2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

他のブログ・HP

無料ブログはココログ

« 2020年2月 | トップページ | 2020年4月 »

2020年3月

2020年3月31日 (火)

センブリ

今日は、天気が良いと思っていたら、朝から霧雨が降っていました。畑の様子を見に行こうと思っていたのですが、止めにしてPC作業を行いました。

再生畑の一角で、栽培してみたい植物があります。それはセンブリです。古くから、民間薬として利用されていますが、その栽培が難しい事も知られています。

針葉樹のミニ盆栽の鉢に、不明な植物が姿を現しました。始まりはこの苗からです。

こちらは、愛鷹山系で見た植物です。当初は、ミヤマウズラの苗かと思いました。ところが、高知の先輩からセンブリの苗だと教わりました。

上の植物は、これと似ています。思い起こせば、果実期のセンブリを数本採取して、陰干しした覚えがあります。その時、零れ落ちた種子が発芽したものではないかと思います。

こちらは、昨年秋に見つけたセンブリの苗です。センブリは二年草で、一年目はこのようなロゼット状の根生葉で過ごします。そして、冬を越す間に一年目の(古い)葉が枯れ、下のような葉が姿を現します。

こちらが実生二年目のセンブリです。白い斑のように目立っていた葉脈が、あまり目立たなくなり葉幅も狭くなっています。良く見ると、一年目の枯葉が残っています。

上の苗は、やがて茎が伸び、秋にはこのような花を咲かせると思います。

植物は、花期だけでなく発芽から開花・結実まで観察すると、いろいろな事が分かって面白いです。

2020年3月30日 (月)

ツクシスミレ

似たような花の多いスミレは苦手です。違いがはっきりしているホンの一部の種しか、名前が分かりません。一番目にするタチツボスミレも「本当にそれで良いのか?」と問われると、登録されている変種や品種が多く、自信がありません。

一見、ツボスミレ(ニョイスミレ)に似た花が目に留まりました。でも、葉などを見ると全然違いました。開花時期も、もっと先ですね。

葉や匐枝(ふくし)を見て、ツクシスミレと分かりました。葉柄に翼があり、葉縁には鈍い鋸歯があります。真ん中の葉は、アマチャヅルでしょうか?

こちらにも・・。ツクシスミレの本来の自生地は、九州や沖縄地方だそうです。でも、静岡県でも屋外で生育する事から、ある程度寒さにも強い植物のようです。

横顔を撮ってみました。距は短く太めです。

花の大きさはツボスミレと同じくらいですが、極端に小さな唇弁や上弁・側弁などの感じも違います。

スミレは丈夫で増殖も簡単な事から、園芸用に栽培される事の多い植物だと思います。そして、エライオソーム(白い部分)がある種子は、アリによって彼方此方に運ばれて行きます。

根が結構長く伸び、スミレを好まない人にとっては、除草が面倒で厄介な植物です。盆栽の鉢に進入して困っていると、知人が言っていました。我が家も同様です。

スミレ科スミレ属ツクシスミレ(Viola diffusa Ging.)。

※掲載した種子は、ツクシスミレではありません。

2020年3月29日 (日)

イカリソウ

今日は、寒い一日でした。でも、この季節は、毎年こんな日があります。

一月ほど前に、見たイカリソウです。葉が出る前に、花茎が上がって来たようです。本来の花期は4~5月頃ですから、異例な暖冬のせいだと思っています。

一月後に、別の花が咲いていました。この時点では、葉がだいぶ伸びていました。

反則技で撮ってみました。4個の長い距は、蜜を溜めるための器官だそうです。本当に蜜が入っているか、まだ確認した事はありません。

こちらは何だろうと思って良く見ると、イカリソウの根茎のようです。凄いですね。詰まり過ぎて、枯れてしまわないのかな?

花色も様々です。淡いピンクと白色の組み合わせは、優しくて清楚な印象を受けます。

2020年3月28日 (土)

バイモ(アミガサユリ)

上手く撮れませんでしたが・・。

バイモ(アミガサユリ)の花は下向きに咲くので、そのままでは花芯が捉えられません。

石垣下にある隣地の畑に行って撮りました。それでも、感撮りなので上手く撮れない・・。

こちらは、数年前に撮った写真です。花被片は6個とありますが、上は7個だし、こちらは9個以上見えます。変異が多いようです。シカが、隣の畑から顔を覗かせると、丁度食べやすい高さのようで、二年連続で先端部を食べられてしまいました。今年は、笹の棒を密に挿して防護しました。

ズームしたら、もっとピンボケしてしまいました。内側に黒紫色の網状斑紋を持つ事からアミガサユリ(編笠百合)の別名がつけられました。

ユリ科バイモ属バイモ(Fritillaria thunbergii Miq.)。Ylistでは、バイモを標準和名とし、アミガサユリを別名としています。

2020年3月27日 (金)

実験場のサワトラノオ(3月下旬)

あまり変わり映えしない記事ですが、実験場のサワトラノオの様子を掲載します。

実生床の一つだった、鍋焼きうどんアルミ容器の苗を、植え替えせずに置いたものです。播種時期ではなく、秋口頃に発芽した苗は、先輩株に光を遮られ駆逐されて行きます。間隔を空けての植え替えは、発芽した苗を無駄なく生育させる事が出来ます。

プランターに移植した苗は、個体毎に生育の差はあるものの、枯れるものなく育っています。実生一年に満たない株が、複数本に株立ちする事を知らずに植付したため、ピッチが狭すぎました。

