ミツガシワ
家族が家にいる週末は、いろいろ突き合わされて外出していましたが、最近は不要の外出を控えているので雑用が片付いて良いです。
地域でミツガシワに出会ったのは、このブログを開始して間もない2010年の5月連休でした。当時のブログ友から、凡その位置を聞いて探索に行きました。
これがその時の写真です。周辺を探索していて、クズのような葉が目に入りました。近づいて見ると、まだ咲き残りの花があり、ミツガシワと分かりました。
2~3日前から、ミニビオトープのミツガシワが咲き始めました。これは、地主さんの承諾を得て一株いただいてきたものです。その後、同じ場所から浮島ヶ原自然公園にも移植されました。地主さんにとっては厄介な雑草だったようで、焼いても除草剤を散布しても枯れないと言っていました。
コンデジでも撮ってみました。ミツガシワは、サクラソウやサワトラノオなどと同じく異花柱花(性)です。この個体は、花柱が長いので長花柱花のようです。長花柱花と短花柱花を交配すると種子ができやすいそうですが、各々の自家受粉でも種子は出来るようです。どのくらい違うのか確認してみたいものです。
これは、昨年の花です。このミツガシワには、5弁の花と6弁の花が咲きます。シラヒゲソウを思い浮かべるようなこの白い髭は、何のためにあるのでしょう。寒さや暑い日差しから、花を守るためにあると考えられているそうです。そういう事を考えながら観察すると、植物観察が更に面白くなります。
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