エンシュウハグマの花
エンシュウハグマを初めて見たのは、友人に教えてもらった県中部のある林内でした。その時は、花期ではありませんでしたので、特徴のある葉姿だけ覚えました。その後、嫁さんと義母の家へ行ったついでに探索した場所で、そっくりな葉を見付けました。花期に行って、エンシュウハグマである事を確認しました。
昨年は、白花ばかりだと思っていたのですが・・。何とピンクの花も咲いていました。
この写真だけ、左クリックで900ピクセルになり、枠外クリックで元に戻ります。3個の小花が、集まっているのが分かります。
淡いピンクが良いですね。草丈や花色はともかく、接写した花の感じは、愛鷹の渓で見るオクモミジハグマに似ていると思いました。
こちらは白花です。図鑑の解説には「花冠は白色でやや淡紅色を帯びる事もある」とあります。昨年は、どれもこのような花だったと思うのですが、花色が変化するなんて事はないかな?
「葉は、掌状に3~5深裂し、裂片は更に中裂するか、鋸歯がある」・・文字で特徴を表すのは難しいですね。学者さん、ご苦労様です。
地域で多く見られるモミジハグマ属のキッコウハグマは、閉鎖花が多く殆ど花を見る事の出来ない場所もあります。花が見られるのは小さな個体が多く、大きな個体では一輪も咲かないのが当たり前のような気がします。同属のエンシュウハグマは、閉鎖花をつけないのでしょうか?
キク科モミジハグマ属エンシュウハグマ(Ainsliaea dissecta Franch. et Sav.)。
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