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2020年12月 7日 (月)

やまぶどうの徒然日記_2014年

この年は、新たな挑戦が始まりました。ラン科植物の図鑑やWebページには、「腐生ランは栽培不可」というような事が書かれています。ところが、クロヤツシロランを容器内で発芽させ花を咲かせた人(丹沢の師匠)がいます。

師匠から、プラ容器と手順書が送られて来ました。私には無理だと思ったのですが、せっかく送ってくださったので挑戦してみる事にしました。

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自生地の部材で実生床を作り、秋に播種しました。暫く経ってから容器を覗くと、塵のような種子の中央部が膨らんでいました。

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所々にプロトコームが確認出来、根のようなもの(根状器官)が伸びて来ました。全てが未知の世界で、期待と不安の毎日が続きました。

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依頼を受けて、冬の林内でハクウンラン探しを始めました。花期ではない時期に、小さな葉の植物を探すのは至難の業です。時間をかけて探し回り、運よくこの一群を見付けました。

ところが、翌年の花期に花を見に行くと、今まで見たハクウンランとどこか違った感じがしました。見付けた野生ランが、ヤクシマヒメアリドオシランであると教えていただき、その後の調査でかなり広範囲に生育している事を知りました。地域における分布調査は、現在も継続中です。

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地域の山林で、キンランの開花株を40個体ほど見つけました。花の写真を撮ろうと一週間後に行ったところ、掘り起こされた痕跡だけが残り、姿を消していました。ぶつけどころのない怒りと、空しさでいっぱいになりました。

ずっと犯人が分からずにいたのですが、「あの雑木林に、黄色いエビネが沢山あって儲かった。」と〇〇が言っていたというような話を、近所の人から聞きました。富士市域に黄色いエビネは生育しておらず、キンランである事がすぐに分かりました。単なる趣味家ではなく、山野で植物を採取して山野草店に売っていたそうで、話を聞いた今年初めに他界したとの事でした。

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他県で、コケイランとホテイランを見る事が出来ました。初めての出会いは嬉しいものですが、他県よりも県内、県内よりも市内で見る希少植物に、より魅力と愛着を感じます。

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亜高山帯の針葉樹林で、多くのイチヨウランを見て来ました。ところがこのイチヨウランは、それより高度1,000mくらい低いヒノキ林で、この年に出会いました。シカの食害に遭った事もあり、三枚だった葉が二枚になってしまいましたが、出会いから毎年見守っています。

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裏庭で剪定作業をしていると、手の届くようなところにオスのジョウビタキがやって来ました。同じジョウビタキか分かりませんが、その後毎年やって来ます。ヤマガラが人の近くにやってくることは知っていましたが、ジョウビタキはもっと人懐こく可愛い野鳥です。萌も目線で追っていますが、驚かすような事はありません。

この年は、ヒナノシャクジョウ、ホンゴウソウ、トラキチランなどの希少植物も初めて見る事が出来ました。また、地域に生育するミツバツツジの仲間をいろいろ学ぶ事が出来ました。教えていただいた先生とは、約6年後に再会する事になります。

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