ヒメフタバラン
この野生ランに、初めて出会ったのは、数年前の5月連休でした。その場所は、スギ林でした。そして今度は、常緑広葉樹林で出会いました。
あるものを探して、落ち葉をかき分けると・・。
探していたものが、デリケートなものでなかったら、欠きとっていたかもしれません。マウスを乗せた葉を見ても、直ぐにそれとは気付きませんでした。この場所に生えているなんて、思いもしませんでしたから・・。
上の写真のすぐ隣に、蕾をつけた個体がありました。この姿には見覚えがあります。「あっ、ヒメフタバランだ!」堆積した落ち葉が多かったので、傷つけないようにこの場所での探し物を止めにしました。探し物?それは秘密です。
以降に、最初に出会った林内のヒメフタバランを掲載します。
野生ランセンサーを構築していなければ、発見するのは難しいとても小さな植物です。
花の接写です。萼片と側花弁は、後方に反り返っています。
日本のランハンドブックには、「常緑広葉樹林やモミ林の林床に生育」とあります。常緑広葉樹林に生育する事が確認出来ました。ただ、この場所も個体数は少ないようです。もしかしたら、環境が変わる前の生き残りかも?
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久様、お早うございます。
シュンランも咲き始めていました。
ヒメフタバランの方が、少しだけ遅いと思っていました。
今年は、いろいろな花が早めです。
投稿: やまぶどう | 2020年3月 8日 (日) 05時47分
ヒメフタバラン、早いですね。春一番は、シュンランとどっこいどっこいというところですか。
投稿: 久 | 2020年3月 7日 (土) 18時27分