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2020年7月

2020年7月31日 (金)

裏山で見た原生粘菌や変形菌

最近、一週間があっという間です。会社勤務を定年になる少し前頃から、メモ書きのような日記をつけています。最初の頃は、一週間くらいまとめて書けたのですが、最近は一日ずつマメに書かないと、前日に何をしたか忘れてしまいます。本当に困ったものです。

カエンタケを撮りに行った時、変形菌を少し見付けました。撮っている時は分からなかったのですが、帰りがけにレンズの内側が結露している事に気がつきました。帰宅して、レンズ乾燥庫に入れて復活しました。という訳で、幾つかはピンボケ写真になってしまいました。

最初は、キノコかと思ったのですが、良く見るとツノホコリなどの基部でこのような状態を見る事があります。子実体になる前か後かは分かりませんが・・。

少し目線をずらすと、ツノホコリのようです。ツノホコリの仲間は、原生粘菌と呼ばれるそうです。

こちらにはツノホコリと、チアダンで使うポンポンのようなものが見えています。

最初は、タマツノホコリかと思ったのですが、ハチの巣状になっていません。ツノホコリがこのような形で出現したようです。

こちらは、シロウツボホコリ?

この辺りで、レンズ内側の曇りに気がつきました。TG-4は、二代目デジイチよりも沢山の写真を撮りました。コードも接触不良になる時があるし、彼方此方傷だらけです。でも、長年使って来てとても愛着があります。完全にダメになるまで、お供をしてもらうつもりでいます。

さて、明日は今年度二回目の沼川の草刈りです。暑くならないと良いけど・・。

2020年7月30日 (木)

カエンタケ

午前中、霧雨くらい降っても、草刈りをしようと思っていました。ところが、準備していたら本ぶりになって来たので断念・・昼過ぎからあがったと思ったら、今度は、シキミ屋が農薬散布にやって来ました。思い通りに行かない一日でした。

先日、細い棒のような赤いキノコを見付け、カエンタケかな?と書いたら、きのこの師匠から、それで間違いないと教えてもらいました。そして、萌の朝散歩でまさに火炎のようなキノコを見付けました。

そのキノコは、コナラの株元に生えていました。

Ap7300045

見事なカエンタケでしょ?この写真は、左クリックすると900×600ピクセルで表示されます。

上からも撮ってみました。この横にも、ろうそくの炎のようなカエンタケが生えていました。

ap7300048 ap7300049

こちらにも・・。右は、先日掲載したものですが、先端部に分岐の兆候が見られます。

最近、コナラなどの樹皮が粉を噴いたようになり、根元が白くなっているのを良く見かけます。これは、カシノナガキクイムシによる食害の痕です。この虫の食害により枯れ死するコナラなどが増え、それに伴いカエンタケも増えているそうです。

ボタンタケ科トリコデルマ属カエンタケ(Trichoderma cornu-damae (Pat.) Z.X. Zhu & W.Y. Zhuang )。

ところで、興味深い記述がありました。カエンタケは、コナラなどの枯れた切株で見る事が多く、木材腐朽菌だと思っていました。ところが、(木材腐朽菌ではなく、)他の菌の菌糸から栄養分を得て生活していると考えられているそうです。触れただけで皮膚がただれる強力な毒素を持っている上に、菌に寄生する菌(🍄)・・カエンタケは凄い奴なんですね。

2020年7月29日 (水)

不法投棄監視パトロールで出会った植物(7月下旬)

このところ続いた大雨で、林道に土砂が流出したり、路肩が崩れたところが目につきます。また、最近、どうしてこんな所に?なんて思える場所に、他県ナンバーの車が止まっている事があります。

今年は、富士山の入林禁止エリアが広い事と、スカイライン脇に管路敷設工事などを行っているため、行き場を失った車が迷い込んだのかもしれません。

その昔、地域の林道脇には沢山のヤマユリが生育していました。ところが樹木が大きくなり、下草も刈らなくなったため、あまり見られなくなってしまいました。挙句の果てには、イノシシの食害にも遭って、ますます減少の一途を辿っています。

コアジサイは果実期になり、ヤマアジサイは役目を終えた装飾花が裏返り、同じく果実期を迎えています。次にはノリウツギの花が咲き、トリを飾るのはタマアジサイです。タマアジサイの花期は長く、今頃から晩秋でも見られる事があります。

数年前に地域の林道で、装飾花だけでなく両性花も白いタマアジサイに出会いました。その後、付近を探しているのですが、再会の夢は叶っておりません。

川の様子を覗きに行って、予期せぬ植物に出会いました。足場が悪くピンボケしてしまいましたが、ベニシュスランです。何時も見に行く生育地は、広範囲に数えきれないほどの個体数が存在しています。でも、このエリアで見たのは初めてです。近くに本家があるかもしれません。

ウメガサソウは、果実期になっていました。この場所は何時もタイミングが悪く、なかなか花期に出会えません。

歩ける内に、地域に生育する植物をもっと調べてみようと思っています。でも、急峻なところが多く覚悟して行かなければなりません。先月の渓流遡行は、彼方此方痛くて結構尾を引きました。

2020年7月28日 (火)

コキンバイザサの花期

今日は、霧が立ち込める林道を、今月最後の不法投棄監視パトロールに行って来ました。ついでに、幾つか確認したい事もありました。その一つが、コキンバイザサの花期です。

山系の図鑑によると、コキンバイザサの花期は、4~6月となっています。ところが、最初に見つけたのは昨年の9月上旬で、同月の下旬にも花を確認しています。6月下旬のパトでも見たので、今月も覗くと咲いていました。場所によるかもしれませんが、春から秋までの長い期間が花期となっているようです。

