タムラソウの花
一昨年、実生苗をもらったタムラソウの花が、今年も咲きました。
外側の一列は無性花で、長く伸びた筒部が3~5裂してオシベやメシベがありません。それ以外は両性花で5裂し集葯雄蕊(しゅうやくゆうずい:花糸は分かれているが、葯の部分で合着したオシベ)が長く突きだし、その中からメシベが伸びて柱頭が2裂します。
早期(メシベが姿を現す前)の花。
時間の経過と共に、メシベが伸び柱頭が2裂して反り返ります。早期の花に比べて、賑やかな感じの花です。
タムラソウはアザミに似ていますが、アザミ属のように葉に棘は無く、触れても痛くありません。草丈30~140cmとありますが、この個体は先端部で250cmほどあります。昨年も、同様に大きくなりました。
シソ科の植物にも、タムラソウの名がつくものが沢山あって紛らわしいですね。
キク科タムラソウ属タムラソウ(Serratula coronata L. subsp. insularis (Iljin) Kitam.)。
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