以前の記事で、生育の早かった個体は、秋口に大きな葉を落とし小さな葉のロゼットになると書きました。ロゼットの葉は、葉が短く丸みを帯びています。そしてロゼットにならずに成長した葉は細長く、上部のものは縁が波打っています。今冬は、例年にない暖冬だったため、紅葉もせずロゼットになったのはホンの数個体でした。山間の地とは言え、建物の東向きの庇下に置いたため、寒風に晒される事も少なかったようです。

個体によっては、株元だけでなく葉腋からも次々と茎が伸びて来ます。

茎が1本のものもあれば、3~4本伸びて来たものもあります。自生地で見た時は、障害物のために種子散布が有効に行えず、複数本がくっついて生えていたものと思っていましたが、1個体からの株立ちも多いであろう事が分かりました。ただ、この茎は果実が熟して播種後には枯れますので、元の根っこが枯れて各々の茎から伸びた太い根を従えた新芽が、翌年は独立(株別れ)するのかもしれません。

上で書いた太い根とは、この写真の緑色の根の事を指します。細い根は表層近くを縦横無尽に走っているようです。水中生活しているサワトラノオには、太い根だけで細い根はありません。細い根は、抽水用の器官かな?なんて素人は考えています。この二種類の根が、サワトラノオの生育サイクルに従って、どのように変化するのか知りたいと思っています。

bp3260065 bp3260071

草丈は同じくらいでも、葉腋から出て来た芽がこんなに違うのはどうしてだろう?このサワトラノオ達の兄弟は、既に蕾が姿を現したそうです。実生栽培実験により、播種の翌年花を咲かせる事も分かりました。自生地で、この確認をするためには、単体隔離(単体移植)して観察する必要があります。

2020年3月26日 (木)

果樹畑に咲く花

趣味の果樹畑には、父親が植えた園芸種の植物がいろいろありました。ユリ、グラジオラス、スイセン、バラなど・・。でも、現役時代は忙しくて手入れもできず、草原の中に咲いているような状態でした。

それでも、生き残ったものもあり、季節になると花を咲かせてくれます。

スイセンの花が、暖かい日差しを浴びて気持ちよさそうに咲いていました。

こちらにも・・。マウスを乗せると、隣から進出して来たシャガの花に変わります。シャガは、三倍体のため種子が出来ないので、栄養繁殖のみで増えて来たそうです。多様な性質を持たないでも、彼方此方で見られる事から、元来繁殖力旺盛で丈夫な植物のようです。

隣の畑に植えられているミツマタの花です。一時期は、ご夫婦でマメに畑の手入れをされていたのですが、最近姿を見なくなりました。山間の農地や分譲地では、こういう光景が繰り返されています。

畑の隅に植えてあるサクラです。種名は分かりません。隣の家に花びらが飛ぶので、境界側の枝を切りました。樹木を植える時は、将来を見越して配置を検討する必要があります。

2020年3月25日 (水)

趣味の果樹畑

放置状態だった「趣味の果樹畑」にも、春がやって来ました。

毎年生りますが、殆ど食べた事の無いグミです。今年も沢山の蕾がついていました。

こちらも似た感じですが、ロシアンオリーブという商品名がついていました。グミ科グミ属ホソバグミまたはヤナギバグミというそうです。

ロウヤガキ(老鴉柿)です。面積のある再生畑に移植しようと思っていたのですが、少し遅すぎました。これは、熟した果実の種を数個撒いたもので、私の背丈を超すほどになりました。花は咲きますが、果実が生りません。

同じくカキノキ科カキノキ属のカキノキは、雌雄同株ですが、こちらは雌雄異株なのだろうか?Web上には、雄の花が多いか雌の花が多いかで、雌雄異株ではないと書かれたものもあります。Ylistで検索すると、標準和名はツクバネガキである事も知りました。ツクバネガキは雌雄異株で、「雌木だけでも果実はつくが、熟す前に落ちてしまう事が多い」とあります。開花したら、花を確認したいと思います。全部雄木だったら最悪ですね。

ブルーベリーも、沢山の蕾がついていました。いっぺんに熟さないので、採るのが大変です。来園者に収穫してもらうブルーベリー園は、農家にとって良いアイデアだと思います。

何を撮ったか分からないような写真ですが、数えきれないほどの花をつけたユスラウメです。吉行あぐりさんの実話エッセイ、「梅桃(ゆすらうめ)が実るとき」をモチーフにしたNHKのドラマ「あぐり」を思い出します。歳が分かりますね。

2020年3月24日 (火)

地域の落葉広葉樹林(草本)

再生畑にばかり行って放置状態だった別の畑を、耕運機で耕して来ました。燃料満タンでも少し足りず、追加給油しました。半日、続けると彼方此方痛くなります。

今日の記事は、地域の落葉広葉樹林で気になった草本を集めてみました。

茶色い葉のスミレ・・ヒカゲスミレの品種でハグロスミレ(f.sordida)と呼ぶらしい。発見当初は、沢山生えていたのですが、環境の変化により見られなくなりました。その後、少し離れたこの場所に、生き残っている事を知り安心しました。細長い緑の葉は、サイハイランの実生苗です。

