フタリシズカ二番目の花
以前の記事で、フタリシズカは普通の花が終わった後、茎の節から閉鎖花をつけた花序を出すというような事を書きました。
萌の散歩道で、果実期のフタリシズカを見付けたので観察してみました。
こちらは、通常の花期です。5月16日に、撮影しました。
果実が生っている最上段の葉の下から、花序が覗いています。二番目の花・・閉鎖花です。
節から伸びた閉鎖花の様子です。図鑑には下部の茎とありますが、普通の花序のすぐ下の節からも出ていました。
どの個体も果実は沢山ついていて、結実率は高いようです。送粉者の一つにアザミウマが挙げられていますが、良く見かけるアリも受粉に関与しているのかもしれません。同じくチャラン属のヒトリシズカに比べて、ずっと個体数の多いフタリシズカは、なぜ閉鎖花もつけるようになったのでしょう?
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