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2020年10月

2020年10月31日 (土)

センブリとイヌセンブリ

【センブリ】

センブリは、民間薬として知られており、幾度かお世話になった事があります。この植物を、実生栽培出来ないかと考えました。

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近くの草原脇で撮ったセンブリの花です。「萼と花冠は、5裂し・・」とありますが、4裂のものも比較的見受けられます。同属のアケボノソウと同じですね。

こちらは、針葉樹の小品盆栽の鉢で実生発芽したセンブリです。数えるほどしかありませんが、代を繋げ6年目になります。センブリは二年草で、花の咲いた株は冬に枯れます。一年目はロゼットの姿で過ごし、翌年茎が立ちあがって花を咲かせ、種子を残します。ところが、別の鉢にはロゼット姿のセンブリが幾つか生えています。種子が休眠して、一年遅れで発芽したものが幾つかあったようです。

リンドウ科センブリ属センブリ(Swertia japonica (Schult.) Makino)。

【イヌセンブリ】

他地域の林道脇で見付けました。センブリだと思って近づくと、何か違和感がありました。葉幅が広い上に、裂片の基部に蜜腺が見えません。更に良く見ると、花芯の髭がセンブリよりもずっと多く見えます。「イヌセンブリだ!」この植物も、富士市では見た事がありません。

イヌセンブリは、裂片基部に蜜腺溝がありますが、髭に隠れて見えません。また、植物体を齧ってみると、センブリのような苦味は感じられませんでした。

それにしても、イヌザンショウ、イヌゴマ、イヌセンブリなど、愛犬家としては犬に失礼な由来の和名は、止めてほしいです。

リンドウ科センブリ属イヌセンブリ(Swertia tosaensis Makino)。

2020年10月30日 (金)

テイショウソウ

嫁さんと行った先で、テイショウソウに出会いました。モミジハグマ属の花は、どれも似ていて面白い形をしています。富士市域では、キッコウハグマ、オクモミジハグマを見る事が出来ます。似た名前で同じような花を咲かせるカシワバハグマも生育していますが、こちらはコウヤボウキ属になります。

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杉野孝雄先生の「静岡の植物図鑑」には、テイショウソウは県内各地の低地から山地に分布とありますが、私はまだ富士市域で見た事が無く、手元の仮目録にも未記載です。

ここから下は、ロールオーバー効果を使っています。マウスを乗せて、別の写真を見てください。

この花も、以前掲載したエンシュウハグマやキッコウハグマなどと同様に、3個の筒状花からなっている事が分かります。

この植物の葉は虫に好まれるようで、食痕の無いものを探すのが大変でした。斑の入り方や葉の形に変異があります。中には無班の個体も見受けられました。

キク科モミジハグマ属テイショウソウ(Ainsliaea cordifolia Franch. et Sav.)。

富士市で、この植物を見た事がありましたら、教えてください。

2020年10月29日 (木)

再生畑②の片付け

再生畑は、チャノキとササが繁茂していたのを、仮払い機やチェンソーで伐採しました。チャノキは、伐採するたび片づけていたのですが、ササはその場所に放置していました。腐食してこなれて来たので、片づけを開始しました。

作業には、仮払い機と熊手を使います。畑に置いてある一輪車のタイヤの空気が抜けていたので、小さな箕で何度も運びました。殆ど休みなしで、約120㎡を片づけるのに3時間半ほどかかりました。先が思いやられます。

耕作エリアでは・・。

ジャガイモが、成長しています。一回目の収穫が終わってから、小さな芋も植えたので乱雑な感じになっています。

ケールとブロッコリーだと思います。ケールは、会社員時代にお世話になった客先が、コンピューター管理されたビニルハウスで栽培していました。初めて栽培するのでポット苗を2本だけ買って来ました。このマルチングラインには、他にカリフラワーの仲間を植えてあります。

また、カメムシの仲間がいたので撮ってみました。カメムシが好きになった訳ではありませんよ。Web検索すると、アオクサカメムシかミナミアオカメムシの幼虫のようです。成虫になって、腹部背面が黒色のものがアオクサカメムシで、緑色のものがミナミアオカメムシだそうです。

2020年10月28日 (水)

シュウメイギク

今日は、午前中子供たちと遊んで来ました。そこで、味のある顔つきのワンコに出会いました。

この犬種に出会う度、顔がほころんでしまいます。飼い主さんは、美人のお姉さんでした。

シュウメイギクは、キクの名前がついていますが、キク科ではなくキンポウゲ科です。中国名は、秋牡丹・・標準和名もアキボタンで良かったのに・・。

キンポウゲ科でイチリンソウ属というと、イチリンソウやニリンソウがあります。どちらも花弁のような萼片をつけ、その形や数に変異の多い花です。シュウメイギクも同様に、変異が多いようです。

キンポウゲ科イチリンソウ属シュウメイギク(Anemone hupehensis (Lemoine) Lemoine var. japonica (Thunb.) Bowles et Stearn)。

こちらはキク(イエギク)です。我が家ではまだ蕾が多く、少しだけ咲き始めていました。父親が色々育てていましたが、数えるほどしか残っていません。キクを上手に咲かせるには、マメな世話が必要で、私には向きません。

キク科キク属キク(Chrysanthemum morifolium Ramat.)。

アクセスカウンターが、985,000を超えました。このブログの更新停止予定まで、約15,000アクセスです。年内になるか来春早々になるか・・もう少し頑張ろうと思います。

2020年10月27日 (火)

甲斐犬「萌」とアカギカメムシ

今日は、棘のある植物を相手して来ました。再生畑の一部に、サンショウとタラノキ、そしてサンショウバラを植えてあります。サンショウバラは、草刈りされる場所に生えていた実生苗を、沢山頂いて来ました。まだ小さな苗なので、私が健在の内に花を咲かせてくれるのか分かりません。

