やまぶどうの徒然日記_2019年
2010年1月~2020年12月(約11年間)の総集編も、今日を含めて後2回となりました。
この年は、家族にとって大切な用事があり、愛媛県松山市に行って来ました。伊予の国は、これが二度目の訪問でした。この時点では、コロナの蔓延が間近に迫っているとは、思いもしませんでした。
2017年は、国立科学博物館筑波実験植物園に行きましたが、この年は友人の植物展示ブースがあると聞き、上野本館に行って来ました。掲載した写真は、人工衛星のコーナーです。右は、ニュートリノを観測するための光電子増倍管で、静岡県の浜松ホトニクス株式会社が製造しました。県民として誇らしい事です。
植物カテゴリーでは、何と言ってもハルザキヤツシロランの開花です。2~3年を目標にしていたのですが、運良くこの年に咲いてしまいました。でも、難易度の高さは一番で、翌年は根状器官が部材から覗いていましたが、花芽は上がって来ませんでした。専門家さんの見解では、複数の共生菌からバランス良く養分を吸収しないと、開花に至らないのではないかとの事でした。自生地の土を入れたのが幸いしたようです。
山野での初めての出会いも幾つかありました。県中部のハルザキヤツシロランを見に行った場所に、このトサノクロムヨウランが生育していました。この植物の生態を知らず、午後に行ったため全開の花を見れませんでした。この翌年、県東部に大きな群落のある事を知りました。
カゲロウランとマヤランです。こちらも、県中部でしか見た事の無かった植物ですが、この年県東部で出会う事が出来ました。
テンナンショウ属の訪花昆虫調査の手伝いをしたおかげで、専門家の方に富士山南麓に生育する種を教えてもらいました。左はミクニテンナンショウ、右はヒガンマムシグサのハウチワテンナンショウタイプです。その他にも、ホソバテンナンショウやオオミネテンナンショウなども何ヶ所かで見る事が出来ました。4種とも、手元の富士市植物仮目録に未記載だったため、追記しました。
週明けには寒波がやってくるようですね。栽培棚の洋ラン類は、かなり前に庫内に取り込みましたが、クンシランがまだ残っています。今日あたり移動しないとまずいかな・・。以前、取り込みが遅れて霜に遭い、葉を痛めてしまった事があります。
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