近くに生えるスゲの仲間と似た葉ですが、比較的葉数は少なく指で軽く摘まんで手前に滑らすと、柔らかくて抵抗があります。花が無い時は、その方法で確認しています。

花被片の数は、通常6枚ですが、4枚のものやこのように変則なつき方のものもあります。

良く見歩くと、果実をつけた個体が幾つかありました。分布状況を見ると、この植物の種子にはエライオソームがあるのではないかと思っています。熟した頃、確認予定です。

キンバイザサ科コキンバイザサ属コキンバイザサ(Hypoxis aurea Lour.)。

2020年7月27日 (月)

クモランの花とコウホネの果実

雨続きで、畑の草が伸び放題になっているので、午前中だけ行って来ました。今日も雨予報だったのに、このまま凌げるかなと思っていたら、昼頃になって降り始めました。

【クモランの花】

八重枝垂桜に着生しているクモランに、花が咲いていました。毎年、花をちゃんと撮ろうと思っていても、チャンスを逃してばかりです。日本のランハンドブックによれば、「花は一日で萎れる」とあります。白っぽく見える花は、子房が膨らんでいるので、咲き終わったものだと思います。

とても小さな上にやや下向きに咲くので、これがやっと・・。デジタルズームしたら、ボケてしまいました。画面から少し離れて見てください。

【コウホネの果実】

このコウホネは、ホームセンターの園芸コーナーで買って来たものです。5年以上は経過していると思いますが、今年の6月15日に初花が咲きました。咲いたのは一輪だけでしたが、これを見ると結実しているようです。ミズアオイやヒツジグサなどと同じく、花茎が倒れ果実を水に沈めようとします。

そういえば、今年はまだミズアオイの姿が見えません。昨年、二本の花序に花が咲きました。果実は、そのまま沈んでいます。攪乱依存植物との事なので、水中で休眠しているのかもしれません。

2020年7月26日 (日)

一年が経過したサワトラノオ

今年は、豪雨の日が続きますが、西側にある水無川に水が流れる事はありませんでした。ところが、昨日から轟音が響いています。

サワトラノオの栽培実験は、前記事から10日程が経過しました。予想していた変化がありましたので、掲載します。

株元に生えているこの芽は、当年茎が枯れる前から姿を現していました。

当年茎が枯れた後、芽の出ていない株元にも新芽が出現すると思っていました。

そして、予想通り新芽が出て来ました。一番上と葉柄部の長さが違います。

細い根は融けていますが、新芽の基部から伸びている太い根(地下茎)は生きています。この太い根を伴った新芽が成長して、冬を越し二代目の茎を伸ばすと考えています。

種子採取までで、栽培実験は一通り終了と考えがちですが、開花結実すると当年茎は枯れるので、その後の様子を知るまで実験は続きます。私が、この植物に関わるのは、今回が初めてなので・・。

こちらは、新たに準備した実生床です。今回は、実験で得た種子を撒いて実生苗を育てるつもりです。当年茎の株元から出現した新芽(栄養繁殖苗)と、こちらで得た苗(種子繁殖苗)は、関連窓口の承諾を得て有効利用してくれる施設や学校などに提供できれば良いと考えています。回答を待ってからだと、来年の開花が望めないので、準備だけは始めています。

2020年7月25日 (土)

蓮池のハス②

それにしても良く降りますね。萌の朝散歩は、小康状態を見計らって行きました。久々にシカに出会ったため、萌はずっと興奮状態で、手綱持ちは疲れました。

暫く間が空いてしまいましたが、蓮池で見た白系の花を集めてみました。

花弁先端の淡いピンクが、この花に優しい印象を与えています。

雨で横を向いてしまっていますが、この花の滲み紅の縁取りも味わいがあります。

上段奥の花を、ズームしてみました。

萼片と外側の花弁が下に反りかえってから、徐々に上の花弁が開いていくようです。これで蓮池の記事はお終いです。

ハス科ハス属ハス(Nelumbo nucifera Gaertn.)。

今年二回目の、沼川遊歩道の草刈りの連絡が入りました。一回目は、コロナの事があり、大口参加のジヤトコさんが来れなかったので、NPOの役員さんと市民団体で行いました。この事業も長く続いていますが、当初からの顔触れはホンの数人になってしまいました。数年の内に若手の参加者を見付けておかないと、ジヤトコさんだけになってしまうかもしれません。NPOも市民団体も、年寄りばかりなので・・。

2020年7月24日 (金)

ヤツシロラン類の無事と菌類など

午前中、雨は大丈夫と判断して再生畑の草刈りに行って来ました。かなりな面積を刈ったので、腕がだるくなり、汗を吸ったTシャツだけでも600グラム以上ありました。夕方は、萌の散歩道の笹刈をしてまたびっしょり・・今日は、かなり痩せたと思います。

久し振りに、ヤツシロラン類の栽培容器を覗いて見ました。

【ハルザキヤツシロラン】

無事でいました!塊茎は、常緑広葉樹の葉や枯れ枝のマットの中に埋まっているので、根状器官が姿を見せる事により無事を確認しています。しかも、根状器官が共生菌との絡み合いをしています。

【ヒメヤツシロラン】

こちらは、枯れた笹と葉を刻んだマットの中に埋まっています。2年連続で花茎が姿を現しましたが、今年は見えませんでした。心配していたのですが、離れた場所から複数本の根状器官が姿を見せていたので、幾つかは無事なようです。

【ダンボールのキノコ】

ズキンラン(Taurantha属)の鉢底で、一年くらい経過したダンボールです。ズキンランの仲間は、地下茎で栄養繁殖して鉢底に新たな塊茎が貼り付いている事があります。ダンボールを入れた山砂でウチョウランの実生床を作ると、発芽の養分を与える菌が繁殖しやすいようで、沢山発芽してくれます。ズキンランと相性の良い菌が発生するのか分かりませんが、数年前から入れています。この黒い粒粒のようなものは、共生菌だろうか?

