八重咲カンアオイ
今日は、先生のお宅で珍しいカンアオイの花を見せて頂きました。
「何だこれ?八重咲だ!」カンアオイ属の花は、花弁が無く萼裂片が花弁のように見えます。
変わった花でしょ?萼裂片が幾重にも重なっているか、二つの花がくっついたように見えます。
花を頂きました。伏せて見ると、葉のようなものが見えています(右側の写真)。
切断して中の様子を観察してみました。各々の萼筒内面に、縦横の隆起線が見えています。萼筒や裂片の形に変異がありますが、子房部は通常通りのようです。右の写真に、未熟な種子が見えています。
調査は始めたばかりですが、何ヶ所か歩くと実生間もない苗を見る事があります。成長した葉と違い、丸みを帯びた可愛い葉です。いつの日か、カンアオイ属の実生発芽にも挑戦してみたいものです。
« カンアオイ属探索 | トップページ | 後世に残したい場所 »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
コメント