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2020年10月26日 (月)

富士山こどもの国で見た植物

前に屈んでサワトラノオを配置し、土被せを行ったせいで腰が痛い!

富士山こどもの国で見た植物を、少しだけ掲載します。園内全体で、草本と木本併せて約800種以上あるそうです。凄いですね。

このちょっとだらしない感じの植物は、シソ科ヤマハッカ属ヒキオコシの仲間だと思います。Ylistには、ヒキオコシの仲間が沢山記載されています。こういう植物にあまり目を向けてこなかったので、母種と品種・変種との違いが分かりません。

湿原エリアには、イグサやカヤツリグサ科の植物が繁茂していました。数年後の状態は、その時になってみないと分からない・・植物管理の難しさは、こんな所にもあります。

中を覗くと、ミツガシワの葉が所々に隠れています。注意深く見ると、かなりな範囲に広がっています。浮島ヶ原自然公園より成績が良いように思います。実は、このミツガシワの兄弟が我が家の左官プラ舟ビオトープにあります。盗掘ではありませんよ。ちゃんと元(発見場所)の地主さんに断って頂いたものです。

湿原の南側周辺には、クリンソウが沢山見られます。環境が合っているようで、どれも立派な葉をつけていました。

マウスを乗せると、サクラソウに変わります。「あれっ?サクラソウは、とっくに地上部が枯れて休眠しているはずなのに・・」。これは実生苗だそうです。この後の変化が興味深いところです。

愛鷹山系~富士山南麓のこの標高辺りでは、リンドウの花を良く見かけます。そのままの写真は、メシベをオシベが囲んでいます。マウスを乗せた写真は、メシベの柱頭が開きオシベはメシベから離れています。リンドウは、雄性先熟の花である事が分かります。

花しか撮らなかったけど、花色の濃さからサワヒヨドリの残り花でしょうか?アキノキリンソウも彼方此方に咲いていました。

その他、ヤマラッキョウ、ワレモコウ、マツムシソウ、ノコンギク、セキヤノアキチョウジなどの花が咲いていました。図鑑の花期とずれているものもありますが、山野を歩いていると珍しい事ではありません。

ただ、気になったのは、「ネジバナが咲いている」と聞き探してみましたが、見付ける事は出来ませんでした。秋に咲く品種としてアキネジバナ(アキザキネジバナ)が記載されています。裾野市のある草原で、秋に咲くネジバナを見た事があります。最初見た時は、狂い咲きだと思っていました。でも、同じ時期に行く度見かけます。富士山こどもの国のネジバナで、毎年秋に咲く個体があるとしたら、アキネジバナかもしれません。

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