サンショウとタラノキエリアは、草が繁茂していたので除草を行いました。特にタラノキは、作業用手袋をしていても、落ちた葉柄の棘が刺さり何度も痛い目に遭いました。

帰宅すると、萌が無防備な姿で寝ていました。最近は、近づいても気付かない事が多く、とても敏感だった若い頃に比べると別のワンコみたいです。

私が傍に行ってもこの状態で、以前のように起き上がってじゃれつく事が少なくなりました。獣医さんには「もう、お歳ですから・・」と言われました。病気などせず、長生きしてほしいと願っています。

撫でてやっていると、近くに見慣れないカメムシがいました。私は初めて見たように思います。

Web検索してみると、アカギカメムシのようです。沖縄から八重山に分布し、本土での記録は少ないと書かれていました。

Wikipediaに興味深い事が書かれていました。「前胸の棘については、地方変異である。日本や台湾のものでは棘はないが、インド、マレー半島などでは明確な棘が見られる。」掲載した写真には、ちゃんと棘があります。

ついでに・・。

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以前撮った写真ですが、背中のハートがトレードマークのエサキモンツキカメムシです。カメムシは、臭いイメージがあって苦手な虫でした。Web図鑑を見て、その種類の多さに驚かされました。カメムシを追い続けているマニアも多いようです。

2020年10月26日 (月)

富士山こどもの国で見た植物

前に屈んでサワトラノオを配置し、土被せを行ったせいで腰が痛い!

富士山こどもの国で見た植物を、少しだけ掲載します。園内全体で、草本と木本併せて約800種以上あるそうです。凄いですね。

このちょっとだらしない感じの植物は、シソ科ヤマハッカ属ヒキオコシの仲間だと思います。Ylistには、ヒキオコシの仲間が沢山記載されています。こういう植物にあまり目を向けてこなかったので、母種と品種・変種との違いが分かりません。

湿原エリアには、イグサやカヤツリグサ科の植物が繁茂していました。数年後の状態は、その時になってみないと分からない・・植物管理の難しさは、こんな所にもあります。

中を覗くと、ミツガシワの葉が所々に隠れています。注意深く見ると、かなりな範囲に広がっています。浮島ヶ原自然公園より成績が良いように思います。実は、このミツガシワの兄弟が我が家の左官プラ舟ビオトープにあります。盗掘ではありませんよ。ちゃんと元(発見場所)の地主さんに断って頂いたものです。

湿原の南側周辺には、クリンソウが沢山見られます。環境が合っているようで、どれも立派な葉をつけていました。

マウスを乗せると、サクラソウに変わります。「あれっ?サクラソウは、とっくに地上部が枯れて休眠しているはずなのに・・」。これは実生苗だそうです。この後の変化が興味深いところです。

愛鷹山系~富士山南麓のこの標高辺りでは、リンドウの花を良く見かけます。そのままの写真は、メシベをオシベが囲んでいます。マウスを乗せた写真は、メシベの柱頭が開きオシベはメシベから離れています。リンドウは、雄性先熟の花である事が分かります。

花しか撮らなかったけど、花色の濃さからサワヒヨドリの残り花でしょうか?アキノキリンソウも彼方此方に咲いていました。

その他、ヤマラッキョウ、ワレモコウ、マツムシソウ、ノコンギク、セキヤノアキチョウジなどの花が咲いていました。図鑑の花期とずれているものもありますが、山野を歩いていると珍しい事ではありません。

ただ、気になったのは、「ネジバナが咲いている」と聞き探してみましたが、見付ける事は出来ませんでした。秋に咲く品種としてアキネジバナ(アキザキネジバナ)が記載されています。裾野市のある草原で、秋に咲くネジバナを見た事があります。最初見た時は、狂い咲きだと思っていました。でも、同じ時期に行く度見かけます。富士山こどもの国のネジバナで、毎年秋に咲く個体があるとしたら、アキネジバナかもしれません。

2020年10月25日 (日)

サワトラノオ植付(富士山こどもの国)

実生栽培実験で得られたサワトラノオの苗を有効に利用するため、行政担当窓口の承諾を得て、10月11日に富士山こどもの国へプランターに植えた苗を届けました。本日は、現地への植え付けを手伝いに行って来ました。

着いた頃はとても良い天気で、富士山も姿を見せてくれていましたが、帰る頃には雲に覆われて裾だけしか見えなくなりました。

実験場では、建物東側の軒下で育てたので、日照に慣らすためにプランターのまま二週間ほど置きました。網は、シカの食害防止用に掛けて頂きました。

サワトラノオの苗は、今年花を咲かせた茎の基部から栄養繁殖で出現したもので、一株が複数株に増えています。

タコノアシは、昨年播種して得た苗の内、成長具合によって二番目に移植したものです。一番目に移植したものは、この倍ほどの大きさに育ち、どれも果実をつけています。この植物については、サワトラノオと違う生態が確認出来ましたので、後日まとめたいと思っています。

プランターの用土は、小粒赤玉土を8割ほど敷きその上を挿木・種蒔き用土で覆いました。土の選択が良かったようで、根の成長は良好だと思います。

ボランティアで、このエリアの植物達を見守ってくれているお二方です。サワトラノオの後、タコノアシを植えて私が届けた苗の植え付けは終了しました。

当初、スコップなどで穴を掘り、一株ずつ植え付けるつもりでした。ところが、思っていたよりスゲの仲間の根が固く、簡単に穴が掘れませんでした。そこでスゲの葉を刈り取り、その上に四方に根を伸ばした状態で配置し、後で土を被せました。

