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2020年4月

2020年4月30日 (木)

タラノキ

再生畑②のチャノキやササを伐採したあとに、タラノキが生えだしました。それを一ヶ所に移植しています。タラノキは、パイオニア的植物で伐採跡などに出現しやすいそうです。

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再生畑②は専用の赤道を入り、駐車スペースで行き止まりになっています。周囲は林で囲まれ、人と出会う事も無く、気楽に過ごせる場所です。

今回移植したものは、まだ小さな丈ですが、成長は比較的早い植物だと思います。

こちらは、一年先輩の移植組です。タラノキは、樹皮や葉が鹿の食害に遭います。健胃・整腸作用があるそうですから、ニガキの樹皮などと同じように、鹿の胃腸薬になっているようです。

ところで・・。

タラノキが、地下茎で栄養繁殖する事を知りました。

ウコギ科タラノキ属タラノキ(Aralia elata (Miq.) Seem.)。

以前から気になっていたのですが、ロールオーバー効果を設定すると、マウスを乗せた時の画像が、フォトビューアーで見たものより、ピンボケ気味になってしまいます。表示される横サイズは700ピクセルで、元サイズは900ピクセルですからピンボケになるのが不思議です。原因として考えられる事があれば、教えて頂きたいと思います。

2020年4月29日 (水)

鎮守の森のカンアオイ

今日は、依頼を受けて、うんざりするくらいのスルガテンナンショウを見て来ました。スルガテンナンショウは、付属体の頂部が球形で傾いている特徴があります。球形の大きさや形も様々ですが、その下の棒状の部分も個体毎に様々な形をしています。今夜は、魘されそうです。

帰りに、鎮守の森のカンアオイ(カントウカンアオイ)を見て来ました。

一般的に見られる下り藤模様です。種子にエライオソームがあり、アリに運ばれるそうです。マウスを乗せると、石垣に生えていたカンアオイに切り替わります。ここに、アリの巣があったのでしょうか?

下り藤模様も、生育場所によって違いがありますので、写真を撮り溜めて何時か比較してみようと思います。

亀甲模様も、個体毎に微妙な違いがあります。カンアオイの亀甲模様は、愛鷹山系では結構見受けられます。

萼筒の色や形にも、個体毎の変異があります。

上に比べて、萼筒は緑で萼裂片は白っぽい花です。

カンアオイ属は、葉表の模様だけでなく萼筒や裂片の形、色などに変異の多い植物だと思います。迷わず識別出来るようになる早道は、個体数を見る事だと思います。こちらも、魘されるくらいに・・。

現在、プロバイダーさんから借りているサーバーの容量が、8.3/10GBです。アクセス数が90万くらいですから、このブログを終了予定の100万アクセスまで何とか持ちそうです。年内くらいには、達成出来るだろうか?

2020年4月28日 (火)

ランヨウアオイいろいろ

素人植物図鑑は、カンアオイ属も作成を始めました。今までちゃんと向き合ってこなかったので、結構苦戦しています。

家の近くに生育するカンアオイやオトメアオイは、葉表が下り藤模様や、亀甲模様などがあります。今回は、ランヨウアオイの葉表の模様を集めてみました。

無地に近いタイプです。中には、薄っすらと下り藤模様の見えるものもあります。

初めて、カンアオイの亀甲模様を見た時は、別種かと思いました。ランヨウアオイにも、亀甲模様がある事を知りました。

雲紋状の下り藤模様です。雲紋は緑白色です。

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こちらも、雲紋状の下り藤模様ですが、雲紋が白っぽいので、上とはかなり違って見えます。

※この写真だけ、ロールオーバー効果を使っておりません。クリックすると、元画像が表示されます。

葉の形も個体毎に違いがあり、葉表の模様もいろいろあって、まるで別種のような感じです。こういうところが、カンアオイ属に苦手意識を持つ要因となっています。

花を撮ってみました。花弁は無く、3枚の萼片が合着して萼筒を形成し、先端は三裂しています。

ところで、送粉者はどんな生き物でしょう?花は、どれも落ち葉に隠れていて、訪花昆虫を迎えるような咲き方をしているとは思えません。

2020年4月27日 (月)

栽培実験場のサワトラノオ(4月下旬)

今日も、再生畑②でキジと縄張り争いをして来ました。シカは、栽培しているタラノキの葉や樹皮を食べるし、困った奴ばかりです。

山間の地でも、そろそろ開花も近くなってきたようなので、実験場のサワトラノオを撮ってみました。今日の記事は、ロールオーバー効果を使っておりませんので、写真をクリックすると中央に元サイズでポップアップ表示されます。