【散歩道のキノコ】

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萌の散歩道の笹刈をしていると、コナラの木の根元にこのキノコが生えていました。夕方で薄暗かった事もあり、赤くて細長いその姿から、キツネノエフデやキツネノロウソクといったキノコだと思って撮りました。ところが、パソコンに取り込んで見ると違う・・もしかしたらカエンタケ?

2020年7月23日 (木)

キヨスミウツボとギンリョウソウ

キバナノショウキランを探しに行った時に、キヨスミウツボとギンリョウソウを見付けたので掲載します。どちらも葉緑素が無く、光合成をしないで生育している変わり者です。

【キヨスミウツボ/キヨズミウツボ】

カシ類やアジサイ類などの根に寄生するそうですが、今まで見て来た生育地を思い起こすと、樹種があまり限定されないように思います。

開花結実すると枯れるものと、複数年生きるものがあり、花には他家受粉する芳香型と、自家受粉する無香型があるそうです。大群落を見た翌年に、その場所から殆ど姿を消してしまう事が多々あります。

ハマウツボ科キヨスミウツボ属キヨスミウツボ(Phacellanthus tubiflorus Siebold et Zucc.)。

【ギンリョウソウ/ユウレイタケ】

ギンリョウソウとキヨスミウツボが並んで生えていました。ギンリョウソウは、樹木が光合成で作った養分を菌経由で得て生活する三者共生をしていて、キヨスミウツボは、前記のように樹木の根から直接養分を得て生活しています。どうして両者は違う道を選んだのでしょう?

下の写真にマウスを乗せると、子房の膨らんだ姿になります。良く似たアキノギンリョウソウが蒴果なのに対して、こちらは液果をつけます。

ツツジ科ギンリョウソウ属ギンリョウソウ(Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara)。

2020年7月22日 (水)

オトメアオイ

地域に生育が確認されているカンアオイ属で、似た葉を持つものにカンアオイ(カントウカンアオイ)とオトメアオイがあります。カンアオイの花期は秋から冬ですので、今頃花をつけるのはオトメアオイという事になります。ただ、花は来春まで残りますので、カンアオイの花期には、花形や花の新鮮さを確認する事になります。

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カンアオイ属は、葉表の模様がいろいろあるのも難しいところです。この写真のものは、全てオトメアオイです。亀甲模様と下り藤模様は、別種のようでしょ?この写真だけ、左クリックで拡大します。

亀甲模様の葉を持つタイプに蕾がついていました。

個体数の多いのは、カンアオイと同じく下り藤模様の葉を持つタイプです。

こちらは葉柄が際立って長く、各々に花をつけていました。この場所のオトメアオイは、葉が少ない(1~2枚)のに花をつけているものが多く見受けられました。

開花と普通葉の展開を隔年で行う特徴があり、花が咲くと普通葉が出ないそうです。来年は葉が出て花が咲かない、という事になります。変わり者ですね。

同じ場所でも、まだ蕾の固いものもありました。個体毎に、かなりずれがあるようです。

ところで、地域に生育する植物図鑑としてカンアオイ属も作成を始めています。いろいろ調べていると、オトメアオイの変種でアシタカカンアオイ(var. intermedium)が静岡県植物誌に掲載されているとのWeb記事がありました。違いは、「萼筒が短筒形、萼裂片は扁三角形で開出し筒部の半長」とあります。

大場先生の植物分類表や米倉先生の日本維管束植物目録にも記載されておらず、前記の表現だけでは詳細が分からないので、今のところ確認のしようもありません。

ウマノスズクサ科カンアオイ属オトメアオイ(Asarum savatieri Franch. subsp. savatieri)。

2020年7月21日 (火)

ヒトツバイチヤクソウ

今日は、仮払い機と耕運機を交互に扱いました。現役時代の習慣もあり、屋外では原則長袖で作業しますので、暑い事・・。早朝も含めて、Tシャツを三度着替えました。洗濯係が、渋い顔をしています。

もう一つ、ハスの記事の前に掲載します。

キバナノショウキランを調査に行った場所で、ヒトツバイチヤクソウに出会いました。花は終盤を迎えていました。

後方にもありました。コンデジで接写しようと思ったら、昆虫がやって来ました。蚊の仲間のようですが、私に興味を示さないので、オスの蚊かな?

こちらは、複眼の感じからハナアブの仲間でしょうか?

オシベとメシベを、接写してみました。

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葉は個体毎に様々ですが、退化した葉が1~2枚、或いは無い場合もあります。この写真のみ、左クリックで大きくなります。

ツツジ科イチヤクソウ属ヒトツバイチヤクソウ(Pyrola japonica Klenze ex Alef. var. subaphylla (Maxim.) Andres)。

ところで、ツツジ科イチヤクソウ属ムヨウイチヤクソウ(Pyrola incarnata (DC.) Fisch. ex Freyn var. subaphylla Satomi)が、Ylistに異分類として記載されています。米倉先生の「日本維管束植物目録」には、下記のような記述がありました。

ベニバナイチヤクソウの変種として、ムヨウイチヤクソウPyrola incarnata (DC.) Fisch. ex Freyn var. subaphylla Satomi(1955)が、長野県から記載されている。清水(1997)は、ベニバナイチヤクソウの品種として扱っているが、正式な組み合わせは発表されていない。おそらくイチヤクソウに対するヒトツバイチヤクソウと同じように、菌根菌への従属栄養度を高めた一型であろう。

地域で見るこのような植物は、ベニバナイチヤクソウよりも低い高度に生育しており、周辺にはイチヤクソウの生育が確認出来ます。掲載した写真は、ヒトツバイチヤクソウであると思います。

2020年7月20日 (月)