サワトラノオが上手く根付き、一面に白い花を咲かせた姿を想像しながら、富士山こどもの国を後にしました。

2020年10月24日 (土)

色付き始めた果実

家の周りで見られる果実が、色付き始めました。

一番手は、サネカズラ(ビナンカズラ)です。何が原因か分かりませんが、時々このように未熟な部分のある果実を見かけます。雌雄異株なので、これは雌木です。

サンショウの果実です。サンショウはミカン科で、果皮を拡大して見るとミカンに似た感じがします。赤く熟した後、果皮が裂開して黒い光沢のある種子が姿を現します。サンショウも雌雄異株なので、果実が生るのは雌木です。

グロリオサ(キツネユリ)の果実は、果皮がはじけて赤色の種皮を纏った種子が姿を現していました。

最後に、マンリョウの果実です。一般的には赤く熟しますが、中には白く熟す種類もあります。下段の写真で、花柄が赤いのは赤く熟します。マウスを乗せた緑色のものは白く熟します。

2020年10月23日 (金)

天城で見たカンアオイ属②

今日は雨降りなので、朝の投稿となります。マウスを乗せて👆のアイコンになる写真は、左クリックで拡大ポップアップ表示、その他はマウスを乗せると別の写真に変わります。

天城で見たカンアオイ属の続きです。

【Asarum5】

Dpa210241

【Asarum6】

Fpa210264

【Asarum7】

Apa210273

【Asarum8】

【Asarum9】

Hpa210221

これは〇〇だろうと思えるものがあっても、勉強不足の上に地域が違う事で自信が持てません。

掲載したカンアオイ属の名前が分かる方、教えてください。

2020年10月22日 (木)

天城で見たカンアオイ属①

日本細辛・寒葵保存愛好会のHPには、静岡県内で生育が確認された種として、冬に地上部が枯れるウスバサイシンとフタバアオイの他に15種が掲載されています。私にはカンアオイ属は難しく、今まで避けて来ました。これから、少しでも覚えようと思い、時間のある時に伊豆半島や県中西部も探索して見る事にしました。

※上段の葉の写真は、左クリックで拡大ポップアップ表示し、下段の花の写真はマウスを乗せると別の写真に変わります。

【Asarum1】

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【Asarum2】

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一般的に萼裂片は三裂ですが、稀に四裂のものも見かけます。

【Asarum3】

Epa210250

【Asarum4】

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伊豆半島には、カンアオイ、オトメアオイ、アマギカンアオイ、ズソウカンアオイ、ランヨウアオイ、シイノミカンアオイ、シモダカンアオイ、スントウカンアオイ、チゴカンアオイなど多くが生育しているそうです。

静岡県に住んでいるとはいえ、伊豆方面の山野を歩いた事は殆ど無く、地域でカンアオイ属が生育しているような場所を、嫁さんの機嫌を伺いながら一時間半ほど探索しました。

明日に続きます。

2020年10月21日 (水)

天城で見た植物

ずっと気になっていた植物があります。一つは、ヤマアジサイの亜種とされるアマギアマチャです。嫁さんの用事が無い休日にゴマをすって、一緒に探索に行って来ました。

「アマギアマチャの葉は、甘苦い」と聞きました。それを確かめたくて、目的地を天城周辺としました。地域で見るヤマアジサイに似た葉の植物が、直ぐに見つかりました。

噛んで見ると確かに甘苦い事が確認出来ました。ただ先端部の葉より下の方の葉が甘く感じました。若葉は、甘くないのかな?

こちらは、タマアジサイです。タマアジサイの葉も、地域で見るものに比べて葉幅が細いように思います。

この辺りで見るテンナンショウ属は、どれも葉が細い・・。昨年は、テンナンショウ属に詳しい二人の先生と知り合う事が出来ました。今年は外出自粛と有害鳥獣駆除による富士山南面の入林禁止もあって、教えていただこうと思っていた種の写真が撮れませんでした。来年は頑張ろうと思います。

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葉の写真ばかりなので、断崖の裾に咲いていたジンジソウも撮ってみました。この場所は、ダイモンジソウは見られないで、ジンジソウばかりが生育していました。

アマギアマチャをWeb検索していて、「伊豆のアジサイ」というホームページを見付けました。

伊豆周辺のアジサイを調査して、その変異などが記された一覧表を拝見した事があります。静岡県内には、まだまだ凄い人がいると感心させられました。今年、先生のお供で、その一覧表の作成者の先生とお会いする事が出来ました。前記のWebページは、その方が開設されたものでした。

2020年10月20日 (火)

野生ランの生存確認とキノコ

先日、ある野生ランの果実の様子見に行って来ました。ところが、生育地は綺麗に除草されて全て姿を消していました。特殊な野生ランなので、地上部が無くなっても生き残っていると思いますが、果実が熟し種子を飛散させなければ、多様性の確保や生育地の拡大が出来ません。

希少植物の生育地を知っていても、守る事が出来ない歯がゆさを幾度も味わって来ました。行政が、提唱或いは実施している保護活動と、現実の間には大きなずれがあると思います。

その場所で、無事だった別の野生ランと、気になったキノコを掲載します。

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シュスランです。以前、花を掲載した場所に比べて個体数は少ないですが、周辺に生育の可能性を伺う事が出来ます。※この写真だけ左クリックで、900ピクセルになります。

夏に訪問した時は、蕾があったと思いますが、花序の痕跡がありません。開花株が誘拐されたのかも?

虫食いの痕跡と思える様なキノコ・・以前、師匠に教えてもらったアカツブタケ属だと思います。

こちらは、ホコリタケ属。ホコリタケの仲間もいろいろあるようですね。

エリマキツチグリやヤブレツチグリ(ヤブレツチガキ)に似ています。外皮が反っていても襟巻が無い事と、外皮の内面が赤褐色を帯びているので、ヤブレツチグリでしょうか?