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プランターで栽培中のサワトラノオです。方向を変えて撮ってみましたが、これで半分くらいだと思います。二本分の果実を採取して数種類の実生床に播種し、約300株くらいをプランターに移植しました。

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葉腋から伸びる茎と、株元から伸びる茎があります。株元から伸びる茎は長く伸びますが、どれも細く弱々しい感じです。

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葉腋から伸びる茎は、一般的に親株の上部に集まっていますが、この個体は下から上まで沢山出ています。しかも、どれにも蕾がついています。実生一年目の実験場の中では、稀な存在です。

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角度を変えて撮ってみました。地上部は、開花結実すると枯れます。この性質が、次に出て来る茎にも受け継がれるのか、確認したいと思っています。

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プランターに移植してから、朝日が当たる東側の庇下に置いてあります。軽く雨でも浴びさせようと表に出しておいたら、土砂降りになり、茎が曲がってしまいました。殆どの株は、時間の経過と共に直りましたが、数本曲がったままのものがありました。

そこで、素焼き鉢に植え、左官のプラ舟ビオトープに沈めました。もしかしたら、昔はこんな感じで生育していたのかもしれません。沈水性を持つ事は、実験で確認しましたが、ある程度草丈がありますので、深い沼地でなければ上部はこのように水上に出ると考えられます。実は、もう一つこの植物の生態を確認したい事があり、これを思いつきました。

2020年4月26日 (日)

愛鷹の林道で出会った植物

先日の、不法投棄監視パトロールで出会った植物を集めてみました。最近、山野を歩くのはパトロールの時くらいになりました。

呼子岳方面を望む。ススキの下を見ると、ナンバンギセル属の果実のドライフラワーが残っていました。花期に再訪して、ナンバンギセルかオオナンバンギセルかを確認したいと思っています。

ヤナギの花が咲いていました。種名は分かりません。

この林道では、所々にこんな光景が見られます。盆栽仕立てのような植物達を、見て歩くのも楽しいです。ピンボケしてしまいましたが、スノキの若葉が綺麗でした。

ガードレールの下を覗くと、イワガラミが生えていました。別の場所では、キウイフルーツと思われる若葉が道路脇に生えていました。下界から、野鳥が種子を運んで来たのでしょうか?

垂直に切り立つ断崖を見上げると、ツタウルシやリョウブ、タマアジサイなどが見られます。

これは、ハコネグミでしょうか?葉表には、星状毛が生えていました。

午前中だけ、家族が買って来たナスとキュウリの苗を再生畑に植えて来ました。落花生や豆類は、ポットに蒔いてあります。何でも植えて置けば楽しみがあります。

2020年4月25日 (土)

ミツガシワ

家族が家にいる週末は、いろいろ突き合わされて外出していましたが、最近は不要の外出を控えているので雑用が片付いて良いです。

地域でミツガシワに出会ったのは、このブログを開始して間もない2010年の5月連休でした。当時のブログ友から、凡その位置を聞いて探索に行きました。

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これがその時の写真です。周辺を探索していて、クズのような葉が目に入りました。近づいて見ると、まだ咲き残りの花があり、ミツガシワと分かりました。

2~3日前から、ミニビオトープのミツガシワが咲き始めました。これは、地主さんの承諾を得て一株いただいてきたものです。その後、同じ場所から浮島ヶ原自然公園にも移植されました。地主さんにとっては厄介な雑草だったようで、焼いても除草剤を散布しても枯れないと言っていました。

コンデジでも撮ってみました。ミツガシワは、サクラソウやサワトラノオなどと同じく異花柱花(性)です。この個体は、花柱が長いので長花柱花のようです。長花柱花と短花柱花を交配すると種子ができやすいそうですが、各々の自家受粉でも種子は出来るようです。どのくらい違うのか確認してみたいものです。

これは、昨年の花です。このミツガシワには、5弁の花と6弁の花が咲きます。シラヒゲソウを思い浮かべるようなこの白い髭は、何のためにあるのでしょう。寒さや暑い日差しから、花を守るためにあると考えられているそうです。そういう事を考えながら観察すると、植物観察が更に面白くなります。

2020年4月24日 (金)

ムサシアブミ

朝から草取りをして、指が痛くなりました。

テンナンショウ属ムサシアブミ・・従来の生育地は、本州(愛知県、福井県以西)、四国、九州とされて来ましたが、星山先生のWeb図鑑「テンナンショウ属 Arisaema 」には、逸脱または温暖化によるのか「千葉県、神奈川県、静岡県でも確認されている。」とあります。別の図鑑で、関東地方以西と書かれたものもありました。