ナガバノスミレサイシンとカンアオイ属が並んで生えていました。

花色がちょっと違うけど・・。萼筒の上部に括れが無いのでカンアオイ(カントウカンアオイ)だと思います。

こちらは、萼筒の上部に少し括れがありますので、オトメアオイだと思います。間違っていたら教えてください。

カンアオイ属は、開花時期が違っていても、「花が〇〇頃まで残る」とあったり、通常の葉以外にも亀甲模様があり、図鑑によっては比較的稀な亀甲模様の葉だけを掲載している事もあります。自分には難しいと思い、ずっとカンアオイ属というような表現をして来ました。でも、テンナンショウ属と同様、名前が分かれば楽しいので、少しずつ勉強しようと思います。

Aimg_3355

ナガバノスミレサイシンは、まだ咲き始めといった感じで、少ししか見当たりませんでした。

ナガバノスミレサイシンとタチツボスミレの花の接写です。タチツボスミレは、右側の花弁が一つ多いですね。変わりものを、探すのも楽しいです。

2020年3月23日 (月)

地域の落葉広葉樹林(木本)

用事があって、地域の落葉広葉樹林に行って来ました。数年前は、行く回数も多かったのですが、最近は目的がある時しか行かなくなってしまいました。

木本の花を集めてみました。

この季節に地域で見られる花の代表は、何と言ってもこのマメザクラ(フジザクラ)です。マメザクラは、フォッサマグナ要素の代表的な樹木です。マウスを乗せると、同時期に咲くモミジイチゴに変わります。

アケビの花も咲き始めていました。この蔓は雄花ばかりのようでした。マウスを乗せるとクロモジの花に変わります。この小さな花も、黄金色に輝いて綺麗でした。

こちらは、キブシの花です。用事を優先したので花を接写しませんでしたが、これは雌花(または両性花)だと思います。雄木に比べて雌木の花序はこのように短いからです。

最後に、木本ではありませんが・・。

aimg_3326 aimg_3333

昨年、あちこち探し回ったツチアケビの果実です。こんな所に、あったとは・・。熟す前に、枯れてしまったようにも見えます。

右は、シュンランの果実です。個体数の割に、果実を見るのは稀です。この鞘の中に納まっていた種子の数はどれくらいだろう?万単位かも?

久々の方が、新鮮な気持ちで探索出来て良いかもしれません。

2020年3月22日 (日)

ヒメフタバラン

地域で二ヶ所生育を確認しているヒメフタバランですが、生育範囲は狭く個体数も限られています。人工林が更新される前にあった群落の、生き残りかもしれません。他地域では、群生する場所があると聞いて探索して来ました。

凡そこの辺りだろうと目星をつけて探索すると、直ぐに見つかりました。周辺を見まわすと、数えきれないほどの大群落でした。凄い!

木漏れ日を浴びていたヒメフタバランです。主脈に斑の入った個体もありました。ヒメフタバランは、形態変異の多い野生ランのようです。

斑入り葉と細長い葉を撮ってみました。品種として、フイリヒメフタバランとナガバヒメフタバランの名がつけられているようです。

bp3180128 bp3180123

緑花の個体です。亜高山帯に生育するミヤマフタバランやコフタバランにも、紫褐色の花をつけるものと、緑色の花をつけるものが見受けられます。この花は少し紫褐色を感じますが、品種のミドリヒメフタバランに近いと思います。

bp3180098 bp3180120

ここのヒメフタバランは、地域で見るものより全体的に花数が多く、花茎も長いように思います。

ヒメフタバランは、有性(実生)繁殖だけでなく根茎が伸びて栄養繁殖もします。地域のものは、似た形態ばかりでしたから、殆どが栄養繁殖したものかもしれません。

2020年3月21日 (土)

遠州の植物観察

先日、周智郡森町に行って来ました。縁あって、何年か通った隣町の周智郡春野町は、浜松市に編入し天竜区春野町となりました。慣れ親しんだ地域名が変わるのは、寂しいものです。

同じ県内でも、県中西部に行くと見られる植物にかなり違いがあります。

この植物に初めて出会ったのは、県中部でした。富士市で見るヤブコウジに似た果実をつけますが、とにかく毛深い・・。帰宅後、図鑑を見てツルコウジだと知りました。

ツルコウジの果実と、ハナミョウガの果実です。ハナミョウガも、我が家の周りでは見る事がありません。

こちらは、スズカカンアオイでしょうか?スズカカンアオイは、萼片が筒部より長い特徴があるそうです。

今年は昨年に引き続き、地域に生えるテンナンショウ属を覚えようと思っています。頼りになる先生を二人見付けました。厚かましいお願いを、快く引き受けてくれた事に感謝です。
カンアオイの仲間も、私には難しい植物です。こちらも、先生を見付けなくては・・。

ところで・・。

この植物は何でしょう?葉は固く、縁には鋭い鋸歯があります。ご存知の方、教えてください。→モチノキ科モチノキ属タラヨウと教えて頂きました。有難うございました。

本日、春野町のすみれ愛好会からハガキが届きました。長年続いたすみれ展は取りやめになり、会で育成したスミレの販売のみ行っていましたが、それも今年が最後との事です。年々縮小されて行くのを目にして来ましたが、何とか続けてほしいと願っていました。過疎化や後継者不足で、継続が出来なくなったようです。

2020年3月20日 (金)

庭に咲く花

今日は家族がいたので、屋内に取り込んである洋ランなどの手入れをしました。暖かな日が続き、庭の花も賑やかになって来ました。

ニホンズイセンに代わり、ラッパズイセンが咲いています。父親が好きで、いろいろな種類を植えてあります。花持ちが良く綺麗なのは良いのですが、葉だけになった時、だらしなくて困りものです。