キバナノショウキランとハコネラン

蓮池のハス②・・白花系を掲載予定でしたが、見てもらいたい人がいるので、上記タイトルの記事を先行掲載します。

【キバナノショウキラン】

同じような写真ばかりですが、調査日に出会った個体をすべて掲載します。

第一番目の場所です。花が一つしかないものも含めて、3株です。

第二番目の場所です。蕾の状態なのに、虫の食害で大分傷んでいます。2株並んでいました。

第三番目の場所です。コンデジの方が綺麗に撮れる・・。この少し上には、数年前に群生していました。褐色の色素の抜けた個体もありましたが、開花前に姿を消していました。シカの食害と思われます。

第四番目の場所です。マウスを乗せた方は、個体数が多いけどシカに食べられていました。

第五番目の場所です。上の近くです。まとまってかなりな個体数を見る事があっても、翌年以降全く姿を現さない事が多く、その都度探す必要があります。オニクのように、花を咲かせると枯れる一回稔性なのかもしれません。

ついでに・・。

蕾が出現するとともに、いろいろな虫がやって来ます。無傷の花を見る事の、難しい植物です。ゾウムシの仲間でしょうか?

キバナノショウキランは、近年シカの摂食対象になっているようです。今回見つけたものには、木の枝などで簡単にガードして来ましたが、効果があるか分かりません。

【ハコネラン】

この場所では、もう花が散って先端に一輪だけ残っていました。とりあえず、3個体だけ確認しました。

ハコネランも、枯れてしまうのか休眠するのか、全く同じ場所で翌年見られない事の多い野生ランです。

2020年7月19日 (日)

蓮池のハス①

家族が家にいる休日は、萌も小屋から出て昼寝しています。いろんな雑音に怯える事もなく、安心できるからでしょう。

雨露で花弁がしな垂れていましたが、蓮池で見たハスの花を集めてみました。紅花から・・。

彼方此方に蕾がありましたので、天気が回復すれば綺麗な花が見られると思います。

ハスの花を見ると、数年前に行った明見湖の事を思い出します。遠い祖先の地を訪ねて近くまで行ったところ、地元の方からその存在を教えてもらいました。初めて見る沢山のハスの花に、とても感動しました。

野菜栽培を始めて、種子の寿命を気にするようになりました。落花生などは、複数年経つと殆ど発芽しなくなります。ところが、ハスの種子は1,000年以上経っても発芽能力があるそうです。古代ハスとして知られている大賀ハスは、推定2,000年以上も経っていると聞きました。

なぜ、そんなに長く持つのでしょう?「ハスは果皮がとても厚く、土中で長い間発芽能力を保持する事が出来る」とあります。それにしても、1,000年単位の寿命があるなんて凄いですね。

2020年7月18日 (土)

蓮池の植物②

サワトラノオ実生栽培実験報告用の、写真整理がやっと終わりました。ファイル容量を減らすために、全て800×600ピクセルに縮小するので、結構面倒です。後は、写真注釈と報告書の見直しをして提出予定です。

結構見応えのある蓮池です。ハス以外にもいろいろ栽培していて、山間の地に住むものには興味深い場所です。

これは、葉の下端が鋭く尖っているのでアギナシではなく、オモダカでしょうか?それにしても葉が細い・・。

ハスの大きな葉に隠れるように、スイレンが植えられていました(ヒツジグサか園芸用のスイレンなのか分かりません)。マウスを乗せた葉は、立ち上がっていたけど何だろう?

ピンクの花もありました。こちらは園芸用ですね。冬の寒さに耐えられるのだろうか?

一日中、目を酷使しましたので、蓮池のハスは後日掲載します。

2020年7月17日 (金)

蓮池の植物①

嫁さんの用事に付き合って行った先で、蓮池(田)が目に留まりました。一回りしてみると、かなりな面積でした。

小雨降る中、気になる植物を撮ってみました。傘を差しながらなので、ピンボケばかり・・。

【ミズヒナゲシ】

この黄色い花を咲かせているのは、初めて見る植物だと思います。「何だろう?」

図鑑で調べてみると、ミズヒナゲシのようです。南米原産で寒さに弱いとの事ですが、この場所は、我が家よりも寒いと思われます。冬越し出来るのだろうか?

【ヒルムシロ属】

ツクシのようなものが、初めて見るヒルムシロ属の花序です。

ヒルムシロの仲間は幾つかあるようですが、私には良く分かりませんので、ヒルムシロ属としました。図鑑で見ると、葉の形がオヒルムシロに似ています。

春先に別の場所で見たヒルムシロ属は、聞いたところによるとフトヒルムシロのようですが、葉幅なども場所によって違うので確信が持てません。

2020年7月16日 (木)

庭木の着生ラン

不要不急の外出自粛を心がけていると、畑以外へ出かけるのが次第に面倒になって来ます。ブログ記事も、畑、萌の散歩道、そして家の庭に生育する植物が主となっています。こんな時期も、視点を変えるきっかけになって良いかな?と思っています。

庭木で生育する着生ランを撮ってみました。

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イヌマキの木には、フウラン(富貴蘭)、ヨウラクラン、ムギラン、セッコクを着生させてあります。

フウランは、斑入り葉とチャボ葉の変異種で富貴蘭と呼ばれている銘品ですが、名前が分からなくなりました。ヨウラクランは前庭の枝垂桜から移植し、ムギランは鎮守の森で拾って来ました。その他にも何処からかやって来たクモランとカヤランが着生しています。着生ランに好まれる樹種のようです。

チャボ葉のフウランは、普通葉のものに比べて距も短い・・。

鉢植えのサツキに着生したカヤランと、葉を何者かに食べられたカヤランです。枯れてしまうかと思ったら、新しい葉が出て来ました。

枝垂桜に着生しているクモランに、沢山の蕾がついています。開花も近そうなので、訪花昆虫を撮りたいと思っています。結実率は高いので、自動自家受粉するのかもしれません。

別の木の枝に、クモランの葉状体を発見しました。

山間地の庭では、庭木に野生ランが着生したり、野鳥に運ばれた種子でいろいろな木が育っています。どんどん大きくなるので、剪定もたいへんです。

2020年7月15日 (水)