でも、本日掲載するのは植栽品です。

大きな3個の小葉が印象的です。栄養繁殖した子株が脇に姿を現していました。

面白い形の花です。

どう表現したら良いのか悩むような花です。どうも、内側に巻きこんでいる暗紫色の部分も仏炎苞のようです。別の場所で、この部分が緑色の個体を見ました。付属体は白い棒状とありますが、この状態では見えません。

サトイモ科テンナンショウ属ムサシアブミ(Arisaema ringens (Thunb.) Schott)。

2020年4月23日 (木)

シロバナハンショウヅル

二日続けて草刈りをしました。結構疲れました。

再生畑①の入り口に、シロバナハンショウヅルが生えています。落下した種子で親蔓の下に2~3本の子が生えていて、それらにも初花が咲きました。

シロバナの名がつきますが、純白ではなく遠目には目立ちません。

図鑑には、「淡黄色の花をつける」とありますが、蕾の時や咲き始めは緑色が強く、初めて見た時はシロバナハンショウヅルと思えませんでした。

コンデジで接写してみました。マウスを乗せると咲き始めの花に変わります。緑白色といった感じでしょ?ニリンソウなどのキンポウゲ科がそうであるように、この花も花弁状の萼片があり、花弁はありません。

透かして撮ってみました。同じ花でも、ちょっと見方を変えると、違った趣があって良いものです。

キンポウゲ科センニンソウ属シロバナハンショウヅル(Clematis williamsii A.Gray)。

昨年、別の場所でも見付けて、地域では3ヶ所の生育を確認しています。林縁に生育するために刈り取られてしまうのか、個体数は少ないように思います。掲載した場所は親戚の山林なので、伐採しないように強く言ってあります。

2020年4月22日 (水)

愛鷹のスルガテンナンショウ

少し標高の高い林道で、スルガテンナンショウの様子を見て来ました。県西部では、一月ほど前に開花株を見ましたが、こちらではまだ仏炎苞が開かないものや、鞘に覆われたものも見受けられました。

このガードレール脇には、雄雌併せて70個体以上も生えていました。

スルガテンナンショウは、栄養状態によって性転換する雌雄異株です。一般的に丈の大きな個体は雌株で、小さな個体は雄株ですが、沢山見て歩くと中には例外もあります。

栄養繁殖もするようですが、ウラシマソウなどに比べてスルガテンナンショウは、栄養繁殖する事が少ないと思います。

テンナンショウ属は似たものが多く、識別の難しい植物だと思います。スルガテンナンショウは、付属体先端が球状に膨らみやや前屈する事で識別できます。また、地域では一番個体数の多い種類です。

2020年4月21日 (火)

オオハンゲ

不法投棄監視パトロールのついでに、テンナンショウ属の様子を見て来ました。昨年見つけた、小葉が3個のムサシアブミと思われる植物の様子を見に行くと・・。

葉が展開し始めていました。「あれっ、ムサシアブミの花じゃない!」

これから下の写真は、クリックすると元サイズで表示されます。

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葉の大きさの割に仏炎苞が細く、カラスビシャクに似た感じです。それに、ムサシアブミなら葉が一株2個のはずだし、葉柄もずっと細い・・。

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帰宅して山渓の図鑑を見ると、どうもオオハンゲのようです。図鑑の写真では、仏炎苞の先端部がもっと下がっていますが、咲き始めだからかもしれません。

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コンデジで、LEDフラッシュ撮影してみました。付属体は緑色です。手元の富士市植物仮目録には未記載なので、標本採取して追記予定です。

サトイモ科ハンゲ属オオハンゲ(Pinellia tripartita (Blume) Schott)。

ムサシアブミの花は、2~3日中に掲載予定です。

2020年4月20日 (月)

若葉など②

続きです。

一番手は、ベニバナトキワマンサクです。花期は長く、かなり前から咲き始めたのですが、まだ次々と咲いて来ます。若葉は、花が咲いたように紅紫色で綺麗です。

園芸種のアジサイには、蕾がついていました。マウスを乗せると、コアジサイの若葉になります。

こちらは、ハナイカダとモチツツジの蕾です。ハナイカダは雌雄異株ですから、これは雌株のようです。モチツツジの蕾の基部にハエがくっついていました。ハエがとれるくらいの粘性なんですね。

イタヤカエデとエンコウカエデの若葉です。

園芸種のカエデ属に花が咲いていました。マウスを乗せると、通常葉のようになっているエンコウカエデもありました。同じ場所でも、葉の展開に個体差があるようです。

さて、明日は天気が回復するかな?雨降りのあと畑に行くと、唖然とするくらい雑草が成長しています。

2020年4月19日 (日)

