晩秋の着生ラン
庭木の剪定をしていて、カヤランを見付けました。そこで、地域で見られる着生ランを集めてみました。
【カヤラン】
カヤランには、もう蕾が出来ています。段取りが早いですね。細長い果実は、花が咲く頃に熟して種子を飛散させます。
【クモラン】
クモランは、ウメやサクラなどの乾燥状態が続く樹皮で見る事が多い着生ランです。でも、コケの生えた樹皮も気に入っているように見えます。
こちらは、クモランの葉状体です。水分を吸収しやすく溜める機能を持つ着生根が無いのに、どうして生き続けられるのでしょう?葉状体自体或いは仮根がその代わりをしているのだろうか?
【ヨウラクラン】
この着生ランを初めて見たのは、シンボルツリーの八重枝垂れの樹上でした。その後、一部をイヌマキに着生させたところ、本家よりも大きな株になり、実生苗も所々で見る事が出来ます。
【ムギラン】
ムギランは、栄養繁殖で樹上に大きな群落をつくります。また、結実率も高い方だと思いますが、カヤランやヨウラクランに比べて発見した生育地は多くありません。
【ムカデラン】
ムカデランの生育地は「向陽地の樹幹や岩上」とあります。日当りが良いと上の写真のように茎や葉が赤っぽくなったものが多く、少し日陰に生育すると下の様に葉が緑を保っています。本当は向陽地が苦手だったりして・・。
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