サワトラノオ栽培実験2年目の準備

今日は、午前中草刈りでした。殆ど休まず行うので、半日やると腕も足もだるくなります。でも、草刈りや草取りはウンザリするけど、達成感があります。

花(果)穂を切り取ったサワトラノオは、当年茎が枯れ始めたので、切り取りました。葉に緑の残るものは、一部挿木にしたり花瓶に挿しました。発根を期待してですが、もっと早い時期でないとだめかもしれません。水中発根の実験から、開花前くらいまでに挿木した方が良いと思います。

紅い茎が、上部を切り取った当年茎です。基部から出ている芽は新株となり、季節が進めばもっと出現すると思っています。

「そんな事も分からないのか?」なんて言われるかもしれませんが、この植物の生態に向き合ったのは、昨年6月末の播種からですので、開花株のその後は私にとって未知の世界なんです。

上の写真にも少し写っていますが、果実を採取した時に零れた種子が発芽しています。一年目の実験で、播種から1週間ほどで発芽する事が分かりました。

良く見ると、役目を終えた細い根は融けています。太い根(地下茎)は、まだ枯れておりません。出現するであろう新芽は、この地下茎を伴って来年に向けて生き残ると思います。現時点では、あくまで想像ですが・・。

以前のブログにも書きましたが、主たる茎1本に100個くらいの果実がつきます。その中に、30~40個の種子が入っていますので、栽培実験で得られた種子は凄い数になります。実験場の周辺にこの植物が存在しないので、実生1年目で遺伝子に変化(遺伝子汚染・攪乱)があるとは思えませんが、公園に戻すわけにもいきません。そこで、苗や種子を有効に利用する方法を模索しています。

2020年7月14日 (火)

雨の合間に行った再生畑②

梅雨前は、雨が降らないので野菜畑に毎日のように水遣りに行っていました。ところが、こんなに雨が続くとは思ってもいませんでした。葉野菜などの苗は、葉が溶け始めているものもあります。

エンジェルトランペットの花が咲き出しました。日照の悪い家の庭にあった時は、冬に地上部が枯れるため秋なってから咲いていました。この場所では先端部が枯れただけでした。

ナス科キダチチョウセンアサガオ属キダチチョウセンアサガオ(Brugmansia suaveolens (Humb. et Bonpl. ex Willd.) Sweet )

熱帯アメリカ原産で、いろいろな園芸品種が栽培されています。園芸名のエンジェルトランペットの方が、夢のある名前だし一般的に通りが良いと思います。

カボチャも次々と花を咲かせていますが、雨降りばかりなので訪花昆虫が来なくなってしまいます。最初に受粉したものは、結構大きくなりました。

ハナマメと移植しそびれたシソです。ハナマメは初めての栽培です。シソの葉は虫に食べられますが、匂いがあるので野生動物は苦手ではないかと思い、進入抑止の目的で周辺に植えています。

コカモメヅルもポツポツ咲き始めました。数えきれないほどの花が咲きますが、結実率は低い方だと思います。

Aphikaku

先日、浮島ヶ原自然公園に生育するコバノカモメヅルを掲載しました。どちらも小さな花で、一見すると良く似ていますが、こうして並べて見ると違いが良く分かります。左がコカモメヅルで、右がコバノカモメヅルです。神様は、どうして幾つも紛らわしい植物を作られたのでしょう?

2020年7月13日 (月)

ホドイモの花

午前中、再生畑の草取りなどに行って来ました。案の定、唖然とするくらい繁茂していました。

師匠から頂いたホドイモの花を撮ってみました。

各々の花茎に、沢山の蕾がついています。

面白い花です。対称構造ではなく捻くれ構造ですね。黄色い花をつけるヤブツルアズキに似た感じです。もっと開花が進んでから、花の構造を観察してみようと思っています。

薄緑と紅色の取り合わせは、珍しいですね。イモの名がつきますがマメ科です。別名をホド、中国名を土圞兒 (九子羊)というそうです。九子羊・・沢山の花をつける事から名付けられたのでしょうか?

マメ科ホドイモ属ホドイモ(Apios fortunei Maxim.)。

2020年7月12日 (日)

家の周りで見た変形菌

早朝は、霧に包まれていましたが、その後天気が回復しました。サワトラノオや葉野菜の果実を、屋外に出して乾燥させました。

雨続きだったので、変形菌が姿を現していました。

9日に撮ったマメホコリの仲間です。早期は、薄橙色です。潰れると、中から粘液のようなものが出て来ます。

同じ日に隣同士にありました。色が違いますが、同じマメホコリの仲間です。

12日の様子です。上の潰れた部分を撮ってみました。時間の経過と共に灰褐色に変色します。これはとても小さい(直径5mm以下)ので、マメホコリではないかと思います。

ムラサキホコリの仲間かな?以前見たものは長かったけど、これはずっと短い・・。

ヘチマのタワシに似ているのは、ウツボホコリでしょうか?かなりピンボケしてしまいました。

カビに塗れた白い筒のようなものは、変形菌?それともキノコ?

