ヌマダイコン属
ヌマダイコン属を初めて見たのは、県中部の川沿いでした。その後、富士市でも何ヶ所かで見る事が出来ました。
少し日照の悪いところ(半日蔭)で見る事の多い植物ですが、下の写真のように比較的日当りの良い場所でも生育します。草勢が良く、あっという間に大株になります。
花を接写してみました。舌状花のように見える白い扁平な棒状のものは、花柱だそうです。筒状花の中から2本ずつ出ています。フジバカマ属の花と似ています。
この植物をヌマダイコンと思っていましたが、ヌマダイコンとオカダイコンを別変種として分けたそうです。下記にYlist標準学名を記載します。両者を比較して見た事が無く、区別が良く分かりませんので、ヌマダイコン属としました。中国名では、ヌマダイコンが下田菊で、オカダイコンは寬葉下田菊となっております。オカダイコンの方が葉幅が広いようです。また、葉の鋸歯もオカダイコンの方が多いなどの違いがあるそうですが、一番確実なのは、オカダイコンの痩果の表面が平滑なのに対して、ヌマダイコンは疣状(いぼじょう)という違いがあるそうですので、後日確認したいと思います。
キク科ヌマダイコン属ヌマダイコン(Adenostemma lavenia (L.) Kuntze)。
キク科ヌマダイコン属オカダイコン(Adenostemma latifolium D.Don)。
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