栽培実験場のサワトラノオ(4月下旬)
今日も、再生畑②でキジと縄張り争いをして来ました。シカは、栽培しているタラノキの葉や樹皮を食べるし、困った奴ばかりです。
山間の地でも、そろそろ開花も近くなってきたようなので、実験場のサワトラノオを撮ってみました。今日の記事は、ロールオーバー効果を使っておりませんので、写真をクリックすると中央に元サイズでポップアップ表示されます。
プランターで栽培中のサワトラノオです。方向を変えて撮ってみましたが、これで半分くらいだと思います。二本分の果実を採取して数種類の実生床に播種し、約300株くらいをプランターに移植しました。
葉腋から伸びる茎と、株元から伸びる茎があります。株元から伸びる茎は長く伸びますが、どれも細く弱々しい感じです。
葉腋から伸びる茎は、一般的に親株の上部に集まっていますが、この個体は下から上まで沢山出ています。しかも、どれにも蕾がついています。実生一年目の実験場の中では、稀な存在です。
角度を変えて撮ってみました。地上部は、開花結実すると枯れます。この性質が、次に出て来る茎にも受け継がれるのか、確認したいと思っています。
プランターに移植してから、朝日が当たる東側の庇下に置いてあります。軽く雨でも浴びさせようと表に出しておいたら、土砂降りになり、茎が曲がってしまいました。殆どの株は、時間の経過と共に直りましたが、数本曲がったままのものがありました。
そこで、素焼き鉢に植え、左官のプラ舟ビオトープに沈めました。もしかしたら、昔はこんな感じで生育していたのかもしれません。沈水性を持つ事は、実験で確認しましたが、ある程度草丈がありますので、深い沼地でなければ上部はこのように水上に出ると考えられます。実は、もう一つこの植物の生態を確認したい事があり、これを思いつきました。
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