キノコや変形菌は、同じところに出現しない場合が多く、大方の希少種維管束植物のように、再訪して無事を確認するまで気を揉む事もありません。でも、見つけると嬉しいものです。

2020年7月11日 (土)

浮島ヶ原自然公園(7月-②)

サワトラノオの実験記録写真をまとめています。LAN-DISKから、関連写真だけを選別しフォルダに整理した上で、サイズを落としながらなのでとても面倒です。

木道脇では、白変したハンゲショウの葉が目につきます。地域では、植栽以外で目にする機会の少ない植物だと思います。近隣では、萌の散歩道に植えられています。

クサレダマは、果実期に入ったものが多く見受けられました。この植物の生育状態も、スゲの仲間と共に数年前と変わりつつあります。

エゾミソハギの花がアシの中で目立っていました。

シロバナサクラタデの花が咲き始めていました。この植物は、雌雄異株です。上が雌花で下が雄花です。

ミゾソバの花が、少しだけ咲いていました。シロバナサクラタデと共に、花期の長い植物だと思います。蕾の多い花には、アザミウマが集っていました。この生き物も、サワトラノオの訪花昆虫として観察対象としています。

これで、浮島ヶ原自然公園の記事はお終いです。

2020年7月10日 (金)

浮島ヶ原自然公園(7月-①)

ミニキャブの車検が終り、今日受け取りに行って来ました。下界に降りたついでに、浮島ヶ原自然公園に寄って来ました。

公園も久々です。ここ数年、草刈り機が主たる相棒になっていますので、こういうところを見ると、刈り取ってすっきりさせたくなります。

ミズオトギリが、葉に雨露を溜めていました。先に進むと、蕾をつけた株も見受けられました。変わり者の植物で、花は午後になってから咲きます。

オトギリソウの仲間の葉は、みんな水を弾きます。サトイモやハスなどは、水を弾く事により葉の表面についたゴミなどの異物や虫などを洗い流す働きをするそうですが、オトギリソウも同じかな?

オトギリソウ科ミズオトギリ属ミズオトギリ(Triadenum japonicum (Blume) Makino)。

再生畑には、コカモメヅルが生えており、公園にはコバノカモメヅルが生えています。ここ数年、生育エリアを広げているようで、彼方此方で見る事が出来ます。

キョウチクトウ科カモメヅル属コバノカモメヅル(Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. sublanceolatum)。

少し白っぽい花と白い花です。白花の品種をアズマカモメヅルというそうですが、マメに見歩くと掲載した花の中間的な色のものもあり、連続した変異のように思います。

キョウチクトウ科カモメヅル属アズマカモメヅル(Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. sublanceolatum f. albiflorum (Franch. et Sav.) H.Ohashi)。

ところで、以前シロバナカモメヅルという和名を聞いた事があります。アズマカモメヅルの事かと思っていたら、コバノカモメヅルの品種ではなくて変種でシロバナカモメヅル(Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. macranthum Maxim.)が報告されているそうです。葉も花も大きく、葉の形が三角状狭卵形~三角状披針形で、先が尾状に尖るなどの違いがあると書かれていました。

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サワトラノオの果実が熟した頃、ヌマトラノオの花が咲きます。他地域では、ヌマトラノオと同属のオカトラノオとの自然交配種が報告されているそうです。果実はサワトラノオに似ていますが、果皮がとても硬く指先で押し潰すのが簡単ではありません。

※2020-07-11追加掲載しました。

2020年7月 9日 (木)

サワトラノオ栽培実験(7月上旬②)

次は、開花前に袋を被せた花穂を観察してみました。

袋を被せたのは、2ヶ所だけでした。台所用のネットです。敢えて袋の種類を変えてみました。

袋の入り口部分に、少し隙間が出来て蟻の進入を防げませんでした。2年目は、スポンジテープや養生テープなどで塞ぐようにするつもりです。

上は結実していると思われる果実が1個だけ、下は数個確認出来ますが、袋ナシの花穂に比べて少ないのが分かります。

ハナアブのように、飛来してくる訪花昆虫は潜れないと思います。アリは、両方とも下の隙間から少しだけ入っていました。そうすると、アリまたは風による受粉が考えられますが、今回の実験では可能性を探るくらいで、結論付ける事は出来ません。2年目はしっかり検討して、もっと数を増やして行いたいと思います。

◇スーパーコンピューター「富岳」◇

新聞に「富岳」の事が掲載されていました。フガクスズムシではありませんよ。2011年に、計算速度で世界一になった、スーパーコンピューター「京」の後継機として開発された「富岳」が、再び世界一になりました。私は、縁あって先輩マシン「京」の一部を、直接見た事があります。開発を担った工場の皆様、お疲れさまでした。そして、おめでとうございます。「富岳」とても良い名前だと思います。

サワトラノオ栽培実験(7月上旬①)

Windowsの更新があり、Microsoft Edgeのアイコンのデザインが変わりました。ブログ作成で、文字を入力している時、所々の文字下に赤い波線が入ります。公開画面には、表示されませんが入力時に目障りです。また、年寄りを惑わすところが、彼方此方に出現すると思われます。

サワトラノオの記事が続きますが、実生栽培実験の一年目の報告書などを作成しています。基本的には気付いたところをブログ記事にして、それを主体にまとめています。

プランター植えのものは、種子を採取するために、花穂の上部を切り取りました。殆どの株は、葉色が変わり始め、当年茎の終わりを感じさせます。

プラ舟や睡蓮鉢に入れたものは、まだ葉が緑色を保ち、刈れるのはもっと先になりそうです。

これは、睡蓮鉢に沈めたサワトラノオです。株元に注目すると新たな芽(葉)が沢山出ています。この姿を見てこのまま観察を続けることにしました。

こちらは、プランター植えの株元です。睡蓮鉢との違いに注目してください。

これが、どのくらいまで育って冬を越すのか分かりませんが、水に沈めた株の方が当年茎の寿命も長く、株元の新芽の数も多く、またその成長もずっと早い事が分かります。

2020年7月 8日 (水)

カゲロウランの変化

昨年、地主を知っている地域の山林で、果実期のカゲロウランを3個体見付けました。

【発見場所にて】

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果実の付いていない(未開花の)個体が無いか探しましたが、見つける事は出来ませんでした。

その後、時々様子見に行くと、この場所がシカのたまり場になる事が多いようで、倒れたり落ち葉に覆われたりしていました。他の植物の事も含めて、地主さんには承諾を得てありますので、種子が飛散した後に安全と思われる場所へ移植しました。