これは、小さいけどハナビラニカワタケでしょうか?

他にも何種類か見る事が出来ました。維管束植物はもちろん、目に入ったキノコの名前がもっと分かると、近場の探索も更に楽しくなります。

2020年10月19日 (月)

ホトトギス変わり花

少し前の記事で、ホトトギスは花色や斑点の変異が多いと書きました。一般的に見られるものとは少し違った花を掲載します。

花被片の内側にある斑点が、紅紫色に塗りつぶされたような花です。

花被片の色や斑点が通常花と変わっていても、基部の黄色い斑点は残ります。

訪花昆虫がやって来ました。花被片と下向きについた葯の間に入り、身体に花粉をつけています。花柱にある透明の球状突起は、花粉がつき易くするためのものだと思います。

この周辺で見る個体は、どれもこのような紅紫色のベタ部分があります。個体毎に細かい違いはあるものの、ベタの変異は実生で引き継がれるようです。

午前中、キャベツの実生苗の残りを植付、防虫ネットを被せました。畝作り、マルチングビニル敷設、植付・水遣り、防虫ネットとやっと終わって、少し草取りしたところで雨が降り始めました。予定作業が終わってからで良かった・・。

2020年10月18日 (日)

土通草(ツチアケビ)三度

友人が、ツチアケビの果実を見付けてくれたので、依頼主に届けて来ました。昨年は、なかなか見つかりませんでしたが、今年はこれで三度届けました。

今朝は、雪を纏った富士山が見られました。早朝、富士市から見た富士山。

10時頃。富士宮市から見た富士山。明日は天気が悪いようで、笠雲を被っていました。

これを、民間薬として長年利用されている高齢の方から依頼され、手に入ると届ける事にしています。全体写真は撮りませんでしたが、丁度良い熟れ具合で立派な果実でした。今回も、とても喜んでくれました。

ツチアケビという和名がつけられていますが、一般的には、アケビのように果皮が裂ける事はありません。でも、この果実は裂けていました。どうしてこれだけ裂けたのだろう?これなら、アケビの名にふさわしいですね。

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この写真のみ、左クリックで元サイズ表示されます。

こちらは、以前撮った写真で、種子が良く確認出来ます。ツチアケビはラン科植物ですが、果皮の中に塵のような種子を宿す蒴果では無く、果肉の中に種子を宿す液果です。

そのため、種子は風散布ではなく動物散布で、野鳥が運び手の一種である事が報告されています。ただ、今迄多くの果実を見て来ましたが、食痕のあるものは稀です。果実を丸ごと食べる事が出来るシカなども頭に浮かびますが、こうして残っている事が多く、蕾の頃には食べられても果実期は好まれないように思います。

2020年10月17日 (土)

ダイモンジソウの花

今日は寒い日です。雨天なので倉庫の片付けをし始めたのですが、途中で挫折しました。

栽培棚のダイモンジソウが、ポツポツ咲き始めました。この植物は、標高の高い所に生育する個体の方が早く咲きます。環境による変異(進化)なのか、寒さが開花のスイッチになっているのか分かりませんが・・。

ダイモンジソウは、父親が好きでいろいろ栽培していました。不肖の息子は、世話をせず多くを枯らしてしまいましたが、残ったものを集め、栽培棚で管理するようになりました。

写真は、昨年秋に鍋焼きうどんのアルミ容器に蒔いたものです。発芽率は高く沢山の苗が出来ますが、マメに水遣りをしないと大半が枯れてしまいます。

一般的に山野で見るダイモンジソウは、このような白花です。栽培棚では、園芸用に改作された紅花などがあり、交雑していろいろな花色が出現します。

桃花と紅花です。紅花は、花弁の数が通常花より多いですね。

花期の終ったディスカウント品を買って来て、種子が完熟するのを待って播種し、覆い土をしないで置けば沢山の苗が出て来ます。運が良ければ、親と違う変化花が出現するかもしれませんよ。

ダイモンジソウは、いろいろな変種が記載されています。ユキノシタ科ユキノシタ属ダイモンジソウ(広義:Saxifraga fortunei Hook.f.)。

2020年10月16日 (金)

ホソバアキノノゲシとキンゴジカの花

先日、嫁さんの用事で、久々に焼津市へ行って来ました。新型コロナウィルス感染防止の観点から、人数が制限されているので、駐車場で待っていました。その時撮った淡黄色の花を、2種掲載します。

【ホソバアキノノゲシ】

再生畑でも見る事が出来るアキノノゲシ属の花です。この個体は、葉に切れ込みが無く細かったので、品種のホソバアキノノゲシだと思います。Ylist標準学名では、アキノノゲシとホソバアキノノゲシを区別しておりません。

キク科アキノノゲシ属ホソバアキノノゲシ(Lactuca indica L.f. indivisa)。

【キンゴジカ】

隣地との境界に見慣れない植物がありました。でも、花を見ると何となく記憶があります。地域で、この植物に良く似たアメリカキンゴジカを見た事があります。

Web図鑑を見ると、「キンゴジカは、葉の基部が楔形、下部の葉が菱形で、托葉が短く、花柄が長い。アメリカキンゴジカは、葉の基部が浅い心形、托葉が細長く線形。また、花柄は短く(約1cm以下)、花が数個かたまってつく。」とあります。葉の基部の形、花柄の長さ、花の付き方などからキンゴジカだと思われます。

中国名は、白背黃花稔 ・・白背は葉裏の事で、黄色い花弁が重なっている(稔)との理解で良いのでしょうか?

