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2020年4月29日 (水)

鎮守の森のカンアオイ

今日は、依頼を受けて、うんざりするくらいのスルガテンナンショウを見て来ました。スルガテンナンショウは、付属体の頂部が球形で傾いている特徴があります。球形の大きさや形も様々ですが、その下の棒状の部分も個体毎に様々な形をしています。今夜は、魘されそうです。

帰りに、鎮守の森のカンアオイ(カントウカンアオイ)を見て来ました。

一般的に見られる下り藤模様です。種子にエライオソームがあり、アリに運ばれるそうです。マウスを乗せると、石垣に生えていたカンアオイに切り替わります。ここに、アリの巣があったのでしょうか?

下り藤模様も、生育場所によって違いがありますので、写真を撮り溜めて何時か比較してみようと思います。

亀甲模様も、個体毎に微妙な違いがあります。カンアオイの亀甲模様は、愛鷹山系では結構見受けられます。

萼筒の色や形にも、個体毎の変異があります。

上に比べて、萼筒は緑で萼裂片は白っぽい花です。

カンアオイ属は、葉表の模様だけでなく萼筒や裂片の形、色などに変異の多い植物だと思います。迷わず識別出来るようになる早道は、個体数を見る事だと思います。こちらも、魘されるくらいに・・。

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