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2020年8月 1日 (土)

ヤクシマヒメアリドオシラン

今日は、今年度二回目の沼川遊歩道の草刈りでした。今回はジヤトコさんも大勢参加してくれました。開始して一時間もすると、暑さでめまいがするくらいでした。私が、この事業へ参加し始めた頃は、NPOの役員と市民団体の10人前後で、場合によっては12時を過ぎる事もありました。ジヤトコさんが参加してくれるようになって、本当に良かったと思います。

不法投棄監視パトロールのついでに、調査したい植物がありました。とても小さな野生ラン・・ヤクシマヒメアリドオシランです。時間を見て、少しずつ生育エリアを調べています。

私がこの植物と初めて出会ったのは、もう6年ほど前の事になります。ある研究者から、斑入りのハクウンランを探してほしいと依頼され、冬のスギ林を幾度も探索して歩きました。ハクウンラン自体とても小さな植物の上に、地域の個体数は極限られています。冬に探すのは至難の業ですが、運よくそれらしき葉を見付けました。花期に花を撮ってブログに掲載し、「以前見たハクウンランと感じが違う」と書いたところ、ヤクシマヒメアリドオシランだと教えてもらいました。

最初に発見した場所を含めて、大きな生育地ではここが三番目の場所になります。どのくらい広範囲に生育しているか、現在調査中です。

萼片や側花弁は通常褐色ですが、白っぽいものや緑を帯びたものがあります。ただ、これは生育地にもより、稀だと思っています。

最初に見つけた生育地は、このようにまとまって生えているのを良く見かけました。ところが、別の場所ではハクウンランのように単体で見る事が多く、同じスギやヒノキの林で数えきれないほどの個体数を見る事が出来ても、各々生育の状況に違いがあります。

新たな生育地の証拠標本として、1本引き抜いてみました。根は、このように退化しています。ハクンランやアリドオシランなどと同じです。

比較のために、ハクウンランの花を掲載します。唇弁の裾の違いに注目です。

ラン科オオギミラン属ヤクシマヒメアリドオシラン(Odontochilus yakushimensis (Yamam.) T.Yukawa)。

ところで、属に関して気になる事があります。従来ハクウンランの仲間は、Vexillabium属とされていたそうですが、日本のランハンドブック①には、Kuhlhasseltia(ハクウンラン)属に含めるのが適当とあります。ところがYlistでは、ハクウンランもヤクシマヒメアリドオシランもOdontochilus(オオギミラン)属を標準としています。両者とも学名の末尾にT.Yukawaとありましたので、日本のランハンドブック②では、オオミギラン属として掲載されるものと思います。

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コメント

おばさん、お早うございます。
不法投棄監視パトロールをしていると、ごみ集積場に出せる物でもわざわざ山中に捨てる輩がいます。
飲料水の容器などは、同じ場所に同じ銘柄が捨ててあることが多く、通勤車両ではないかと思われます。
こういうものを無くすには、注意喚起の標識ではなく、幼少からの教育が必要だと思います。

長く続いた雨も、もう少しで解消されそうですね。
ハツカダイコンなどの葉野菜は、苗が溶けてしまいました。
毎年「今年の天候はおかしい」と言っているような気がします。

不法投棄監視パトロール
本当にご苦労様です。
何もできない私はせめてごみを減らそうと
努めていますが、これからの果物のゴミが増えそうで怖い。

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