オニノヤガラ
不法投棄監視パトロールは、月2回以上を義務付けられています。今月は、少し間の空いてしまった林道があるので、3回目のパトロールに行って来ました。
帰りに寄り道して入った林で、オニノヤガラに出会いました。別名をヌスビトノアシ、中国名は天麻(高赤箭)で、漢方薬に利用されています。
デジイチとコンデジで撮ってみました。丈が大きく、先端まで1,300~1,400mmくらいあったと思います。図鑑では、400~1,000mmとなっています。
蕾と訪花昆虫です。訪花昆虫は、動きが早く一枚しか撮れませんでした。これは、ハナアブでしょうか?
花と花柄子房を接写してみました。
数年前に、東京ドームで撮ったオニノヤガラの花序芽と塊茎です。花序丈もありますが、塊茎は思ったより大きくて驚きました。
オニノヤガラは、ヤツシロラン類と同属です。葉緑素が無く光合成をしないため、100%共生菌に頼って生きています。しかも、発芽と成長期で菌根菌が違うという変わり者です。
ラン科オニノヤガラ属オニノヤガラ(Gastrodia elata Blume)。
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ayumuさん、お早うございます。
この場所は、オニノヤガラを見た中で、一番標高の低いところです。
今年は、今まで見て来た富士山国有林が入林禁止なので、大っぴらに入れません。
そこでは、来月中半頃だと思います。
少し前に、愛鷹の渓に行って来ました。
毎年「これが最後かな?」と思いながら帰って来ます。
このブログも、開設から10年の歳月が経ちました。
撮りためた写真をまとめて「地域に生育が確認された○○図鑑」を作成しています。
素人図鑑なので、山野を歩いて感じた事なども記載しています。
自分にとっては、懐かしい思い出が詰まっています。
投稿: やまぶどう | 2020年6月30日 (火) 04時27分
こんばんは
立派なオニさんですね。
今年は随分と早いようですが
腐れランの当たり年でしょうか。
こちらでは来月半ばごろですね何時も。
最近は山も遠くなりましたです。
今となっては何かんか懐かしい思いです。
でも胸が騒ぎますね~。
投稿: ayumu | 2020年6月29日 (月) 21時37分