【移植場所にて】

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一番目を、少し角度を変えて撮ってみました。

こちらが、二番目と三番目です。

移植先は、県中部で見たのと同じスギ林としました。3個体とも、昨年花茎の伸びた茎から新芽が伸びて来ました。この変化は、昨年見た姿からすると予想外でした。

「茎は匍匐して先は立ち上がり・・」とあります。匍匐して立ち上がるべき茎が、途中から伸びてしまったのでしょうか?Web写真にも、このような個体は殆ど見られません。原因が、移植先の共生菌不足によるものなのか不安があります。

ラン科キヌラン属カゲロウラン(Zeuxine agyokuana Fukuy.)。

2020年7月 7日 (火)

サワトラノオの果実

今日も雨。合間に散歩道の草刈りをしました。万が一に備えてレインコートを着用した事もあり、汗で濡れたTシャツは800gにもなっていました。また、洗濯係に文句を言われそうです。

先日、実験場のサワトラノオの果実を採取しました。

沢山採れたので、庫内に取り込んで自然乾燥させています。でも、雨続きでなかなか乾燥してくれません。

主たる花穂とその下の葉腋から伸びて来た花穂です。

一つの果実と中の種子です。果実はとても小さく、1mm目盛りのスケールで測って、直径2mmくらいです。公園から採取した時に数えたら、その中に30~40個くらいの種子が入っていました。いかに小さな種子か想像できると思います。

写真を撮っていて、このような果実が数個見つかりました。通常は、1つの花柄に1個の果実がつきますが、二つの果実がついています。花柄の太さは、一つのものより太くなっています。維管束も二つ分の太さが必要なようです。花期に見たかった・・。

果実の生った穂を標本にする前に、果実を数えてみました。老眼には辛いので、2本の花穂についてだけですが・・。主たる花茎には、104と111個、葉腋から出た花茎には、15~30個の果実がついていました。多いものでは、葉腋から9本くらいのミニ花穂が伸びていました。1個の果実辺り30個として、主たる花茎だけで3,000個以上もの種子が入っている事になります。

結実率はとても高く、未結実のものは数えるほどしかありません。沢山の種子を見て、ラン科植物を思い浮かべました。共生菌の力を借りて発芽するラン科植物ほどではありませんが、この植物も自生地での発芽条件が厳しいため(発芽率が悪いため)多くの種子をつけるのではないかと思いました。

2020年7月 6日 (月)

散歩道などで見たキノコ

本当に良く降りますね。少し止んだら、畑の様子を見に行こうと思っていたのですが、支度をしている内にまた降り出しました。

昨日に引き続き、パソコンとお友達になっています。会社勤務の時は、Word、Excel、蔵衛門などを使う機会が多かったのですが、最近は殆どなくなりました。一番頻繁に使っていたCAD(作図ソフト)も、たまに使うとコマンドを忘れている始末です。趣味や植物観察の整理など、機会を見付けて出来るだけ使うように心がけています。

萌の散歩道などで見たキノコを、少し集めてみました。

鎮守の森で伐採したタブノキに、イヌセンボンタケが生えていました。白い傘のものは若い子実体で、灰色がかったものは時間の経過した子実体です。

これは、キノコの師匠から記事へのコメントで教わった、ダイダイガサです。金平糖のような幼菌の姿は、時々見かけました。でも、柄が伸び傘の開いた子実体を見る機会はありませんでした。他で見たら、別種と思った事でしょう。

これから下は、名前が分かりません。

萌のお気に入りの場所に生えてきたキノコを、朝撮りました。大きな方の傘は、直径200mmくらいありました。これも若い子実体と時間の経った子実体が、かなり違って見えます。こういうところも、キノコの難しい部分です。

小さい方は、夕散歩の時に傘径が150mmくらいになっていました。

こちらも同じ場所に生えていました。ササが傘を貫通しています。どんな経緯でこうなったのか知りたいものです。

先日、遠方に住む長男から「森のきのこ、きのこの森」という本が、送られて来ました。普通の図鑑とは違った視点で捉えられていて、夢の見られる本だと思います。感謝です。

2020年7月 5日 (日)

サワトラノオ栄養繁殖

少し前に、実生栽培で得たサワトラノオの果実を採取して、乾燥させています。

「サクラソウ科の植物は、挿木で発根する」と書かれた、Webページがずっと気になっていました。それを裏付けるように、睡蓮鉢やプラ池に沈めたサワトラノオが葉腋などから発根して来ました。

【腰水栽培】

大雨により茎の曲がってしまった株を素焼き鉢に植えて、睡蓮鉢などに沈めました。5月下旬、ヒツジグサの葉に隠れたサワトラノオを見ると、茎から発根していました。

そして、7月上旬に見ると葉腋から伸びた多くの芽からも発根していました。発根を確認した時から、この状態を期待していました。やがて、当年茎は枯れ、葉腋から伸びた芽が新株として成長していくと思います。

以前の記事でも書きましたが、発根はヒツジグサの葉や他の植物体で覆われ、照度の低い部分で確認されました。低照度が発根の条件、または発根しやすいものと思われます。その事を踏まえて、新たな実験を開始しています。

【土壌栽培】 

茎の基部や少し離れたところに芽が出ています。これらと、当年株との繋がりは、後日プランターから取り出して確認しますが、新株として冬を越し成長していくと思います。

私は、太い根と細い根という表現をして来ました。杉野孝雄先生の「静岡県産希少植物」には、横に這う地下茎があると書かれています。この太い方の根を地下茎と捉えているようです。同様に、実生栽培の先輩である埼玉市の川小学校でも、地下茎との表現がされています。

更に、レッドデータープランツ増補改訂版では、トウサワトラノオの解説として「秋には赤く紅葉し、晩秋に茎が倒れると、先端の葉の付け根から発根し、新株が育つ。茎の下部でも栄養繁殖し、ロゼットで冬を越す。」とあります。この事から、サワトラノオとトウサワトラノオは似た生態の植物であると思われます。