ムスカリも彼方此方で花を咲かせています。以前あったシロバナは、幻となってしまいました。

ショカツサイは、除去しても彼方此方に繁茂して困りものです。別名をオオアラセイトウ、ヒロハハナダイコン、ハナダイコンなど・・。Ylistでは、ショカツサイを標準和名としています。ハナダイコンは、別種に同名があります。

バイモ(アミガサユリ)の花も、やっと開き始めました。隣の家の畑との境にあり、二年ほどシカの食害に遭って花を見る事が出来ませんでした。今年は、シカの口が届かないように周囲を細かく囲いました。花芯はもっと開いてから撮ってみます。

マウスを乗せると、同じくバイモ属のコシノコバイモ(駿河タイプ)に切り替わります。

明日は、雨で延期になっていた草刈りのボランティアがあります。新型コロナウィルス問題で、大口協賛会社が参加してくれるのか心配です。他に参加したかった行事もありますが、約束してあったので仕方ありません。

2020年3月19日 (木)

スルガテンナンショウ

今日は、再生畑の一部を耕運機で耕しました。伐採物を片づけた後、最初の耕運機がけはとても大変です。地中に伸びた根などが、アタッチメントに当たり耕運機が飛び跳ねるからです。これらを除去した後は、腕に力も入れず自走に依存するのでずっと楽です。

昨年は、テンナンショウ属の調査を手伝いました。今迄、テンナンショウ属に目を向ける事は、殆どありませんでしたのでいろいろ勉強になりました。一番多く見て来たのは、スルガテンナンショウです。

義母の家に行ったついでに、少し足を伸ばして訪れた場所に・・。

aimg_2912 aimg_2914

我が家の周りではまだ姿を現していませんでしたが、ここには咲いている個体もありました!スルガテンナンショウは、花序が葉より先に開くか、ほぼ同時に開きます。専門家の方から「葉が先か花が先かも、同定の重要なポイントだ」と教わりました。

この場所でも、今年の開花は早いのだろうか?

テンナンショウ属は、付属体の形や色・模様なども同定ポイントになります。スルガテンナンショウは、「付属体の先端部が、やや前屈し球状に膨らむ」特徴があります。愛知県以西に生育するムロウテンナンショウも先端部が膨れるようですが、スルガテンナンショウが白色なのに対してこちらは緑色です。

マウスを乗せると、雄花序の仏炎苞下部の写真に変わります。これは、訪花昆虫の脱出口です。雌花序にはもっと狭い水抜き穴があります。雄花序を訪問して花粉をつけた送粉者は、この脱出口から逃れます。そして雌花序に入ると脱出口が無いため逃れる事が出来ません。上に逃げれば良いと思うのですが、付属体は滑り易くなっていて逃れられないようです。

2020年3月18日 (水)

ハルリンドウ

ハルリンドウの咲く場所は知っていても、最近ではそのためだけに行くのが面倒になって来ました。ところが、別の目的で行った場所で、偶然出会えましたので掲載します。

暖かな日差しを浴びて、気持ちよさそうに咲いていました。

この場所は花付が良く、こんな光景が続いていました。数えきれないほどの花を、見る事が出来ました。

同じような写真を何枚も撮りました。春咲く、草丈の小さいリンドウの中では、一番大きな花を咲かせます。

Aimg_2985u

接写用のコンデジが調子悪かったので、上の写真をトリミングしてみました。写真をクリックして見てください。左から二番目の花は、オシベが役目を終えて花糸が外側に倒れています。そして、メシベが姿を現し柱頭が開いています。ところが、他の三つの花は、オシベによってメシベが覆われています。この時点ではメシベの柱頭は開いておりません。ハルリンドウは、雄性期が先に来る雄性先熟です。

リンドウ科リンドウ属ハルリンドウ(Gentiana thunbergii (G.Don) Griseb. var. thunbergii)。

2020年3月17日 (火)

バクチノキ

菩提寺へ、付け届けに行って来ました。今日の記事は、菩提寺にあるバクチノキを掲載します。

aimg_2822 aimg_2826

独特の樹形が目を惹きます。北側から見ると、中が空洞で二つに分かれ、辛うじて上部で繋がっています。寺の古い資料には、別名のビラン樹で掲載されており、樹齢は最低でも130年以上と考えられているそうです。

昔はもっとずっと高く、吉原駅からも見えたそうですが、落雷のために上部が折れ二つに割れてしまったと、偶然居合わせた庭師さんに教えてもらいました。

樹皮が剥離し、赤っぽい幹が露になる様を、バクチで有り金をすって丸裸になる事を例え、和名がつけられました。葉の縁には鋭い鋸歯があります。

バラ科バクチノキ属バクチノキ(Laurocerasus zippeliana (Miq.) Browicz)。別名:ビランジュ、ウラゲバクチノキを含む。

2020年3月16日 (月)

再生畑②の植物観察

今朝は寒く、隣の畑には霜柱が見えました。午前中は天気が良かったので、再生畑①と②の除草作業を行いました。午後は驚くような強風で、自宅の庭に見慣れないバケツが飛んで来ました。

再生畑②の入り口に生えていたヒガンバナ科ヒガンバナ属です。そのままの写真で、左側がヒガンバナで右側がキツネノカミソリです。マウスを乗せて、葉が立ち上がっているのがキツネノカミソリで、葉が寝ていて長い方がヒガンバナです。

