イワシャジン
渓谷には、岩と名の付く植物がいろいろ生育しています。イワタバコ、イワユキノシタ、イワナンテン、そしてイワシャジンやイワギボウシなど。今日の記事では、イワシャジンを掲載します。
子供の頃、この渓で初めて出会った時は、まだその名前を知りませんでした。断崖に垂れ下がって咲く釣鐘形の花は、とても印象に残りました。それから数十年の歳月が流れ、植物観察をするようになってから、再会を果たす事が出来ました。
この渓では、ある程度個体数を見る事が出来ますが、地域では比較的稀な存在だと思います。
花期は、9~10月頃なので、以前撮った写真を掲載します。
同じ渓でも、釣鐘の形や花色には個体変異が多く、極稀に白花に出会う事もあります。シロバナの個体は、茎の下部にも紫の色素が無く全体が緑色です。
キキョウ科ツリガネニンジン属イワシャジン(Adenophora takedae Makino)。
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