サワトラノオ栽培実験2年目の準備
今日は、午前中草刈りでした。殆ど休まず行うので、半日やると腕も足もだるくなります。でも、草刈りや草取りはウンザリするけど、達成感があります。
花(果)穂を切り取ったサワトラノオは、当年茎が枯れ始めたので、切り取りました。葉に緑の残るものは、一部挿木にしたり花瓶に挿しました。発根を期待してですが、もっと早い時期でないとだめかもしれません。水中発根の実験から、開花前くらいまでに挿木した方が良いと思います。
紅い茎が、上部を切り取った当年茎です。基部から出ている芽は新株となり、季節が進めばもっと出現すると思っています。
「そんな事も分からないのか?」なんて言われるかもしれませんが、この植物の生態に向き合ったのは、昨年6月末の播種からですので、開花株のその後は私にとって未知の世界なんです。
上の写真にも少し写っていますが、果実を採取した時に零れた種子が発芽しています。一年目の実験で、播種から1週間ほどで発芽する事が分かりました。
良く見ると、役目を終えた細い根は融けています。太い根(地下茎)は、まだ枯れておりません。出現するであろう新芽は、この地下茎を伴って来年に向けて生き残ると思います。現時点では、あくまで想像ですが・・。
以前のブログにも書きましたが、主たる茎1本に100個くらいの果実がつきます。その中に、30~40個の種子が入っていますので、栽培実験で得られた種子は凄い数になります。実験場の周辺にこの植物が存在しないので、実生1年目で遺伝子に変化(遺伝子汚染・攪乱)があるとは思えませんが、公園に戻すわけにもいきません。そこで、苗や種子を有効に利用する方法を模索しています。
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