そのままでキツネノカミソリ、マウスを乗せてヒガンバナです。キツネノカミソリは、スイセンの葉に似ています。

更に進むと、伐採中に寄せ集めたタラノキがあります。これくらいになるとテンプラが良いですね。何本かは、樹皮をシカに食べられて枯れてしまいました。

こちらはソラマメです。ソラマメは、シカや野鳥の食害に遭わないと思っていたら、数株が食べられていました。でも、少ししか食べてありませんでしたから、シカにとってはあまり美味しくないのかもしれません。エンドウマメは好みのようで、時々食べられています。

ソラマメの花を接写してみました。パンダ模様です。

再生畑①には、電気柵を設置してありますが、こちらには未設置です。ポールとワイヤーはあるので、電源装置を購入しなければなりません。雑草との戦いだけでなく、野生動物との戦いも始まります。

2020年3月15日 (日)

オカメザクラ(最終)

何度も登場して恐縮ですが、オカメザクラ(カンヒザクラ×マメザクラ)が花盛りになりました。3月11日に撮った写真を掲載します。

植えっぱなしで、ちゃんと仕立てなかったため、ノッポザクラになってしまいました。

こちらは、ストロボ発光と逆光で撮ってみました。かなり印象が違いますね。

訪花昆虫の羽音が、沢山聞こえて来ました。

カワヅザクラとカンヒザクラです。カワヅザクラは、花が終わり葉が展開して来ました。例年よりずっと早い!オカメザクラの咲き出しは、交配親であるカンヒザクラより少し早いようです。

最近、サーバー割当容量が80%を超したブログ記事のまとめとして、地域で生育が確認された植物の「素人図鑑」を作成しています。野生ラン編から始めて、次はフォッサマグナ要素の植物(木本)編、腐生・寄生植物編、テンナンショウ属編、などを考えています。一人探索が多い上に、生態・形態の変わった植物ばかり追い求めて来ましたので、かなり偏った図鑑になると思います。

作成をすすめて行く内に、同定ポイントなどの写真不足が露呈して来ました。後、どれくらい山野を歩く事が出来るか分かりませんが、出来るだけ早い内に、リストした植物の追加写真を撮りに行こうと思っています。

2020年3月14日 (土)

ヒロハコンロンソウ

菩提寺の近くの公園に、ヒロハコンロンソウの花が咲き始めていたので撮ってみました。

山地の渓流沿いの水湿地などに生育とあります。本来の自生地では、まだ咲いていないと思われます。

花を接写してみました。花弁は4個、オシベ6個、メシベ1個です。

葉と葉柄の基部です。コンロンソウに比べて、小葉の幅が広い事から「ヒロハ」の名がつけられたそうです。

以前から、この葉柄の付け根の部分が気になっていました。図鑑には「葉柄基部は、耳状に茎を抱く」とあります。幾つかのWeb図鑑には、葉柄基部が茎と接する部分に、耳状の付属体があり、茎側にかなり出っ張っています。ところが、ここでは葉柄基部に翼はありますが、その翼が茎側に伸びておりません。これは、地域変異でしょうか?

今日は、沼川遊歩道の草刈り予定でした。参加申し込みの案内状では、雨天中止となっていますが、最近は当日の連絡がありません。富士市内でも、天気の違いはありますので、ボランティアには連絡をするべきだと思います。

2020年3月13日 (金)

オドリコソウ

下界に用事があったので、オドリコソウの様子を見て来ました。菩提寺へ春彼岸の付け届けに行く頃に、咲き始めた記憶があります。

少しだけ咲いていました。こちらは白っぽい花です。ズーム写真は、かなりピンボケ・・。

こちらはもう少し赤味がかった(紅紫色の)花です。

コンデジで蕾を接写してみました。萼は細く5裂します。

踊り子の表情を撮ってみました。ちょっと人相の悪い踊り子に見えます。マウスを乗せると、13人の踊り子が並んでいます。この日見た中では、一番多かった・・。

【所得税の確定申告】

本来の提出期限は3月16日でしたが、新型コロナウィルス感染症の拡大防止の観点から、提出期限が4月16日に延長されました。最近は、国税庁のHPで申告書が作成出来、データー保存も可能なのでとても助かります。二足の草鞋を履いていた時には、青色申告を行っていました。最初の頃は手書きだったため、計算違いがあるとうんざりしました。当時は、申告期間がとても憂鬱でした。

2020年3月12日 (木)

義母の家のシンビジューム

墓掃除を終えて義母が住む家に行くと、蕾だったシンビジュームも花盛りでした。幾度か触れましたが、屋外で冬越し出来、花を咲かせられるのが羨ましいです。

Aimg_2655

花数は少ないですが、良い花色の品種だと思います。

デジイチ+ズームレンズと、コンデジで撮ってみました。

蕊柱を接写してみました。唇弁の黄色い隆起が手のようです。蕊柱を下から見ると、葯帽は宇宙人の顔のようです。花粉塊の下に目があって、粘着体が口のように見えますね。少し上から見ると、可愛い小動物の顔に見えます。腐生ランもそうですが、ラン科植物は蕊柱の観察も面白いです。

こちらは、赤紫系の花です。唇弁の模様が良いですね。萼片や側花弁が、あまり開いていませんでした。そういう品種なのかも?

