カゲロウランの変化
昨年、地主を知っている地域の山林で、果実期のカゲロウランを3個体見付けました。
【発見場所にて】
果実の付いていない(未開花の)個体が無いか探しましたが、見つける事は出来ませんでした。
その後、時々様子見に行くと、この場所がシカのたまり場になる事が多いようで、倒れたり落ち葉に覆われたりしていました。他の植物の事も含めて、地主さんには承諾を得てありますので、種子が飛散した後に安全と思われる場所へ移植しました。
【移植場所にて】
一番目を、少し角度を変えて撮ってみました。
こちらが、二番目と三番目です。
移植先は、県中部で見たのと同じスギ林としました。3個体とも、昨年花茎の伸びた茎から新芽が伸びて来ました。この変化は、昨年見た姿からすると予想外でした。
「茎は匍匐して先は立ち上がり・・」とあります。匍匐して立ち上がるべき茎が、途中から伸びてしまったのでしょうか?Web写真にも、このような個体は殆ど見られません。原因が、移植先の共生菌不足によるものなのか不安があります。
ラン科キヌラン属カゲロウラン(Zeuxine agyokuana Fukuy.)。
« サワトラノオの果実 | トップページ | サワトラノオ栽培実験(7月上旬①) »
「野生蘭」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- 晩秋の着生ラン(2020.11.28)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
コメント