愛鷹のスルガテンナンショウ
少し標高の高い林道で、スルガテンナンショウの様子を見て来ました。県西部では、一月ほど前に開花株を見ましたが、こちらではまだ仏炎苞が開かないものや、鞘に覆われたものも見受けられました。
このガードレール脇には、雄雌併せて70個体以上も生えていました。
スルガテンナンショウは、栄養状態によって性転換する雌雄異株です。一般的に丈の大きな個体は雌株で、小さな個体は雄株ですが、沢山見て歩くと中には例外もあります。
栄養繁殖もするようですが、ウラシマソウなどに比べてスルガテンナンショウは、栄養繁殖する事が少ないと思います。
テンナンショウ属は似たものが多く、識別の難しい植物だと思います。スルガテンナンショウは、付属体先端が球状に膨らみやや前屈する事で識別できます。また、地域では一番個体数の多い種類です。
« オオハンゲ | トップページ | シロバナハンショウヅル »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
コメント