花の色合いのせいでしょうか、この花は明るく撮れません。

最初に咲いた花は、仏壇から見えるところに移動してありました。

シンビジュームは、義父が大切に育てていたものです。植え替えや、花茎の添え木などを手伝おうかと思ったのですが、義母が少しでも世話をする気持ちがあるなら、下手に手出しをしない方が良いと思い、様子見だけして来ました。
正直、義母の栽培法は、セオリーからかなり外れています。でも、こうして十数年枯れずに花を咲かせています。栽培が難しいと言われているランですが、栽培主に合わせて短期間に進化してくれたのかもしれません。

2020年3月11日 (水)

菩提寺で見たシダ植物

義父の墓掃除に行って来ました。嫁さんと二人で、みんなの分も線香をあげたので、20本くらいになりました。さぞ煙たかったと思います。

お墓のある菩提寺は、日蓮宗の古刹になります。この場所で、初めてシダ植物のハナヤスリに出会いました。その場所を確認しましたが、まだ地上に姿を現しておりませんでした。

ところが、その近くに・・。

一見、イワオモダカかと思いました。近づいて見ると、ヒトツバのようです。少し前に見た杉野孝雄先生の「静岡の植物図鑑 木本・シダ編」の解説が脳裏に浮かびました。「葉身の先端が金魚の尾のように切れ込むシシヒトツバ、捩じれるエボシヒトツバ、両側に突起が並んでつくハゴロモヒトツバなどがあり植栽される。」これは、エボシヒトツバのようです。

こちらにもありました。この辺りは、ハナヤスリを確認して幾度か見たはずなのに、今迄気付きませんでした。それにしても、二株とも見逃す事は無いと思うのですが・・。誰かが植えたのだろうか?

捩じれた葉と、胞子葉裏のソーラス(胞子嚢群)を接写してみました。

ウラボシ科ヒトツバ属エボシヒトツバ(Pyrrosia lingua (Thunb.) Farw. 'Contorta')。

更に、少し離れた場所には、フイリヒトツバがありました。これも含めて、見逃す事は考えられませんので、やはり誰かが植えたのだと思います。この寺は、境内に遊歩道を整備してあり、植栽を見ても植物好きなお坊さんがいるようです。

ウラボシ科ヒトツバ属フイリヒトツバ(Pyrrosia lingua (Thunb.) Farw. 'Variegata')。

こちらは斑入りのシダ植物です。今迄、幾度か出会った事があります。ハカタシダの斑入りタイプです。ハカタシダは、斑入り葉の個体が多く博多織に似ている事から名付けられたそうです。

オシダ科カナワラビ属ハカタシダ(Arachniodes simplicior (Makino) Ohwi)。

手元にある富士市植物仮目録の学名を、種子植物は旧分類体系からAPG分類体系に書き直しました。シダ植物に関しては、分類体系が定まっていないようで、専門家によってあまりにも違うので悩んでしまいました。いろいろ迷った末、系統関係に基づく分類体系であるSmith et al.2006に準拠している米倉先生と大場先生の分類表を参照して訂正しました。古くからシダ植物に見識のある先生方からは、記載した学名等に関してご指摘を受ける事があるかもしれません。

2020年3月10日 (火)

樹幹の居候

予報通り、昼頃から雨が降り出しました。屋外作業は中途半端になるので、今日もPC作業を行いました。一日やっていたので眼が痛い!

樹幹に居候している、シダ植物やコケ植物を撮ってみました。少しだけ掲載します。

シダ植物のヒメノキシノブです。ソーラスが、目のようで可愛いですね

光を浴びたコケの朔が綺麗でした。名前は分かりません。

黒っぽいコケ植物や地衣類に覆われている樹皮の中で、目についたコケです。マウスを乗せると、接写写真になります。

こちらは、サワグルミの根元を覆っていたコケ植物です。接写してみると、ムチゴケの仲間に似た感じです。

雨が降って、先日の施肥が効いてくれるかな?急成長し始めた雑草が心配です。

2020年3月 9日 (月)

寄り道観察

今日は、天気が良く暑いくらいの一日でした。用事があって、隣の市へ行った帰り道、落葉広葉樹林を覗いて来ました。

この季節は、落葉広葉樹林で繊細な枝を観賞するのも良いものです。所々にカヤランが着生していました。

同じ林内で見た、三種類のクスノキ科クロモジ属の花を撮ってみました。

【ダンコウバイ】

雌雄異株ですから、これは雄木です。

こういう、パーツが全部同じような色の花は撮り難い・・。花柄が無いのが特徴です。

【アブラチャン】

これも、雌雄異株です。子房が見えますので、この木は雌木ですね。ダンコウバイと違い、短い花柄があります。

【クロモジ】

クロモジはまだ蕾ばかりでしたので、先日撮った写真を掲載します。これも雌雄異株ですから、花の咲いている方は雄木です。枝や葉に芳香があり、若い枝には皮目が無く黒い斑が入ります。

どれも花色が似ている上に小さいので、花だけの時は分かり難いですね。同じ訪花昆虫をターゲットにしているのでしょうか?