若葉など①

昼過ぎまで良い天気でしたが、夕方頃から明日の天気の崩れを思わせるような、暗い空になって来ました。

今日の記事は、家の周りで見た若葉を集めてみました。

サクラなどに比べて落葉の遅いクリの葉は、展開も少し遅れます。

これは、クワのような果実をつけるコウゾだと思います。

カキとアセビです。アセビの若葉は、赤褐色からやがて緑色になって行きます。

ムベとアオキです。アオキの葉はシカの好物らしく、山野を歩くと葉を食べられた痕を良く見かけます。

ハクモクレンも花が散り、葉が展開して来ました。イザヨイバラも、あっという間に若葉で覆われて来ました。

今日は、軽作業でも汗をかくくらいの陽気でした。でも、富士山の登山道は、先日の積雪で通行解除が予定より遅れるとの事です。

2020年4月18日 (土)

シュロの花

今日は、本当に良く降りました。腰の痛いのを我慢して、丁寧に作った畑の畝が崩れているかもしれません。

少し前に、シュロの蕾が姿を現し始めたと思ったら、花穂が伸びて来ました。

脱穀したキビのような蕾が、数えきれないほどついています。

シュロ皮(樹皮)の間から姿を現し始めて2~3日で、花穂が現れます。花の位置は、昨年より上になります。

シュロは、雌雄異株だそうです。昨年見た時、このシュロの木の花にはオシベだけしかなかったように思いますので、雄木だと思っていました。でも、家の周りに何本かの子株が見られますから、もしかしたら稀にあるという雌雄同株なのかもしれません。

少し開花し始めていましたので、後日接写してみようと思います。

2020年4月17日 (金)

チゴユリとランヨウアオイ

畑に行くのを止めにして、PCの設定や図鑑作成などを行いました。

今日の記事は、チゴユリとランヨウアオイです。どちらも、場所によっては目にする事も多いですが、私にとっては出会いの稀な植物です。

【チゴユリ】

小さくて可愛い花です。花被片6個、オシベ6個で、下向きに咲きます。そういえば、この植物の果実をまだ見た事がありません。

イヌサフラン科チゴユリ属チゴユリ(Disporum smilacinum A.Gray)。

【ランヨウアオイ】

家の近くでは、カンアオイ(カントウカンアオイ)とオトメアオイが見られ、ランヨウアオイやカギガタアオイは、富士宮市や岩本山辺りでないと見られません。

カンアオイ属の興味深いところは、同じ種でも葉の模様がいろいろある事です。ランヨウアオイも、普通葉の他に亀甲模様や下り藤のような雲紋が入ったり、斑点模様などもあります。

別のところで撮った花を掲載します。カンアオイ属も、少しずつ覚えたいと思っています。

ウマノスズクサ科カンアオイ属ランヨウアオイ(Asarum blumei Duch.)。

明日も天気が悪いようですね。萌の林道散歩以外、引きこもり生活が続きます。

2020年4月16日 (木)

ハコネグミ

ハコネグミは、フォッサマグナ要素の植物です。今迄、地域の山で出会った事があったのかもしれませんが、あまり目を向けてこなかったため、特徴などが分かりませんでした。

葉が薄く波打っている事、葉の表面に星状毛が密生し、葉表に銀色の鱗状毛がある事などが特徴として挙げられています。

葉が展開して間もないようなので、まだ小さくて波打っている様子が良く分かりません。近日中に再訪して、葉の毛を顕微鏡モードで撮ろうと思います。

本来の花期は5~6月ですが、少しだけ咲いていました。花の萼筒にも星状毛があるそうです。葉腋に1個ずつ下がるとありますが、1ヶ所で2個の場合もあるようです。他を見ると、まだ葉腋に小さな姿が確認出来る程度でした。

グミの花は、花弁が無く、萼が筒状になり先端が4裂するとあります。初めて知りました。

数年前に富士山で出会ったこのグミは何でしょう?11月に、熟した果実がついていました。場所は覚えているので、また行ってみようと思います。

この場所には、タラの芽やノビルが沢山ありました。次回訪問した時に、少し頂いて来よう!

2020年4月15日 (水)

シロバナタチツボスミレ

最近、引きこもりのような日々だったので、気分転換も兼ねて夢を見られる場所へ行って来ました。

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行き交う人もなく、こんな場所でのんびり眺める富士山が一番良い!

