サワトラノオの栄養繁殖
今日も暑かった!昨日の沼川遊歩道に続き、今日は町内の道脇の草刈りをしました。流石に、二連続は疲れが蓄積します。
毎度、同じような写真ばかりで恐縮ですが、サワトラノオの栄養繁殖に目を向けてみました。
睡蓮鉢に沈めたサワトラノオは、果実が熟す頃から株元に新芽が出現しました。そしてその成長は、プランター植えのものに比べてずっと早い事が分かりました。また、当年茎や葉もまだ緑を保っています。当年茎の寿命も長くなります。
こちらは、プラコップに水を入れ、刈り取った当年茎を挿しました。7月26日と30日の様子です。
葉腋から次々と新芽が出現し、その付け根から発根をしています。その根は、どれも太い根です。諸先輩は、これを地下茎と捉えているようです。
茎の下端の様子です。良く見ると、葉腋だけでなく切り口からも根の出ているのが分かります。早いものでは、1週間ほどで発根しました。果実が熟し種子が播種される頃が、一番葉腋からの新芽が出やすく発根も盛んなように思います。
こちらは以前も掲載した写真です。当年茎は枯れ、その株元から伸びていた太い根の付け根から新芽が伸びています。殆どの株元から出現しますが、中には出そびれるものもあるようです。二年目の生育を望む場合、とても大切な時期であると言えます。ある程度成長してしまえば良いのですが、この時期の環境によっては姿を見る事が出来ないかもしれません。
もしかしたら、サワトラノオにとって一番良い生育環境は、当年茎の寿命が長く新芽の成長も早い、一番上の睡蓮鉢なのかもしれないと、少し思い始めています。次に考えている実験結果によっては、本当にそうかもしれない・・。
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t-yam1さま、コメントありがとうございました。
クモランのように緑色のとても小さな花は、撮るのが難しいですね。
TG-4は、デフューザーFD-1用の設定があるシステムの更新プログラムを入れて撮っています。
新しく発売されているTG-5では、元からFD-1に対応しているようですが、私の機種はプログラムの更新が必要でした。
新機種は、焦点などもずっと合わせやすいようです。
周りの人がみんな持っているので、羨ましいです。
投稿: やまぶどう | 2020年8月 3日 (月) 19時53分
やまぶどうさん、おはようございます。初めてこの欄にコメントいたします。
過年はチドリでお世話になりました。その後も順調に咲き残っているようです。
ざっとブログを拝見させていただきました。植物観察に限らず、多岐に活動のご様子です。
今回はカメラの顕微鏡撮影に敬意を申し上げたいと思います。
同じカメラ(-4)をお使いのようですが、なかなかシャーブな画像が撮れません。今年もクモランにチャレンジしましたが、不満足な結果です。
やまぶどうさんの画像を参考にしながら、精進いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: t-yam1 | 2020年8月 3日 (月) 08時55分