シュウカイドウ
家の彼方此方に、シュウカイドウの花が咲いています。冬に地上部は枯れますが、球根が残り越冬します。富士山南麓で標高700mくらいの林縁でも、逸出品を見る事があります。寒さには強い植物だと思います。
葉は、左右対称ではなく、変形方向も一様ではありません。
雌雄異花同株で、雄花は先端につきます。雌花は三角錐状の子房をつけているので区別出来ます。雄花に比べて雌花の方が多くつきます。
雄花です。雌花より早く咲き、花弁や萼片が良く開きます。
雌花です。雄花より遅れて咲きます。メシベが螺旋状で面白いですね。
雌花の花弁は、時間の経過とともに落下します。その後、メシベが落ち三角錐状の子房が褐色に熟します。花期が終り果実が熟す頃、葉腋にムカゴが出現し、種子繁殖と栄養繁殖の二本立てで増えて行きます。
シュウカイドウ科シュウカイドウ属シュウカイドウ(Begonia grandis Dryand.)。
中国大陸やマレー半島を原産地とする帰化植物です。中国名「秋海棠」・・和名は中国名から来たようですね。
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