田園地帯の植物(9月下旬)
午前中、素人農業に使う稲藁を貰いに行って来ました。これがいろいろ重宝するので、今では欠かせない材料になっています。
田圃の畔などで、気になる植物を少しだけ観察して来ました。
最初は、ミズワラビ属です。この植物に初めて出会ったのは、もう十年以上前のことになります。富士市内では、稀な植物だと思います。
ミズワラビは、南方型と北方型があり、前者をミズワラビ、後者を変種のヒメミズワラビとして新たに記載したそうです。図鑑で見るミズワラビほど胞子葉が細くない事から、ヒメミズワラビではないかと思います。
こちらはクサネムです。この植物も、山間の地では見る事がありません。
昨年の同じ時期頃、この小さな花をつけるツユクサの仲間を見付けました。普通に見るツユクサと比べてみました。花は小さいですが、茎は太いのが意外でした。葉の形からマルバツユクサではなく、シマツユクサかカロライナツユクサだと思います。果実期になったら、エライオソームの有無を確認しようと思っています。
マメアサガオとホシアサガオです。深い水路脇に群生していました。マメアサガオは一般的に白花ですが、稀に紅花もあるそうです。葯は、白花紅花とも赤紫色です。ホシアサガオの葯は白色で、花の中心部が濃紫色になります。
田園地帯に生える植物は、見る機会も少なく外来種も多い事から図鑑を見ても迷ってばかりです。ご存知の方、教えてください。
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