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2020年5月17日 (日)

フタリシズカ

図鑑に書かれた花期は重なっていますが、同じ地域ではヒトリシズカの花が終るとフタリシズカの花が咲きます。萌の散歩道で見たフタリシズカの花を撮ってみました。

フタリシズカは、通常2個の花穂が立ち上がる事から和名がつけられましたが、ヒトリシズカのように1個のものもあります。

こちらは、和名の通り2個の花穂を持つフタリシズカです。初期は、白い米粒のような部分が黄緑色ですが、やがて白くなります。

フタリシズカの花には花弁がありません。白い米粒のようなものは、オシベの花糸になります。ヒトリシズカの白いブラシのような部分も花糸です。センリョウ科チャラン属の花は変わり者ですね。

こちらは、短いものも含めて6個の花穂がありました。マウスを乗せて上から見てください。

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花が終盤を迎えると、白い米粒のような部分(オシベ)は落下します。表側からよく見ると、3個の花糸が基部で合着しているのが分かります。裏返すと、中央に2個、外側に1個ずつの葯が付いています。

地域では、ヒトリシズカは比較的稀ですが、フタリシズカは各所で普通に見る事が出来ます。

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