シュスランの花
地域で生育が確認された「野生ラン図鑑」を作成中です。シュスランの花の写真がまだ撮ってありませんでしたので、位置情報を教えていただき、GPSにポイント登録して探索に出かけました。
位置情報を頂いたとはいえ、小さな野生ランの場所にピンポイントで到達するのは、かなり難しいと思います。でも、今回も山の神様が導いてくれました。
開花株は1本だけでしたが、狭い範囲に小さな葉が結構見られました。分布状況を見ると、何ヶ所かに実生発芽した個体が、匍匐茎で栄養繁殖していると思われます。
コンデジで強制フラッシュと、フラッシュ無しで撮ってみました。F2.0のレンズとはいえ、薄暗い林床ではフラッシュ無しは辛いです。
同じ花序を方向を変えて撮ってみました。花は淡紅色を帯びた白色です。
「背萼片と側花弁は完全に重なり、唇弁は赤味を帯びる」とあります。中国名は、鳥嘴蓮 (絨葉斑葉蘭)・・この野生ランに関しても、的を射た名前だと思います。
こちらは、次の開花株候補でしょうか?葉にビロード状の光沢がある事から、ビロードランの別名があります。
情報提供者様と山の神様に感謝です。
ラン科シュスラン属シュスラン(Goodyera velutina Maxim.)。
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