ツレサギソウ
昨日水遣りが出来なかったので、午前中再生畑②へ行って来ました。天気予報コムの前日予報では、午前中くらいは降らないと思っていたのに、降られてしまいました☂。
少し前の事になりますが、案内していただきツレサギソウの花を見て来ました。
目的の花は、薄暗い林床に咲いていました。こういう場所に咲く白い小さな花は、ストロボを暗めに設定したコンデジの方が撮り易いです。
下見していただいたお陰で、丁度良いタイミングで訪問する事が出来ました。
背萼片と先端が内に巻いた側花弁は、兜状になっています。唇弁は、長い舌状(13~15mm)で下垂しています。仙人の髭のようですね。唇弁の基部は、両側に立ち上がった突起状の広がりがあります。
距は3~4cmと長く「子房に沿って伸びる」とあります。子房に沿って・・という表現は分かり易いですね。
側萼片は後方に反っています。白いサギが連れ立っている様子に見立てて、和名がつけられたそうです。中国名は、舌唇蘭・・舌のような唇弁を持つ蘭という事でしょうか?他のランでも、和名と中国名を比較すると、ちょっぴり国民性を感じる事があります。
この場所には、2本の開花株が並んで生えており、周囲を見回すと未開花株の葉も幾つか確認出来ました。実生繁殖したものとばかり思っていましたが、「地中で水平に伸びる多肉の紐状根から不定芽を出して繁殖する。」とありますので、栄養繁殖したものかもしれません。
ラン科ツレサギソウ属ツレサギソウ(Platanthera japonica (Thunb.) Lindl.)。
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