5月下旬の南麓
山間の地では、夏野菜の苗に肥料袋などを利用した寒さ対策をします。少し遅くなりましたが、本日それを取り外して来ました。昨日姿を見せなかったキジの雄が、再生畑の入り口で待ち構えていました。縄張り争いの相手が無事で、安心しました。
今年は外出自粛で、南麓の探索も殆ど行っておりませんでした。先日、久々に行った林内で、気になった植物を集めてみました。
木々の葉が展開し薄暗くなった林床には、ツルシロカネソウ(シロカネソウ)などの白い小さな花が目につきます。バイケイソウの姿も久々でした。バイケイソウは多年草ですが、個体の寿命は比較的短いのではないかと思っています。
一番手は、クワガタソウです。小さい花ですが、案外綺麗です。場所によって、もっと赤味がかった花を見る事があります。
クルマムグラも彼方此方で咲いていました。
ミヤマハコベの花も、季節を感じさせてくれます。同属でも、下界のハコベは除去対象の筆頭です。
タニギキョウの花は、愛鷹山系でも良く見かけます。キキョウ科ですから、これも雄性先熟でしょうか?
ヤマトグサの雄花と雌花(托葉に包まれた子房)です。雌花は老眼では見るのが辛い・・。
先日まで、沢山の花を追い求めたスルガテンナンショウに代わり、林内ではホソバテンナンショウとミクニテンナンショウの花が咲いていました。注目の的が変わるのも、楽しいものです。
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