不法投棄監視パトロールで出会った植物(9月下旬)
今月2回目の、不法投棄監視パトロールを行いました。予定していたルートが工事中だったため、迂回して別ルートを走りました。
パトロールしたルートは、スギやヒノキなどの針葉樹林が多く、稀に落葉広葉樹林があります。
針葉樹林と落葉広葉樹林の境目です。この辺りでは、所々でコケやスゲの仲間に覆われた溶岩を見る事が出来ます。パトではない日に、のんびり歩きたいところです。
【種子植物】
初めてのエリアで、ヤクシマヒメアリドオシランを見付けました。マウスを乗せると、同じ林内に生育するツルリンドウの苗に変わります。一見すると似ていますが、見慣れると葉の形や葉柄の長さ、茎の様子などで区別出来ます。
時間のある時に、地域におけるこの植物の生育エリアを調べています。今迄に、当初の予想を超える広範囲な生育エリアと個体数を確認しています。風に乗り種子が飛散して、どんどん生育範囲を広げているようです。栄養繁殖もしますが、ラン科植物にしては、実生での発芽率がかなり高いように思います。
ツルリンドウも花盛りです。開花株まで成長すると、苗とかなり違った印象の葉になります。
林道脇では、タイアザミ(トネアザミ)やワレモコウなどの花が咲いていました。
【胞子植物菌類】
こちらのキノコは、アカイボカサタケで良いのでしょうか(黄色いとキイボカサタケ)?。マウスを乗せたキノコは、傘肌が手焼きせんべいを連想させます。
そして、走行中にタマゴタケが目に入りました。脇見運転ではありませんよ。老眼だけど、動体視力が良く、視覚が広いのです。
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