センブリ
今日は、天気が良いと思っていたら、朝から霧雨が降っていました。畑の様子を見に行こうと思っていたのですが、止めにしてPC作業を行いました。
再生畑の一角で、栽培してみたい植物があります。それはセンブリです。古くから、民間薬として利用されていますが、その栽培が難しい事も知られています。
針葉樹のミニ盆栽の鉢に、不明な植物が姿を現しました。始まりはこの苗からです。
こちらは、愛鷹山系で見た植物です。当初は、ミヤマウズラの苗かと思いました。ところが、高知の先輩からセンブリの苗だと教わりました。
上の植物は、これと似ています。思い起こせば、果実期のセンブリを数本採取して、陰干しした覚えがあります。その時、零れ落ちた種子が発芽したものではないかと思います。
こちらは、昨年秋に見つけたセンブリの苗です。センブリは二年草で、一年目はこのようなロゼット状の根生葉で過ごします。そして、冬を越す間に一年目の(古い)葉が枯れ、下のような葉が姿を現します。
こちらが実生二年目のセンブリです。白い斑のように目立っていた葉脈が、あまり目立たなくなり葉幅も狭くなっています。良く見ると、一年目の枯葉が残っています。
上の苗は、やがて茎が伸び、秋にはこのような花を咲かせると思います。
植物は、花期だけでなく発芽から開花・結実まで観察すると、いろいろな事が分かって面白いです。
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