アオイ科キンゴジカ属キンゴジカ(Sida rhombifolia L. subsp. rhombifolia)。

2020年10月15日 (木)

エンシュウハグマの花

エンシュウハグマを初めて見たのは、友人に教えてもらった県中部のある林内でした。その時は、花期ではありませんでしたので、特徴のある葉姿だけ覚えました。その後、嫁さんと義母の家へ行ったついでに探索した場所で、そっくりな葉を見付けました。花期に行って、エンシュウハグマである事を確認しました。

昨年は、白花ばかりだと思っていたのですが・・。何とピンクの花も咲いていました。

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この写真だけ、左クリックで900ピクセルになり、枠外クリックで元に戻ります。3個の小花が、集まっているのが分かります。

淡いピンクが良いですね。草丈や花色はともかく、接写した花の感じは、愛鷹の渓で見るオクモミジハグマに似ていると思いました。

こちらは白花です。図鑑の解説には「花冠は白色でやや淡紅色を帯びる事もある」とあります。昨年は、どれもこのような花だったと思うのですが、花色が変化するなんて事はないかな?

「葉は、掌状に3~5深裂し、裂片は更に中裂するか、鋸歯がある」・・文字で特徴を表すのは難しいですね。学者さん、ご苦労様です。

地域で多く見られるモミジハグマ属のキッコウハグマは、閉鎖花が多く殆ど花を見る事の出来ない場所もあります。花が見られるのは小さな個体が多く、大きな個体では一輪も咲かないのが当たり前のような気がします。同属のエンシュウハグマは、閉鎖花をつけないのでしょうか?

キク科モミジハグマ属エンシュウハグマ(Ainsliaea dissecta Franch. et Sav.)。

2020年10月14日 (水)

ムカゴイラクサとシュロソウ

山間の地に住んでいると、家の庭にいろいろな植物が生えます。ムカゴイラクサとシュロソウも何処からかやって来ました。

【ムカゴイラクサ】

裏庭の草を取っていると、この植物が目に入りました。危うく手を触るところでした。葉や茎に細かい棘があり、棘に刺された痛みだけでなく分泌される成分により、毒虫に刺されたような痛みを感じます。

雌雄同株で、下部に雄花、上部に雌花がつきます。これは上から撮りましたので雌花という事になります。痩果は、周りが翼状になりハート形です。マウスを乗せると、和名の由来となった葉腋につくムカゴに変わります。

イラクサ科ムカゴイラクサ属ムカゴイラクサ(Laportea bulbifera (Siebold et Zucc.) Wedd.)。

【シュロソウ】

シュロソウは、前庭のイヌツゲの下に生えています。地域の落葉広葉樹林などで見かける事は良くありますが、開花株に出会う事は少ないように思います。この個体は、一昨年花が咲き、昨年は咲かず、今年咲きました。隔年で咲くのが通常なのか分かりませんが、変わった花なので除草せずに残してあります。

花は、両性花と雄花が同じ株につきます。マウスを乗せると子房の無い雄花に変わります。

こちらは両性花です。開花してからかなり日数が経っており、果実期になっているものもありました。

変種や品種の記載が多い植物で、花が緑色のものをアオヤギソウ、このように暗紫褐色のものをシュロソウ、葉幅の狭いホソバシュロソウなどがあります。また亜高山帯に生育するタカネアオヤギソウやムラサキタカネアオヤギソウなどもあり、Veratrum maackii Regelの仲間は、高度に対する生育範囲はかなり広い植物だと思います。

シュロソウ科シュロソウ属シュロソウ(Veratrum maackii Regel var. reymondianum (O.Loes.) H.Hara)。旧分類体系では、ユリ科とされていました。

シュロソウ属は、アルカロイドを含む有毒植物です。ムカゴイラクサも有毒植物ですが、山菜として食べる事もあるようです。幾度も痛い目に遭わされたので、とても食べる気になれません。

2020年10月13日 (火)

イネ科の植物

植物観察を趣味の一つにしていますが、何でも覚えようとする気はなく、興味ある植物にしか目を向けて来ませんでした。だから苦手なものが沢山あります。イネ科植物もその一つです。

この場所では、イネ科の植物が勢力争いをしていました。ヒメアシボソ、ササガヤ、ヌカキビ、写真枠のすぐ横には、チジミザサなども見られました。斑入り葉の個体は、ササガヤかな?

こちらは、ヒメアシボソです。芒があればアシボソです。総は2~3本、稀に1本とあります。生育地の栄養状態が良ければ、3本が多く見られ、悪いと1本が見られるように思います。

実は、昨年この果実を採取して植物標本と共に、研究者経由で海外へ送りました。生育場所による違いがあるそうで、環境の違う何ヶ所かで採取しました。

ササガヤです。見慣れない内は、葉がチジミザサに似ていると思いました。

こちらがチジミザサの花です。花を見れば全然違いますね。萌の散歩道に沢山生えていて、果実をいっぱいつけて来ます。

ヌカキビです。一番上の写真の右側辺りに写っています。この中では、葉が一番大きいと思います。

掲載種の名前が、間違っていたら教えてください。

昨年の6月下旬から始めた、サワトラノオの実生栽培実験の報告書は、追記分を含めて写真帳と共に今朝まとまりました。DVD/CDに書き込んで提出予定です。苗は、受け入れてくれる施設に運んだし、これで実験場での栽培実験はお終いです。

そういえば、最近DVD/CDドライブの無いパソコンが増えているようですね。私のパソコンには、マザーボードの設定をする時に必要だったため、フロッピーディスクのドライブもあります。Dual Xeonの後継機として組み立てたCore i7搭載のペンギンも、かなり年代物になって来ました。後どのくらい頑張ってくれるだろうか?

