不法投棄監視パトロールで出会った植物(8月②)
再生畑で、ササやチャノキの枯れたものを片づけ、耕運機で耕しています。その間に、草取りや草刈りがあるので、なかなか進みません。素人農業は、野菜の世話より除草作業に明け暮れています。最近、地下足袋と脚絆、そして手甲をつけて作業しています。恰好だけは一人前っぽいかも?
林道を歩いていると、沢山の虫の羽音らしきものが聞こえて来ました。サンショウ(ホンザンショウ)は、果実が膨らんでいますので、この時期に訪花昆虫がやってくるのは、イヌザンショウのようです。
エゴノキに、沢山の果実が生っていました。次は、花期に訪れたいものです。
林道脇に、ミヤマウズラの花が咲いていました。
豚の鼻や口を開けた野鳥のヒナを、連想させるような花です。ミヤマウズラがまとまって生えている場所を、継続して観察して来ましたが、年々個体数を減らしています。「普通に見られる」とありますが、その割にベニシュスランのように、気難しいところのある野生ランなのかもしれません。
【気になった事】
一見、鹿の角が落ちていると思いました。良く見ると、スルガテンナンショウの茎でした。イノシシに塊茎を食べられた痕のようです。今迄、テンナンショウ属塊茎の食害は、見た事がありませんでした。
実は、このエリアで、初夏にオス花とメス花を合わせて、150体ほど調査して歩きました。イノシシに狙われるようになったとしたら、来年は激減しているかもしれません。
彼方の山を見ると、所々紅葉したようになっています。これは、カシノナガキクイムシによる被害だと思われます。最近、各所で枯れた葉をつけたコナラなどを見かけます。「大量発生と衰退を繰り返す」とありますので、今が大量発生の時だと思います。国道脇でも、葉が枯れたコナラの大木を、所々で見かけます。道路に倒れたら非常に危険です。積極的な対処法はないものでしょうか?
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