ヤブミョウガ
今日は、PC作業と種子標本などの整理を行いました。また、サワトラノオ以外の実生栽培実験の準備も始めました。これから種子が熟すものもありますが、既に熟したものは来年の開花を目指して、出来るだけ早く播種する予定です。
ミョウガの名がつく植物に、ハナミョウガとヤブミョウガがあります。ハナミョウガは、県中西部では各所で見る事が出来ますが、東部ではごく一部でしか見る事が出来ません。でも、ヤブミョウガは各所で見る事が出来ます。家の近くに生えていたヤブミョウガの花と果実を観察してみました。
ヤブミョウガの花には、両性花と雄花があります。両性花はオシベとメシベがあり、花の基部に子房が確認出来ます。マウスを乗せると、オシベだけの雄花に変わります。
こちらは一見蕾のように見えますが、受粉が終り花弁が落ちて子房部が萼に包まれたものです。
果実は、緑白色からやがて濃青紫色に熟します。種子繁殖以外に地下茎を伸ばして栄養繁殖もするため、まとまって生える事の多い植物です。
ツユクサ科ヤブミョウガ属ヤブミョウガ(Pollia japonica Thunb.)。
« アマチャヅルとスズメウリの花 | トップページ | 散歩道で見た果実 »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
コメント