2020年10月12日 (月)

シロバナミゾソバとハナタデ

サンショウバラの実生苗を頂いたので、再生畑②に植えて来ました。その他、青汁用のケールと栽培が苦手な白菜の苗も、畝を作って植え付けました。今日は、夏に戻ったような日で、汗びっしょりになり、脱いだTシャツが重たいくらいでした。

再生畑②の入り口に咲いていた、タデ科の花を撮ってみました。

【シロバナミゾソバ】

一般的に、ミゾソバの花は先端部が紅色を帯びていますが、この花はご覧のように白色です。でも、葯は通常花と同じく淡いピンクです。

牛の額のような葉が特徴的です。花柄の赤い腺毛も母種と同じです。ただ、母種の茎は赤味を帯びていますが、白花品種の場合は緑色です。

托葉鞘(たくようしょう)の筒部は短く、口部は葉状になって広がっています。托葉は、未発達の葉身を保護する役割があると考えられているそうです。

タデ科イヌタデ属シロバナミゾソバ(Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross f. viridialba (Iwata) Hanai et Seriz.)。

【ハナタデ】

何処にピントを合わせたか分からないような写真で恐縮です。わざとぼかしたという事で・・。

イヌタデなどに比べて花は疎らにつきます。托葉鞘の縁に長い毛があり、表面に伏毛があります。シロバナの品種も記載されていますが、まだ気にして見た事はありません。

タデ科イヌタデ属ハナタデ(Persicaria posumbu (Buch.-Ham. ex D.Don) H.Gross)。

2020年10月11日 (日)

草原と林道で見た植物

用事があって、富士山こどもの国へ行って来ました。帰りは、不法投棄監視パトロールのコースになっている林道を通りました。

ヒノキの林縁に、セキヤノアキチョウジが咲いていました。ここの個体は、どれも花付が良く見応えがありました。その横には、イヌショウマの次に咲くサラシナショウマも見る事が出来ました。引き籠っている間に、山野の植物も様変わりしていました。

最近では、マツムシソウも希少種の部類に数えられていますが、昔は彼方此方の道脇や草原で普通に見る事が出来ました。草原には、アケボノソウの花も咲き始めていました。愛鷹林道でも、そろそろ見られるでしょうか?

ナギナタコウジュの花も、所々で見る事が出来ました。花が片側に咲き、なぎなたのようでしょ?独特の匂いがあります。

こちらはコメナモミでしょうか?地域では、メナモミと思える植物を見た事がありません。ちゃんと両者を比較して見たいのですが・・。

富士山こどもの国は、天候に恵まれて親子連れで賑わっていました。都会の人が多いのか、すれ違った人たちはみんな、普通に見られる自然を楽しんでいるようでした。経営の難しさもあるでしょうが、地域にこういう場所がある事はとても有り難いと思います。

午後から、別の地域に住むシキミ屋が、農薬散布にやって来ました。前回は火曜日でしたから、まだ一週間も経っておりません。洗濯物や布団を慌ててしまいました。専業農家なのに、土日に散布する事が結構あります。高頻度農薬散布の有毒植物なんか、民家から離れた山の中で栽培すれば良いものを、何事にも常識の無い一族で困りものです。

2020年10月10日 (土)

タイワンホトトギス系の花

庭の各所に、タイワンホトトギス系の花が咲き出しました。

このホトトギス属をタイワンホトトギスと呼んでいました。ところが、純血種に近いタイワンホトトギスは、花被片の先端部が薄紫色で斑点も少ないようです。花序の特徴などはタイワンホトトギスと同じなので、園芸用に作出されたホトトギスとの交配種ではないかと思います。

9月中半頃、葉の食痕が目につきました。良く見ると、このような毛虫が集っていました。ルリタテハの幼虫です。かなり食欲旺盛なようで、茎を残して葉を殆ど食べられたものが何本かありました。でも、ちゃんと花を咲かせています。ホトトギスの仲間は、切り戻しにも強く、挿木で発根させる事も出来、とても丈夫な植物だと思います。

2020年10月 9日 (金)

ホトトギスの花

家の近くで、ホトトギスの花が咲き始めました。愛鷹の林道や渓ではもう少し先でしょうか?

オシベは6個あり、花糸の先端が下向きに反って葯をぶら下げています。

花柱の先端は3裂し、各裂片の先端は更に2裂しています。花柱には、透明な球状の突起物があります。触ってみて粘性は感じられませんでしたが、花粉を付着しやすくするためにあるのではないかと思います。

この花は上の花とそっくりですが、良く見ると斑点の大きさや色の濃さに違いがあります。そういう微妙な違いを見比べるのも楽しいです。ホトトギスの名を持つ植物は、沢山記載されています。その中で、この本家ホトトギスは、愛鷹山系で沢山見る事が出来ます。

花色や斑点の変異が多く、稀に花被片に紫色の斑点が無い白花の個体(シロホトトギス:Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook. f. albescens (Makino) Hiyama)を見る事もあります。ただ、白花の場合も花被片基部の黄色の斑点は残ります。

ユリ科ホトトギス属ホトトギス(Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook)。

2020年10月 8日 (木)

タムラソウの花

一昨年、実生苗をもらったタムラソウの花が、今年も咲きました。

外側の一列は無性花で、長く伸びた筒部が3~5裂してオシベやメシベがありません。それ以外は両性花で5裂し集葯雄蕊(しゅうやくゆうずい:花糸は分かれているが、葯の部分で合着したオシベ)が長く突きだし、その中からメシベが伸びて柱頭が2裂します。

