サワトラノオ移植準備
行政担当窓口の承諾を得て、実生栽培実験で得たサワトラノオの株と種子を有効に利用するために、ある施設で受け入れて頂く事になりました。前年の経験から、10~11月頃が適期と判断し先方に伝えてあります。
右が実生栽培実験で得た当年茎の株元から出現した新芽の成長したものです。考えがあって、植え替えずそのままにしています。左が実験株から得た種子を別の実生床に播種し、連結ポットに植え替えたもので、今の所約300個体ほどあります。
新たな実生苗は、受け入れ先と打ち合わせに行った折、担当者から頂いた気になる写真があったため、保険のつもりで準備しました。その内容については、別の機会に紹介したいと思います。
当年株の株元から出現した新芽と、実生苗を接写してみました。実生苗は、昨年より一月遅く播種したため、成長具合によっては来春に移植した方が良いかもしれません。
最後に、一番気になっている腰水栽培の個体です。当年茎からの分岐枝がまだ枯れずに残っていて、空中へ伸びた部分の葉腋からも新芽が出現しました。でも、分岐枝はいずれは枯れると思いますので、水中に沈めました。マウスを乗せると、水に沈んだ当年茎の葉腋から出現した新芽の写真に変わります。栄養繁殖した新芽は、とても元気です。
« 田園地帯の植物(9月下旬) | トップページ | 栗の毬に生える菌類 »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
コメント