2020年3月 8日 (日)

シュンラン

春の蘭・・シュンランは、とても良いネーミングだと思います。でも、山間地では「ジジババ」と呼ぶところもあります。

地域の落葉広葉樹林で、ジジババの花が咲き始めました。

うららかな日差しを浴びて咲く花は、野山で遊んだ幼い頃の思い出を蘇らせてくれます。

全体的には、咲き始めたといった感じで、まだ蕾のものも沢山ありました。

1ヶ所に1~2本くらいを良く見かけますが、中には沢山の花をつけるものもあります。花数は、葉の多さや株の大きさには関係ないと思われます。この株は、葉の一部をシカに食べられています。シカは、こういう消化に悪そうな葉が好みのようです。

この日は、他の目的があったため、これくらいしか撮りませんでしたので、以前撮った写真も掲載します。

少し俯いて咲くので、林縁や斜面でないと、花の表情が捉えられません。

側花弁は、蕊柱を覆っています。唇弁の斑紋、そして萼片の色や形などに形態変異が多く、それを見比べるのも楽しいです。

シュンランは、身近で見る事の出来る野生ランですが、腐生菌と外生菌根菌の二つのタイプの菌と共生し、発芽から発葉に数年かかるなど、かなり特殊な生き方をしているそうです。大切に守っていきたいものですね。

2020年3月 7日 (土)

落葉広葉樹林で出会った花

栽培棚に並ぶ植物の、植え替えを行いました。これが結構大変です。会社勤めの頃は、殆ど植え替えをせずに枯らしてしまったものが沢山あります。父親が好きだったサツキなどは、辛うじて生きているような状態でした。世話がしきれず、地植えにしたものもあります。

近くの落葉広葉樹林でも、花の咲き始めた植物があります。少しだけ掲載します。

クロモジの花です。この手の花を撮るのは苦手です。平たいスマホのカメラで撮った方が良いかも?

ウグイスカグラの小さな蕾が、目に留まりました。葉も伸び始めていました。

花はぶら下がって咲きます。そういえば、今日「ホーホケキョ」が聞こえて来ました。

カンアオイ属の花が咲いていました。花が新鮮な事と花筒の上部に括れが無いので、カンアオイ(カントウカンアオイ)だと思います。

最近、自然観察で山野を歩く機会が少なくなりました。たまに歩くと、いろいろなものが新鮮に映ります。

2020年3月 6日 (金)

ヒメフタバラン

この野生ランに、初めて出会ったのは、数年前の5月連休でした。その場所は、スギ林でした。そして今度は、常緑広葉樹林で出会いました。

あるものを探して、落ち葉をかき分けると・・。

探していたものが、デリケートなものでなかったら、欠きとっていたかもしれません。マウスを乗せた葉を見ても、直ぐにそれとは気付きませんでした。この場所に生えているなんて、思いもしませんでしたから・・。

上の写真のすぐ隣に、蕾をつけた個体がありました。この姿には見覚えがあります。「あっ、ヒメフタバランだ!」堆積した落ち葉が多かったので、傷つけないようにこの場所での探し物を止めにしました。探し物?それは秘密です。

以降に、最初に出会った林内のヒメフタバランを掲載します。

野生ランセンサーを構築していなければ、発見するのは難しいとても小さな植物です。

花の接写です。萼片と側花弁は、後方に反り返っています。

日本のランハンドブックには、「常緑広葉樹林やモミ林の林床に生育」とあります。常緑広葉樹林に生育する事が確認出来ました。ただ、この場所も個体数は少ないようです。もしかしたら、環境が変わる前の生き残りかも?

2020年3月 5日 (木)

エビネとサイハイラン

エビネとサイハイランは、同じような葉を持ち、似た環境に生育します。希少なラン科植物の中でも、比較的出会い易い種です。地域の自生地を覗いて来ました。

【エビネ】

ブームにより、根こそぎ採取される事の多かったエビネも、少しずつ復活して来ました。嬉しい事です。ここには沢山の花茎が残っています。昨年は、さぞ賑やかだった事でしょう。

昔は、こんな大株も彼方此方で見る事が出来ました。

今日、新たに気がついた二つの株です。この場所はどれも結実率が高いようです。針葉樹林内の薄暗い林床と違い、送粉者である小型のハナバチが頻繁に訪花するのだと思います。

【サイハイラン】

この場所では、以前針葉樹林脇にかなりな個体数が生育していました。ところが、樹木の伐採により環境が変わってしまい、殆ど姿を消してしまいました。

でも、周辺を注意深く調査すると、少しずつ姿を現し始めています。伐採跡に、雑木が生育し好みの環境が戻って来たためだと思います。

サイハイランとエビネの果実です。一見似ていますが、こうして見比べると違いが分かります。

A1583399403

エビネの葉とサイハイランの葉を比べると、サイハイランの方が固く、葉柄部(葉の基部)は褐色の鞘状葉で覆われています。エビネには、この鞘状葉はありません。サイハイランの葉が、一般的には一枚である事も識別点になります。

◇自生地播種法◇

ランを絶滅から救う切り札「自生地播種法」というのを知りました。エビネもサイハイランも、一つの鞘の中に数えきれないほどの微細種子を宿しています。これが、風などで散布されても、共生菌と出会って発芽に至るものは極僅かです。殆どの種子が、無駄に散布されているという事になります。研究者達は、自生地での共生菌生育場所などを特定するために、野外播種試験を行い情報収集作業を行っているそうです。技術が確立され、失われつつある自生地が復元される事を期待しています。

2020年3月 4日 (水)

