愛鷹林道のタチツボスミレ
今日は、再生畑②のキジが鳴きませんでした。何時も五月蠅いのに、鳴かないと心配になって来ます。
テンナンショウ属の調査に行った愛鷹山系で、林道に咲くタチツボスミレを撮ってみました。この林道は、ゲートが設置されていて一般車両が通行できませんので、のんびり歩く事が出来ます。
この辺りのタチツボスミレは色の濃いものが多く、花色だけ見るとアケボノスミレを思い浮かべるような個体もあります。また、葉脈が紅紫色のアカフタチツボスミレも、彼方此方で見られます。
白い花は、タチツボスミレの白花品種、オトメスミレです。上手く撮れませんでしたが、花柄の色に注目すると紫の色素が残っています。
さらに進むと・・。
「あっ、花柄と萼が緑色だ!」シロバナタチツボスミレです。
距に紫色が残っていないのはもちろんですが、良く見ると薄っすらと緑色を帯びています。
花は終盤を迎えていました。今迄、地域ではオトメスミレしか見る事が出来なかったのに、今年は2ヶ所でシロバナタチツボスミレを見る事が出来ました。
スミレは、繁殖力の高い植物です。アリの助けを借りて、生育範囲を広げてくれる事でしょう。
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