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2020年3月 5日 (木)

エビネとサイハイラン

エビネとサイハイランは、同じような葉を持ち、似た環境に生育します。希少なラン科植物の中でも、比較的出会い易い種です。地域の自生地を覗いて来ました。

【エビネ】

ブームにより、根こそぎ採取される事の多かったエビネも、少しずつ復活して来ました。嬉しい事です。ここには沢山の花茎が残っています。昨年は、さぞ賑やかだった事でしょう。

昔は、こんな大株も彼方此方で見る事が出来ました。

今日、新たに気がついた二つの株です。この場所はどれも結実率が高いようです。針葉樹林内の薄暗い林床と違い、送粉者である小型のハナバチが頻繁に訪花するのだと思います。

【サイハイラン】

この場所では、以前針葉樹林脇にかなりな個体数が生育していました。ところが、樹木の伐採により環境が変わってしまい、殆ど姿を消してしまいました。

でも、周辺を注意深く調査すると、少しずつ姿を現し始めています。伐採跡に、雑木が生育し好みの環境が戻って来たためだと思います。

サイハイランとエビネの果実です。一見似ていますが、こうして見比べると違いが分かります。

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エビネの葉とサイハイランの葉を比べると、サイハイランの方が固く、葉柄部(葉の基部)は褐色の鞘状葉で覆われています。エビネには、この鞘状葉はありません。サイハイランの葉が、一般的には一枚である事も識別点になります。

◇自生地播種法◇

ランを絶滅から救う切り札「自生地播種法」というのを知りました。エビネもサイハイランも、一つの鞘の中に数えきれないほどの微細種子を宿しています。これが、風などで散布されても、共生菌と出会って発芽に至るものは極僅かです。殆どの種子が、無駄に散布されているという事になります。研究者達は、自生地での共生菌生育場所などを特定するために、野外播種試験を行い情報収集作業を行っているそうです。技術が確立され、失われつつある自生地が復元される事を期待しています。

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コメント

久様、お早うございます。
富士山麓もシカの食害が多いです。
そう言えば、昨年沢山の葉を見たサイハイランが、数を減らしている所がありました。
ジャノヒゲやシュンランの葉も好物のようで、彼方此方に食痕があります。

四国では鹿が増えて食害がひどくなっています。サイハイランも葉っぱをやられて株数が激減しています。

もこままさん、今晩は。
エビネは、里山に生える種でも栽培の難しい植物だそうです。
鉢植えだと、ウィルス病にかかりやすいとある図鑑の解説にありました。

サイハイランは、更に難しいようで、移植すると花を咲かせて枯れてしまうそうです。
共生菌への依存度が高く、光合成だけでは生育して行けないようです。

ラン科植物は、難しい生き方をしているものばかりですね。

こんにちは。
サイハイラン まだ見たことが無い蘭です。
エビネは一時10株ほど育てていましたが 一昨年辺りから夫好みの植物に変わっています(><)
種もたくさん出来ていたのに・・・・。

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