早期(メシベが姿を現す前)の花。

時間の経過と共に、メシベが伸び柱頭が2裂して反り返ります。早期の花に比べて、賑やかな感じの花です。

タムラソウはアザミに似ていますが、アザミ属のように葉に棘は無く、触れても痛くありません。草丈30~140cmとありますが、この個体は先端部で250cmほどあります。昨年も、同様に大きくなりました。

シソ科の植物にも、タムラソウの名がつくものが沢山あって紛らわしいですね。

キク科タムラソウ属タムラソウ(Serratula coronata L. subsp. insularis (Iljin) Kitam.)。

2020年10月 7日 (水)

カゲロウラン花の確認

今迄、地域で発見したカゲロウラン(3個体)の記事を、幾度か掲載しました。でも、まだ確認しなければならない事がありました。

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初めて出会った時は、このような状態(果実期)でした。葉の特徴や花の名残からカゲロウランと判断しました。でも、まだこの個体の花を確認した事がありませんでした。

発見時の生育場所が、シカのたまり場になって踏みつけられていたため、別の場所へ移植しました。県中部でしか見た事の無かった別種の野生ランは、踏みつけられた後に姿を消してしまいました。それが分かった時、移植しておけば良かったと今でも後悔しています。

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現在の、葉の様子です。真ん中の個体は、栄養繁殖により2本の花茎が上がっていました。まだ大丈夫だろうと思っていた花は、殆ど終盤を迎えていました。遅かったか・・。

先端にまだ無事な花がありました。これで間違いないと思います。このまま無事を見守って行きたいと思います。

この野生ランはとても結実率が高く、花がすぐに終盤を迎える事などから、自動自家受粉をするのではないかと思っています。

ラン科キヌラン属カゲロウラン(Zeuxine agyokuana Fukuy.)。

2020年10月 6日 (火)

再生畑②の野菜

チャノキが伸びてササが繁茂していた再生畑・・苦労して伐採しても、少し放置するとあっという間に耕作放棄地のようになってしまいます。3ヶ所ある畑の内、農業用水栓のある再生畑②だけを使い、他は時々草刈りと耕運機をかけています。借りてくれる人を探していますが、なかなか見つかりません。行政やNPOで、仲介するような組織が出来ると良いのですが・・。

落花生以外の野菜の様子を撮ってみました。

自家製の種子を発芽させて得たキャベツの苗は、防虫網で覆いました。ブロッコリーの仲間は、何種類かホームセンターでポット苗を買って来ました。こちらは毎年、覆いをしないで栽培しています。

ブロッコリーやカリフラワーの仲間です。最近は、いろいろな種の苗が売られているので面白いです。

こちらは、「道の駅はくしゅう」で買って来たヒョウタンカボチャの種を蒔いたものです。親戚から貰ったクリカボチャは、植付時期が早かったのでとっくに収穫しました。カボチャも、時期をずらして植えればずっと楽しめます。

同じく「道の駅はくしゅう」で買って来た大形のハナマメの種を蒔いたところ、御覧のようにとても勢い良く育ちました。ところが、果実が生りません。幅広の鞘が出来ても、そのまま枯れてしまいます。父親は、小形のハナマメを作っていましたが、毎年沢山収穫していた記憶があります。原因の分かる方、教えてください。

マウスを乗せると、2ヶ所の畑を渡り歩いてここにやって来たサトイモに変わります。サトイモは、連作障害を起こしますが、何年間かは普通に育つ場合があります。一部の芋は、父親が栽培していたものの子孫です。

嫁さんが買って来た2種類のパプリカです。ところが、以前栽培したものよりずっと小さな果実です。こういう種類なのか、栽培法が悪いのか分かりません。

素人農業は、分からない事ばかりですが、試行錯誤して行く面白さもあります。

2020年10月 5日 (月)

落花生収穫

未耕作エリアに、耕運機がけをして置こうと出かけたところ、落花生にかけた網の中に侵入者の形跡がありました。どうも、小動物が網の裾から入って落花生を食べたようです。これ以上被害に遭う前に、全て収穫する事にしました。

再生畑②に落花生を植えるのは初めてです。様子見のため、何ヶ所かに分けて植え、この場所だけ黒いマルチングビニルを敷きました。真夏の暑さで、かなり高温になる事が予想され、子房柄が伸びてビニルに触れた時、高温障害が発生するかもしれないとの不安がありました。

でも、その心配をよそに、マルチ無しのものに比べてずっと大きな株に成長しました。一列植ですが、両手を広げたくらいの幅になりました。

昨年、道の駅で大小二種類の殻付きラッカセイを買って来ました。それをビニルポットに蒔いて発芽させたものです。他の畝も併せて、バケツ4杯以上採れました。

キリの良いところまで終わらせたので、昼の時間が過ぎてしまいました。慌てて片付けたため、カメラを電気柵にかけたまま忘れてしまい、萌の夕散歩の時取りに行きました。

電気柵やシカ網の中に入れると厄介なので、未耕作エリアの桐の木に繋いでおきました。普段来れない場所なので、ずっとハイテンションでした。たまには変わった場所を散歩させてあげたいのですが、そのルートを覚えていて、嫁さんの散歩の時に言う事を聞かなくなるそうです。

2020年10月 4日 (日)

ヤツシロラン類根状器官の様子

家族に手伝ってもらい、倉庫の片付けをしたかったのですが、萌の散歩が終り不法投棄監視パトロールの報告書などを作成していたら、半日潰れてしまいました。思い通りにはいかないものです。