彼方此方にタチツボスミレの花が咲いていました。このスミレは、何処でも普通に見られますが、花形や花色などの形態変異が多いスミレだと思います。

マルバスミレが点々と咲いていたので、その群落かと思いました。でも、近づいて見ると白い花をつけるタチツボスミレでした。

「我が家の周りでも時々見かけるオトメスミレかな?」

「あれっ、花柄や萼、距にも紫の色素が無い・・。シロバナタチツボスミレだ!」

Webページを含めた図鑑には、オトメスミレを「距に紫色が残っている」とだけ表現されているものが多いですが、個体変異が多く紫色がはっきりしているものと、殆ど白に見えるものがあります。

距の色はもちろんですが、花柄や萼に紫色の色素が無く明るい緑色のタイプが、シロバナタチツボスミレだと認識しています。それは、シロバナヒナスミレやシロバナナガバノスミレサイシンも同様です。

こちらがオトメスミレです。距は殆ど白に見えますが、萼や花柄に紫の色素が残っています。

ついでに、距の紫色がはっきり分かるタイプのオトメスミレです。

タチツボスミレ(Viola grypoceras A.Gray var. grypoceras)/シロバナタチツボスミレ(Viola grypoceras A.Gray f. albiflora Makino)/オトメスミレ(Viola grypoceras A.Gray f. purpurellocalcarata (Makino) Hiyama ex F.Maek.

2020年4月14日 (火)

ムラサキケマンの花

昨日の強風で、畑の野菜が傾いていました。彼方此方直すのに、半日近くかかってしまいました。

畑の隅に、ムラサキケマンが生えていました。この植物は、株元をしっかり掴んで引き抜けば簡単に除草出来ます。花を見て気になる事があったので、コンデジで接写してみました。

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「花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる」とあります。

内側の花弁2個は、先端が合着しています。この状態では、合着した内側の花弁に包まれていて、オシベもメシベも姿を現しておりません。

「オシベは4個あり、メシベの上下で2個ずつ花糸が合着している」・・花糸が合着した2個のオシベ(下側分)が見えています。メシベの上下とは、花糸の長短ではなく、横を向いたメシベの上と下という意味です。

花弁が変色し花が終わる頃、メシベの柱頭が姿を現します。距に蜜を溜めるそうだから虫媒花だと思いますが、送粉者がどのようにして受粉させるのか知りたい!合着した内側の花弁に包まれて、自家受粉するようにも見えます。ご存知の方教えてください。

2020年4月13日 (月)

アケビ属の花再び

今日は、予報通り大荒れの天気でした。幸い、萌の朝散歩の時は小降りだったので、私だけレインコートを着て行きました。

散歩を終えて雑用を済ませると、西の空に虹がかかっていました。

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写真を撮る頃には殆ど見えなくなってしまいましたが、外側にもう一つの虹が出ていました。

アケビとミツバアケビの花を掲載します。

【アケビ】

雄花ばかりの花序が多かったのですが、雌花も少し咲いていました。

雌花を接写してみました。雌花は花序の基部側につき、雄花よりも大きくなります。

【ミツバアケビ】

高いところに生えていたために、接写出来ませんでした。

アケビとミツバアケビは小葉の数や形が違いますが、花色も違います。ミツバアケビは、雄花も雌花も濃紫色です。

2020年4月12日 (日)

ヒトリシズカ

ヒトリシズカの花が咲いていました。白いブラシのような花は、一般的な花に比べてかなり変わった形態をしています。

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こちらは、ニリンソウの塊の中に咲いていました(クリックすると、大きな写真になります)。

栄養繁殖が盛んなようで、株立ちしている事の多い植物です。

ブラシのような花を、接写してみました。

この花には、花弁も萼もありません。白いブラシのような部分はオシベの花糸で、基部に見える黄色い部分が葯です。花糸の先端に葯がつく一般的な花と逆ですね。花糸の上部に見える半透明の部分が、メシベの柱頭になります。

白い清楚な花を一輪つける事から、一人静の和名がつけられました。

2020年4月11日 (土)

ユリワサビ

今日は、天気が崩れそうだったので、朝から植え替えなどを行いました。本来なら、もっと早く行うべきですが、いつもの事で遅くなってしまいました。どれも根詰まりして、鉢から抜くのが大変なくらいでした。

先日、愛鷹山系のヒノキの林内で、ユリワサビに出会いました。

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普段見ている自生地と違うところでしたので、遠目に見た時は何か分かりませんでした。これは、比較的大きな株だと思います。

(この写真は、ロールオーバー効果を使っておりません。クリックすると、少し大きくなります。)

地を這うように伸びた茎の先端部に、総状花序をだし、小さな白い花をつけます。

コンデジで接写してみました。他のアブラナ科と同じく、4弁花です。ワサビの花と似ています。

こちらは、天子山塊の麓で撮ったユリワサビです。萼片や茎・花柄の色が、上より濃い紫褐色です。地域変異でしょうか?

