3個~6個くらいのものが見受けられます。

もっと標高の高い所では、クルマバツクバネソウを見る事が出来ます。

【エンレイソウ】

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GPSを眺めながら歩いていて、いつもと違う道に入ってしまいました。すると、写真のエンレイソウに出会いました(歩きスマホだけでなく歩きGPSも危ないので止めましょう!)。

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こちらは、別の場所のエンレイソウと苗です。発芽して間もない頃は、一枚葉なんですね。

エンレイソウは、隣の富士宮市などでは、かなりの株数を見る事が出来ます。でも、私の普段の探索範囲(富士市)では、あまり見る事が出来ない希少種です。

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こちらは、「外花被片が3個で、内花被片は普通無い」とあります。普通?あるものも存在するのかな?まだ見た事は無いけど・・。

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長野県高瀬川で出会ったエンレイソウは、葉がもっとふくよかで隣と重なり合っていました。

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左と右では、外花被片の位置が違いますね。初めて気が付きました。

もう少しすれば、標高の高い所でシロバナエンレイソウの花を見る事が出来ます。こちらは、外花被片(緑)と内花被片(白)があります。エンレイソウと違うところです。

ヒナスミレ

苦手なスミレも、少しずつ覚えて行かなくては・・。

【①の場所】

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目覚め始めた林床に、いち早く咲くヒナスミレ・・淡い色合いが良いですね。

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見比べると、花色もいろいろ・・。

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この場所のヒナスミレは、みんな葉裏が紫色を帯びていました(通常紫色を帯びるそうです)。

【②の場所】

珍しいヒナスミレを・・。

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シロバナヒナスミレです。

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日照が少ないと斑入り葉のように見えますが、少し日当りが良くなると斑が目立たなくなります。

シロバナタチツボスミレもそうですが、純白の花は萼片や花柄に赤紫色が混じらず緑色ですね。

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早い時期に咲き、あっという間に花期が終わります。

【③の場所】

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私は、これもヒナスミレだと思っているのですが・・。

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葉は水平に展開して、側弁の基部に毛が生えています。でも、この場所の株は、葉裏が紫色を帯びていません。

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花を接写してみました。これはヒナスミレで良いのでしょうか?

分からないついでに・・(①の場所で撮った花です)。

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慌てて撮ったため、ピンボケしてしまいましたが・・coldsweats01

側弁の基部に毛が生えています。葉は毛が多く、萼片の先端は尖っていません。最初見た時アオイスミレかと思ったのですが、葉の形が違います。これは、エゾアオイスミレでしょうか?

名前の分かる方教えてください。宜しくお願い致します。

〇〇ハンショウヅル

キンポウゲ科センニンソウ属と思えるこの植物・・名前の分かる方教えてください。

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花の形などから、シロバナハンショウヅルかと思っていたのですが・・。

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葉柄は長く、葉は対生、その付け根に一対(2個)の蕾が付いています。稀に右のように二対(4個)の場合もあります。

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4枚の花弁状の萼片が、開き始めていました。

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シロバナハンショウヅルの「オシベ先端の葯は黄色、メシベは多数あり、白いのが柱頭」・・と書かれています。また、花色は淡黄白色とあります。私には、緑或いは緑に近い黄緑に見えます。

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葉も掲載しておきます。

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茎(蔓)の様子も・・。

諸先輩のWeb写真を拝見すると、シロバナハンショウヅルは、図鑑の表現通り淡黄色或いは、黄緑がかっていても「白花」と呼べるような色をしています。これは、ミドリバナハンショウヅルと呼びたいような色です。

これは何でしょう?

ヒトリシズカ(裏庭植物園)

何時の頃からか、裏庭植物園にヒトリシズカが自生するようになりました。この種が、どのようにして運ばれたのか分かりませんが・・。

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群生するユキノシタの間から、紫褐色の芽(葉に包まれた蕾)が姿を現しました。右は開花し始めの様子です。

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ヒトリシズカが沢山・・賑やかでしょ?

茎の上部に4枚の葉が「輪生状に対生」します。

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ヒトリシズカは、センリョウ科センリョウ属だそうです。センリョウの仲間なんですね。知らなかった・・coldsweats01

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開花して間もない花を、接写してみました。

「花は1個のオシベが3分岐し、外側2個の花糸の基部に葯が付き・・」左の写真を見ると分かりますね。白いブラシのようなのがオシベで、その付け根に見える黄色い部分が葯です。オシベの間に見える透明感のある丸い部分が、メシベの柱頭です。

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こちらの花は、開花後ある程度時間の経った花です。葯が破れ、花粉が柱頭に付いているのが分かります。更に時間が経つと、左の写真の〇画像の様になります。

今迄、ヒトリシズカの果実(種)を、気にして見た事がありませんでした。今年は、種も観察してみようと思っています。

バイカオウレン(富士山)

