不法投棄監視パトロールで出会った植物(7月下旬)
このところ続いた大雨で、林道に土砂が流出したり、路肩が崩れたところが目につきます。また、最近、どうしてこんな所に?なんて思える場所に、他県ナンバーの車が止まっている事があります。
今年は、富士山の入林禁止エリアが広い事と、スカイライン脇に管路敷設工事などを行っているため、行き場を失った車が迷い込んだのかもしれません。
その昔、地域の林道脇には沢山のヤマユリが生育していました。ところが樹木が大きくなり、下草も刈らなくなったため、あまり見られなくなってしまいました。挙句の果てには、イノシシの食害にも遭って、ますます減少の一途を辿っています。
コアジサイは果実期になり、ヤマアジサイは役目を終えた装飾花が裏返り、同じく果実期を迎えています。次にはノリウツギの花が咲き、トリを飾るのはタマアジサイです。タマアジサイの花期は長く、今頃から晩秋でも見られる事があります。
数年前に地域の林道で、装飾花だけでなく両性花も白いタマアジサイに出会いました。その後、付近を探しているのですが、再会の夢は叶っておりません。
川の様子を覗きに行って、予期せぬ植物に出会いました。足場が悪くピンボケしてしまいましたが、ベニシュスランです。何時も見に行く生育地は、広範囲に数えきれないほどの個体数が存在しています。でも、このエリアで見たのは初めてです。近くに本家があるかもしれません。
ウメガサソウは、果実期になっていました。この場所は何時もタイミングが悪く、なかなか花期に出会えません。
歩ける内に、地域に生育する植物をもっと調べてみようと思っています。でも、急峻なところが多く覚悟して行かなければなりません。先月の渓流遡行は、彼方此方痛くて結構尾を引きました。
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