2020年4月10日 (金)

撮影の下見

プロバイダーの契約容量が80%を超えたため、ブログに掲載した希少植物などを、図鑑形式にまとめています。追加撮影したい写真があるので、今年度の探索・撮影リストを作り、少しずつ下見を始めています。

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手始めはこの場所です。運良く、行政担当者が調査に来ていて、別の場所の情報も頂きました。

これはヒルムシロの仲間だと思います。今迄、この植物を見たのは、長野県八千穂村とこの場所だけです。

こちらにも・・。マウスを乗せた写真は、イグサの仲間かな?一見、ネギの苗のような感じでした。

こちらが、長野県八千穂村で見たヒルムシロの仲間です。ちょっと葉幅が広いかな?

アザミの仲間のようです。サワアザミという種も生育するようですが、私には識別出来ません。

近くの山林を探索すると・・。

ヒトツボクロが見つかりました。この辺りでは、トンボソウの個体数を多く確認しています。でも、姿を現すのはもう少し先のようです。シダ植物のマンネンスギも生えていました。ヒカゲノカズラ共々、亜高山帯でも見る事があります。

2020年4月 9日 (木)

再生畑②のキジ

今日も、オスのキジが出没しました。隣の藪から出て来るたびに、大きな声で鳴いていました。高倍率のコンデジを持って行かなかったので、トリミングしてみました。

少し離れたところで、雑草をつついていました。こちらに植えてある葉野菜を、狙っているのかもしれません。

突然立ち止まって、鳴き始めました。

翼をバタつかせて、私を威嚇しているようでした。やっぱり、自分の餌場に侵入者がやって来たと思っているのかもしれません。捕まえて、雉鍋にするぞ!

ついでに、除去対象植物を一つ掲載します。

一ヶ所に、カキドオシの大群落があります。この除草がまた厄介です。一度、仮払い機で刈って、複数回耕運機がけをするつもりです。

カキドオシは、独特の臭いがあります。山菜として食用にしたり、民間薬としていろいろな効能が挙げられていますが、とても試す気にはなれません。

花は、見る角度によっていろいろな表情を見せてくれます。

2020年4月 8日 (水)

通りがかりで見た植物

引きこもりのような日々を送っている間に、山野の植物達は葉を展開し花を咲かせています。

今日の記事は、通りがかりで目に留まった植物を少し掲載します。

エンレイソウです。初めてこの植物を見たのは、愛鷹山系のヒノキ林でした。普段入る事の無いその場所へ行った目的は忘れましたが、かなりな個体数が生育していました。場所によっては、驚くような群落を見る事が出来ますが、シカの摂食対象にもなっていると聞きました。

こちらは、クサイチゴの花かと思って近づくと、ニリンソウでした。萼片のような花弁は、個体変異が多く見比べると面白いです。

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ニリンソウは、一茎に1~3輪の花をつけます。古い写真で見難いですが、3輪の個体です。土壌栄養で花数が違うのかもしれませんが、以前殆どが1輪の群落を見た事があります。

(この写真のみ、ロールオーバー効果を使っておりません。クリックで拡大します。)

カエデ属の葉も展開していました。イロハモミジ(イロハカエデ)とイタヤカエデのようです。家の近くに生えるエンコウカエデも、イタヤカエデと似た色の葉をつけていました。イタヤカエデの一品種なので、母種に似ています。

2020年4月 7日 (火)

再生畑①

今日は、再生畑①に耕運機をかけて来ました。毎日が、雑草との戦いです。狭いところや野菜の傍は、手作業で除草します。これがまた大変・・。

隣の耕作放棄地に咲いていた花を、幾つか撮ってみました。地主さんが腰痛で来れないとの事なので、断って時々草刈りをしています。

タンポポの黄色い花が、一番目立っていました。総苞外片の反り返りがなく、総苞片の先端に角状の突起がありました。トウカイタンポポでしょうか?

ムラサキケマンも、沢山咲いていました。中には、果実をつけたものも見受けられます。この果実は、触ると種子が弾くので要注意です。

こちらも、厄介な植物です。マツバウンランが、進出していました。彼方此方に増えていますが、種子がどのようにして運ばれるのか気になっています。

ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)も、彼方此方で見る事が出来ます。エンドウの名がついていますが、エンドウ属(Pisum)ではなくソラマメ属(Vicia)になります。花はエンドウに似ていますが、角ばった茎はソラマメと同じです。ヤハズソラマメに改名した方が良いかも?