2020年7月 4日 (土)

雨に濡れるクモラン

雨が止んだと思って外に出ると、また降って来ました。本当に良く降ります。

クモランに、蕾が上がって来たので撮ってみました。

昨年は少なかったのですが、今年は沢山の蕾が見えます。花の寿命は短く、まだ訪花昆虫を見た事がありません。結実率は高いので、自動自家受粉するのではないかと思っています。

葉状体から、新たな根が伸びていました。

方向は違いますが、こちらは以前撮った写真です。開花に至ったクモランには、葉状体が見られません。どのくらいの時期に消失するのか、知りたいと思っています。

ついでに・・。

ボウランの茎に、蕾らしきものが姿を現していました。葉腋に咲くのかと思っていたのですが・・。

こちらも、ついでに・・。

萌は、朝散歩が終ると、夕散歩に向けて昼寝をします。12歳の誕生日が過ぎた頃から、睡眠時間が多くなりました。今年の5月末で13歳・・お歳なので仕方ありません。

今日は、シキミ屋が農薬散布にやって来ました。しかも、16時過ぎから・・。散布は頻繁で、一年中臭気の絶える事がありません。民家の近くでの栽培を、法規制する事が出来ないものでしょうか?噴霧した霧は、風向きによれば数百メートル飛散します。

2020年7月 3日 (金)

義母の家の花

今日は、義母の家に様子見に行って来ました。

庭の花は手入れされていて、いろいろ咲いていました。こういうものに、興味を持っている事も安心材料になります。

この植物は、初めて見ます。

この角のようなものは、子房なのだろうか?これがついている所に花が咲きます。

調べてみると、ハマミズナ科アプテニア属ベビーサンローズという商品名で、和名はハナツルソウとなっており、南アフリカ原産だそうです。多肉植物の仲間で、マツバギクも同科です。

ペチュニアも、いろいろ咲いていました。義母の花壇には、欠かせない存在のようです。

クリサンセマム・ムルチコール(キク科コリオステフス属)、アルジェリア産の銘板がついていました。マウスを乗せて見るマリーゴールドは、野菜のコンパニオンプランツとして植える事もあります。根の分泌液がセンチュウに効果があり、葉の臭いに防虫効果があるそうです。

他にもいろいろ咲いていましたが、これくらいで・・。

明日はまた天気が悪いようです。野菜のためにずっと雨を待っていたら、今度は雨降りばかり続きます。何事も、思ったようにはいかないものですね。

2020年7月 2日 (木)

不法投棄監視パトロールで出会った植物(6月-②)

4日ぶりに行った再生畑②は、先日取ったばかりの所に、新たな雑草が伸びていました。毎日笹刈をしていた時も辛かったけど、終わりのない草取りも辛いものがあります。草取りと草刈りの後は、伊豆の先輩から貰ったシカ用の網を電気柵の横に仮敷設して来ました。思っていたより長く、数個ありますので広範囲をカバー出来ます。でも、これからポールと付属品を揃えなくてはなりません。

ブログ記事は、昨日の続きです。

素人図鑑を作成している事もあって、最近カンアオイ属に目が向きます。これはカントウカンアオイだと思いますが、同じ場所でも葉表の模様に変異があって面白いです。

大株の所も花が見られませんでしたから、こちらもカントウカンアオイだと思います。良く似たオトメアオイは、今頃花をつけているはずです。

マウスを乗せると、クモキリソウに変わります。

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花は終盤を迎え、果実期になっているものもありました。クモキリソウは、自動自家受粉するそうです。訪花昆虫などの刺激だけでなく、雨の刺激によっても受粉機構が働くそうです。背萼片が、雨覆いになっていないからかな?

トチバニンジンの花が咲いていました。果実期は目立ちますが、花期は地味な植物です。薬効があるそうなので、再生畑で栽培しようと思い、昨年果実を蒔きましたが発芽して来ません。もしかしたら、ヤマシャクヤクのように翌々年の春に発芽するのかも?

シロバナイナモリソウとイチヤクソウの花です。富士市では、シロバナイナモリソウしか見る事が出来ません。

数歩離れたところに生育する、イチヨウランとアオフタバランです。イチヨウランは、枯れた花茎が二つ見えています。花期に見たかったのですが、畑以外の外出自粛を心がけていたので、行く事が出来ませんでした。

最後に、別の林道でオオハンゲの様子を見て来ました。この場所では、かなりな個体数を確認出来ますが、地域では他で見た事がありません。どこからやって来たのだろう?

2020年7月 1日 (水)

不法投棄監視パトロールで出会った植物(6月-①)

静かになったと思ったら、急に土砂降りになったり、強風が吹いたりと落ち着かない一日です。

不法投棄監視パトロールの時、気になった植物で未掲載のものを集めてみました。

ノリウツギの花が、咲き始めそうです。

タマアジサイも、蕾が姿を現していました。アジサイ科の中では花期が一番遅く、9月頃までとなっています。場所によっては、それ以降でも花を見る事があります。

ウツギやマルバウツギは、果実期に入っていました。花期には、花糸の先端部で識別できますが、花序柄のすぐ下につく葉にも違いがあります。ウツギは短い柄がありますが、マルバウツギは柄が無く茎を抱きます。

キッコウハグマも花茎が伸びていました。マウスを乗せると、県中西部に生育するエンシュウハグマに変わります。昨年の秋に気づいたのですが、前者は常緑で、後者は冬に地上部が枯れます。季節を通して観察しないと、分からない事がいろいろあります。

こちらは、キキョウ科シデシャジンです。地域では、比較的稀な植物です。

ホタルブクロの花色違いと思って撮りました。ところが、白っぽい花の方は、萼片基部にホタルブクロのような反り返りがありません。ヤマホタルブクロという事になりますが、この標高では見かけた事がありません。どうしたのだろう?

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