この時期に、このエリア付近を訪れた事はありませんでした。

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針葉樹の林床を見ると、とっても小さな白い花が目に入りました。

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バイカオウレンです。

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キンポウゲ科の植物は、花弁のような萼片を持ち、その形や数に変異のあるものが多く見受けられます。この花の標準は5枚ですが、ここには4枚、5枚、6枚のものがありました。

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葯の色がピンクの個体もあれば・・。

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白い個体もあります。

黄色い(この写真では黄緑色に見える)部分は、花弁の変化した蜜弁(蜜を分泌)になっているそうです。トウゴクサバノオと同じですね。

ところで、オウレンやセリバオウレンは雌雄異株ですが、バイカオウレンはその記載がありません。数えてみると、花柱は6~8個くらいに見えます。どうしてこちらはセリバオウレンの様に雌雄異株ではないのでしょう?

今日は、カメラのセットを失敗してしまいました。昨日、アオキの写真を撮ったままにしてあったため、画質が荒くなってしまいました。しかも葯にピントが合っていません。困ったものだ・・。

アオキの花

庭の生垣や近くの山林で良く見かけるアオキの花を撮りました。アオキは雌雄異株・・雄花と雌花の違いを観察してみました。

【雄花】

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黄色い葯が目に付き、花数も多い・・。

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花弁は4枚。

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あれっ、左の花弁は3枚だ!中には変わり者もいるようです。

右の写真では、蕾と花後の姿が見られます。開花期間を長くするようになっているのでしょうか?

【雌花】

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雌花は、雄花に比べて数が少ない・・。少し前に記事に掲載したキブシと同じですね。小さい花ですが、黄色い葯が無いので、少し離れたところからも判別可能です。

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こちらも、花弁は4枚。

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この後の子房の変化も、観察してみようと思っています。

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撮っている間に訪れた虫は、蟻だけでした。

アオキの葉はシカの好物らしく、食害に遭った株を彼方此方で見かけます。「葉は、苦味健胃作用がある」と書かれています。シカの食料と共に胃腸薬にもなっているようです。

休耕畑の植物観察

休耕畑は、茶の木や雑草の刈り取りと並行して、野菜や果樹を植え始めています。何か植えてあれば、放置出来ませんから・・bleah

キヨスミミツバツツジに続いて、休耕畑の自然観察です。

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上段の土地に生えるオランダミミナグサとハルジオンです。夕日を浴びて綺麗でした。ハルジオン(春紫苑)はヒメジョオン(姫女苑)と良く似ていますが、一番簡単に見分けられるのは茎の断面です。茎が中空になっていればハルジオン、中に白い芯があればヒメジョオンです。

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ハルジオンは、除去対象の植物(雑草)ですが、案外可愛くて綺麗な花です。右は茎の開出毛を撮ってみました。上部は疎らな感じですが、下部の茎には多く見られます。

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オオバウマノスズクサも蕾を付けていました。開花後の花の中には、どんなキャラクターが潜んでいるのでしょう?

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こちらは、ミツバウツギのようです。

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これは・・?

ボタンヅルかと思ったのですが、葉が違う・・。センニンソウ属〇〇ハンショウヅル?開花が楽しみです。

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私の背丈よりも伸びた茶ノ木に野鳥の巣がありました。もう空き家になっていましたが、家主は誰でしょう?

休耕畑の自然観察も楽しいものです。

キヨスミミツバツツジ

父親が、休耕畑に植えてあったミツバツツジが、開花していました。思えば、十年くらいこの花を見た事がありませんでした。畑も荒れるわけだ・・。

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デジイチとコンデジで撮ってみました。この色の違い・・どのカメラでも、同じ色に写ってくれないかな?自己流で知識の無い私には、上手く調整出来ませんwobbly

左の写真に貼り付けたのは、ヒノキの葉に隠れた枝の先端です。日の当たらない枝は、花が咲かずやがて枯れてしまうと思います。

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近づいて撮ってみると・・。「あれっ、オシベの数が5本じゃない!」

普通のミツバツツジはオシベが5本ですから、これは別種のようです。

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数えてみると、10本ありました。でも、写真で見ると9本にしか見えません。

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一つ花弁を取らせてもらいました。オシベが10本あるでしょ?

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10本目のオシベは、とても短くて花弁に隠れていました。

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オシベが10本で、花柱の下の方に左のような細かい毛が生えていれば、トウゴクミツバツツジです。これは生えていませんから、キヨスミミツバツツジだと思います。

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オシベとメシベをズームしてみました。メシベの花柱は、オシベに比べてオレンジ色に見えます(上の写真参照)。

休耕田は、また草が伸びて来ました。マメに刈り取るしかありません。少しずつ、草を掘り起こして取り除いてはいるのですが、永遠に続くイタチごっこのようなものです。

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