植物目録を整理していて思ったのですが、DNA情報による解析の結果、学名が変わる事はありますが、和名は変わらないですから、専門家の方には慎重に名前をつけて頂きたいですね。

2020年4月 6日 (月)

再生畑②

今日も、再生畑②の草取りをしました。また、オスのキジが茂みから出て来て、五月蠅く鳴いていました。やっぱり私を餌場荒らしと思っているようです。

これはタイアザミ(トネアザミ)です。幾株か生えていたので、2~3株だけ残してあります。かなりな大株で、沢山の花をつけます。

白い花をつけているのはハツカダイコンです。収穫時を逃してそのまま置くと、こんなに大きくなります。マウスを乗せると、二年もののキャベツの花になります。ゴボウなんかもそうですが、多年草の野菜をそのまま置くと、普段見る事の無い姿が観察出来て面白いです。

エンドウマメも花盛りです。例年は、2本ずつ植えていたのを、今回は1本ずつにしてみました。そしたら、鳥に突かれて間引きしたような感じになってしまいました。次は、2本ずつに戻そう・・。

ところで・・。

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これは、師匠から頂いた「ホドイモ」の塊茎です。北海道から九州まで分布するとありますが、私は初めて見ました。塊茎を食用にするそうですので、増やして食べてみようと思います。青森などで栽培されているようですが、そちらはアメリカホド(Apios americana Medik.)だそうです。

この植物はマメ科で、地上部には豆果が生るそうです。ヤブマメのように、地上部に豆果をつけ、地中の閉鎖花で1種子の豆果をつけるものもあります。マメ科植物にも面白い奴がいますね。

マメ科ホドイモ属ホドイモ(Apios fortunei Maxim.)。

2020年4月 5日 (日)

ヤマルリソウとフデリンドウ

午前中、再生畑に行ったら、オスのキジが鳴いていたので追い払いました。帰り際にまた出て来て、五月蠅く鳴いていました。自分の餌場を、私に荒らされると思ったのでしょうか?

不法投棄監視パトロールで、ヤマルリソウが沢山生育している場所を見付けました。市内のある場所に大群落があったのですが、最近個体数が減ってしまい残念に思っていたところです。

【ヤマルリソウ】Nihon japonicum (Thunb.) A.Otero, Jim.Mejías, Valcárcel et P.Vargas

接写だけですが・・。ピンクの花は咲き始めに見られますが、開花してからも全てピンクの花をつける個体も稀にあります。

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ヤマルリソウの果実は、他種に見られないような面白い形をしています。子房は花の後ろに隠れているようですね。種子も観察してみたいものです。この写真は、クリックすると拡大します。

【フデリンドウ】Gentiana zollingeri Fawc.

暖かな日差しを浴びて、気持ちよさそうに咲いていました。富士山南面では、結構高度の高いところでも見る事があります。また、品種登録されているシロバナフデリンドウ(f. albiflora Tuyama)も比較的見かけます。

カメラによって、かなり違った色合いになってしまいます。セッチングで近づける事も出来るのでしょうが、教えてくれるはずの人は天国に行ってしまいました。

2020年4月 4日 (土)

ミツバツツジ

マメザクラの花が咲く頃、ミツバツツジの花も咲き始めます。マメザクラに続いて、ミツバツツジの花も撮ってみました。

【ミツバツツジ】Rhododendron dilatatum Miq. var. dilatatum

新芽の膨らみ始めた落葉広葉樹林内で、紅紫色の花が目立っていました。

ミツバツツジは、葉が枝先に3個輪生し、オシベが5個です。葉柄に粘りがあります。

ところが、同じ林内でオシベが5個のミツバツツジより、少し遅れて咲く花を観察するとオシベの数の多いものが見受けられます。以降に、地域で生育の確認されているミツバツツジの仲間を掲載します。

【ワタナベミツバツツジ/アワミツバツツジ】Rhododendron x kuratanum S.Watan.
(注)アワミツバツツジ(Rhododendron dilatatum Miq. var. lasiocarpum Koidz. ex H.Hara)ではありません。タイプ産地が安房清澄山である事から和名がつけられました。

葉柄に少し粘り気があり、オシベが7~9個です。ミツバツツジとキヨスミミツバツツジの交雑種とされています。

【キヨスミミツバツツジ】Rhododendron kiyosumense (Makino) Makino

葉柄に粘りが無く、オシベが10個あります。

【トウゴクミツバツツジ】Rhododendron wadanum Makino

キヨスミミツバツツジと同じくオシベが10個ですが、花柱の下半分くらいに腺毛が生えています。また、地域では標高の高いところに生育します。

【コバノミツバツツジ】Rhododendron reticulatum D.Don ex G.Don

県西部には、オシベが10個で花柱に腺毛の無いコバノミツバツツジが生育します。葉が小さい(ミツバツツジ:葉幅3~5cmに対して、2~3cm)事と、若葉に褐色の毛が多い事で識別するそうです。

県西部で、ミヤマツツジという名称を良く耳にします。海岸近くでも深山?と疑問に思っていました。Ylistで検索すると「ムラサキヤシオツツジ」の別名となっています。でも、実際に見るとミツバツツジの仲間だと思われます。どうも、コバノミツバツツジをミヤマツツジと呼んでいるのではないかと思います。ご存知の方教えてください。

この他に、下記の報告があります。幾つかの特徴が挙げられていますが、オシベの数と花柱の腺毛のみ記載します。

【ハコネミツバツツジ】Rhododendron x hasegawae S.Watan.