昨日、散歩道のクロヤツシロランを見て来たので、ヤツシロラン類の実生栽培実験容器を覗いてみました。

【ハルザキヤツシロラン】

分岐した根状器官が成長していました。マウスを乗せると、8月26日の写真に変わります。

根状器官と菌糸の接触部分を接写してみました。半透明だった根状器官が、褐色になっています。

【ヒメヤツシロラン】

分かり難い写真ですが、何ヶ所かから半透明の根状器官が伸びています。マウスを乗せると、根状器官に出来たイボの写真になります。この変化により、容器内にヒメヤツシロランの共生菌が存在している事が分かります。

昨年撮った写真ですが、菌糸と根状器官の接触部とその変化が良く分かります。

現在は、どの容器も自生地の樹種と同じ部材のマットで塊茎を覆ってあり、中の変化が見られないようになっています。マット上に出現した根状器官により、塊茎の無事を知る事が出来ます。

山野の観察では、このような変化を見る事はまず出来ません。また、種ごとに根状器官にもいろいろな違いのある事が分かりました。キノコを食べて生きる植物は面白いです。

2020年10月 3日 (土)

散歩道のクロヤツシロラン

今日は、一人暮らしの義母の様子を見に行って来ました。病院へ行く日なのに、到着すると留守でした。歩行器を使って、自分で近くの病院に行っていたのです。嫁さんと、ちょっと慌ててしまいました。

今朝の散歩時に、クロヤツシロランの果実が目に入りました。「しまった、遅かったか!」・・萌に朝ご飯を食べさせた後、撮影に行って来ました。

脇の林に入ると、咲いていました!この花は花粉塊が落ちていました。訪花昆虫の首に上手く着かなかったようです。下の写真は、コンデジの底を地面に押し付けて撮りました。

こちらは、萼片や側花弁の先端が萎れかけていますが、花粉塊はまだ残っています。

蕾の個体も幾つか見受けられました。この写真は、上側と下側から取ってあります(マウスを乗せると下側)。ヒノキの球果ほどの花で、地際に咲きこの色彩ですから、花期に見つけるのは至難の業です。

花柄が伸びた果実期に見つけておいて、翌年の花期に探すのが一番良いと思います。でも、同じ個体は翌年花をつけない事が多いようです。昨年、幾つかの開花株の横に笹を挿して置きましたが、今年はどれも花が見当たりませんでした。

こちらは果実です。同じ場所でも開花時期にかなりなずれがあるようです。

ラン科オニノヤガラ属クロヤツシロラン(Gastrodia pubilabiata Y.Sawa)。

静岡県版RDBでは、クロヤツシロランが準絶滅危惧(NT)に指定されており、より個体数が少ないと思われるアキザキヤツシロランが未指定となっております。全体の分布状況は把握しておりませんが、県東部に関する限り、逆ではないかと思っています。

当初は、両者が混同されていて、アキザキヤツシロランだけが記載されており(全部アキザキヤツシロランと思われていた)、クロヤツシロランが後から記載された為、取り違えている可能性もあります。

2020年10月 2日 (金)

カンアオイ開花

一人歩きの多い私には、苦手な植物が沢山あります。ウマノスズクサ科カンアオイ属もその一つです。カンアオイは、地域によって生育する種がある程度限定されているようです。

我が家の近くでは、カンアオイ(カントウカンアオイ)とオトメアオイを見る事が出来ます。両者の葉は似ている上に、斑の入り方などに変異が多く、またどちらにも亀甲模様の葉も見られます。識別ポイントとして、花(萼筒)の内壁の縦隆起線の数が違うそうですが、私のような素人は花期の違いと花形で見るのが一番分かりやすいと思います。

カンアオイとオトメアオイを見歩くと、オトメアオイは単体で生えている事が多いのに、カンアオイはこのように大株のものを良く見かけます。

葉を捲ってみると、沢山の花が咲いていました。萼筒同士がおしくらまんじゅうをして、変形しているものも見えます。

まだ蕾のものもありました。萼筒の色が濃く基部は小苞に覆われています。萼筒外部の形は、カンアオイが鐘形なのに対して、オトメアオイは萼筒基部が丸みを帯びていて、萼筒の上部が少し括れています。

こちらは、オトメアオイです。一般的に、蕾や開花間もない花は、カンアオイよりも白っぽく感じます。また、蕾の時から小花柄が伸びています。

「カンアオイとオトメアオイは、花期が違う」とありますが、「咲き始めの時期が違う」と表現した方が分かりやすいと思います。カンアオイが咲き始めた今頃でも、オトメアオイの花も枯れずに残っています。ただ、淡褐色だったオトメアオイの花は、どれも濃褐色~暗紫色に変わっていました。

※素人目線で気付いた事などを記載してあります。あくまでも、私が観察した個体に関してという事でご理解ください。

2020年10月 1日 (木)

プチ探索(富士宮市)

今日は、午前中少し雨が降っていたので、PC作業にしました。ExcelとCAD入力が主でしたが、家族のノートパソコンを使ったため、ソフトのバージョンが違い操作に手間取りました。機能アップしていても、使い慣れたものにはかないません。

訪問した富士宮市で、以前から気になっている場所がありました。

棚田の先にある山です。時間がありませんでしたので、様子見だけして来ようと山裾を目指して走りました。途中には、ヒガンバナロードの立て札があり、とても長閑な場所でした。

コスモスも植えられていました。草が多いと思うでしょ?でも、この感じからすると、比較的草刈りしている方だと思います。素人農業の経験から・・。

山裾には、大倉川が流れており、農地防災ダムが設けられていました。振り返ると富士山の山頂だけが見えていました。

彼方此方で、ススキ、ヒガンバナ、ミズヒキ、ノコンギク、セキヤノアキチョウジ、イヌショウマの花などが秋を感じさせてくれました。残念ながら、アケボノソウはまだ蕾でした。

山へ上る道も、少しだけ探索してみました。時間のある時に、少しずつ範囲を広げてみようと思っています。

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