トウゴクミツバツツジとキヨスミミツバツツジの交雑種。オシベは10個。花柱の下部に腺毛がある。

【ソウウンミツバツツジ】Rhododendron x mizumotoi S.Watan.

ミツバツツジとキヨスミミツバツツジ、そしてトウゴクミツバツツジの交雑種。オシベが9~10個。花柱の下部に腺毛が散生。

※写真の撮り方が悪く、記述したオシベの数の分かり難い場合があります。ご容赦ください。

2020年4月 3日 (金)

マメザクラ

用事があって、下界に降りました。新型コロナウィルス感染防止用に、多くの人がマスクを着用していました。でも、店側も客側もそういう認識が足りないと思える場面も多く見受けられました。

ブログ記事をまとめた素人植物図鑑は、フォッサマグナ要素の植物「木本編」も少しずつ作成を始めました。その代表的なものにマメザクラが含まれます。

マメザクラは、富士山周辺に見られる事からフジザクラの別名があります。

数えきれないほど沢山の花をつけ、満開になると見応えがあります。以前掲載したオカメザクラ(マメザクラ×カンヒザクラ)もそうですが、他種との交配により多くの園芸品種が作出されているそうです。

こちらは、不法投棄パトで行った愛鷹山系の林道で撮りました。地域では、マメザクラを彼方此方で見る事が出来ます。富士山南面の亜高山帯にも生育しており、寒さに強い種のようです。

花を接写してみましたが、上手く撮れなかったので、画家Photoshopに二枚描いてもらいました。

バラ科サクラ属マメザクラ(Cerasus incisa (Thunb.) Loisel. var. incisa)。

2020年4月 2日 (木)

アオフタバランとイチヨウラン

雨のために、3月分の二回目の不法投棄監視パトロールに行けなかったので、本日行って来ました。今回も、同じ場所でポイ捨てが目立ちました。同じ犯人と思われます。マイナンバーと共に指紋登録をすれば減るかも?

帰りに、低山に生育するアオフタバランとイチヨウランの様子を見て来ました。数年間、見守り続けています。

【アオフタバラン】

ここ数年、果実が確認出来なかったので心配でしたが、この日は2本のドライを見付けました。種子が飛散して、生育範囲が広がると嬉しい。

大きな葉の個体には、小さな花芽が見えています。

以前撮った花を掲載します。目立たない花です。

【イチヨウラン】

二株とも蕾が見えていました。シカに摂食される恐れがあるため、来訪前と同じく枝でガードして置きました。

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数年前の写真です。最初に出会った時は、葉が三個確認出来ました。その後、シカに食べられ二個になったり、すべて姿を消してしまった事もあります。諦め半分で、様子見に行ったところ、また二個姿を現していました。

この近くでは、他にも高度の高いエリアに生育する植物が確認されていると聞きました。不思議な場所です。

2020年4月 1日 (水)

アケビの花

今日は、昨日よりも雨の時間帯が長く、屋外作業に不向きな一日でした。でも、暫く再生畑に行っていなかったので、合間を縫って様子見に行って来ました。

再生畑入口のアケビに、蕾がついていたので撮ってみました。

手の届かない高さだったので、ズームで撮りました。花序の基部についている、少し濃い紫色の蕾が雌花です。

別の蔓に咲いていた花を接写してみました。こちらは雄花ばかりのようです。萼片は一般的に淡紫色ですが、個体毎に変異があります。

基部にある少し大きめの蕾が雌花です。小葉は、一般的に5個ですが中には6個や7個のものもあります。

この雄花の萼片は、紫の色素が抜けたような淡緑色です。私の探索範囲では稀です。

アケビの仲間には、小葉が3個のミツバアケビ、小葉が5個のアケビ、小葉が5個のゴヨウアケビがあります。ゴヨウアケビは、アケビとミツバアケビの自然交雑種とあります。

ミツバアケビの花は、雄花雌花共に濃暗紫色、ゴヨウアケビの花もミツバアケビに似て濃暗紫色なので、同じ小葉が5個のアケビと花色で区別出来ます。葉の形も違いますが、それについては後日写真で比較したいと思います。

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