甲斐犬「竜」の命日

今日は、萌の先輩犬「竜」の命日でした。朝散歩が終わった後、お墓参りに行って来ました。

2006年3月4日、病で13歳の生涯を閉じました。一代一主を貫き通し、大型犬にも引けをとらない頼りがいのある相棒でした。

生まれたばかりの竜です。黒虎が多い甲斐犬の中では、稀な赤虎でした。

我が家にやって来たばかりの竜と、大人になった竜です。

Ryuph1

画家Photo shopに描いてもらいました。

2020年3月 3日 (火)

オカメザクラ

暫くぶりに再生畑②に行ったら、野鳥とイノシシらしき痕跡がありました。防鳥テープを施したところは、被害に遭っていませんでしたから、一応効果はあるようです。イノシシの方は、早く電気柵を設置しなければ・・。

オカメザクラが、ポツポツ咲き始めたので撮ってみました。このサクラは、20年ほど前に1mくらいの苗を植えたものです。もう少し枝が横に広がると思ったら、上にばかり伸びてしまいました。

2月29日と本日の様子です。

サクラは撮るのが難しい・・。このデジイチで、深度合成は出来るのだろうか?

下向きに咲くので、薄い花弁の後ろに、萼片が透けて見えます。

交配親のカンヒザクラとマメザクラ(フジザクラ)です。

バラ科サクラ属オカメザクラ(Prunus incamp cv. Okame )。

ところで、サクラ属をPrunusとするものと、Cerasusとするものがあるのはどうして?Ylistでは、Cerasusを標準としていて、Prunusはsynonymとなっています。

ある文献に、次のような事が書かれていました。
「本来Prunusはスモモを基準種として与えられた属名である。Prunus属の下位階級としてスモモ亜属(Subgen. Prunus)、モモ亜属(Subgen. Amygdalus)、サクラ亜属(Subgen. Cerasus)、ウワミズザクラ亜属(Subgen. Padus)およびバクチノキ亜属(Subgen. Laurocerasus)の5亜属があげられており、スモモ亜属はさらにアンズ節(Sect. Armeniaca)とスモモ節(Sect. Prunus)に細区分されている。」

Ylist標準学名は、Prunus属の下位階級・・亜属を採用しているようです。

2020年3月 2日 (月)

サワトラノオ実生栽培実験(2月末)

今日も天気が悪く屋外作業が出来ないので、PCで書類や資料作成を行いました。ついでに、所得税の確定申告書を国税庁のHPで入力し、データーを登録しました。後は再確認して、提出となります。昨年までは、印刷して税務署へ持参したのですが、今回は郵送しようと思っています。

今日の記事は、実験場のサワトラノオの様子です。

ap2291217 ap2291219

大きな変化は、何本か茎が伸びて来た事です。播種の翌年、開花に至るのかも興味深いです。

プランターを覗くと、大きな葉の個体と小さな葉の個体があるのに気づきます。大きな葉の個体の株元を覗くと、小さな葉が沢山見えています。

小さな葉だけの個体を良く見ると、幾つかの茎が確認出来ます。株立ちする性質の植物である事が分かります。

ブログ記事で幾度か触れましたが、成長の早かった個体は、晩秋に大きな葉が枯れこの小さな葉に変わります(一回り小さくなります)。冬越しのためのロゼットと思われます。ところが、今冬は例年にない暖冬の影響で、少し成長の遅かった個体は、大きな葉を落とす事無く成長を続けたものと思われます。回り道しなかった分だけ、最上段の写真のように早く茎が伸びました。

ジョウロで水遣りしていると、白く細い根が露出して来ました。この根は、用土の表層近くを横に伸びています。

こちらは、水中生活をしているサワトラノオです。プランター植えのサワトラノオには、太い根と細い根の両方があります。ところが、こちらは太い方の根(写真でどちらか判別しにくいとは思いますが)しかありません。上の写真の細い根は、広範囲に抽水するためのもので、水中生活では不要なため消失したのかも?なんて素人考察をしてみました。

また、この個体はプランターのものに比べてずっと小さいですね。土中に根が伸びていないので、養分不足だと思います。次回実験では、鉢植えにして沈めるつもりです。

2020年3月 1日 (日)

種子散布期の野生ラン

今日は、座って作業していると、肌寒いような一日でした。

近くの山野を歩いてみると、日当りの良いところではシュンランが開花し始めました。楽しみな季節が、やって来つつあります。この時期に果実が熟し、種子を飛散させる野生ランを、少しだけ集めてみました。

ap3011230 ap3011227

一番目は、富士市内で生育を確認したカゲロウランです。

ap3011234 ap3011235

方向を変えて・・。果皮が裂開し始めているように見えます。

発見当初から気になっていましたが、このエリアは鹿の休息所になっているようです。他の希少種の事もあり、地主さんの承諾は取ってありますので、移植した方が良いか迷っています。この林は落葉広葉樹優先で、少しだけスギやヒノキが混じっています。マウスを乗せた写真に写っているのは、カゲロウランの共生菌だろうか?

こちらは、ムギランの種子です。他の野生ランに比べて長辺が短く、飛散するというより零れ落ちるような感じです。

こちらはカヤランの果実です。他のランの果実と違い、縦に1ヶ所だけが裂開します。祖父が吸っていた刻みたばこを思い浮かべました。ムギランよりも、風に飛ばされやすそうに見えます。

最後に、栽培品のセッコクの果実です。種子散布は近そうですが、まだ果皮が緑色のものもありました。

どの野生ランにも沢山の種子が出来ますが、共生菌と出会って発芽・生育出来るものは極僅かです。受粉の手助けだけでなく、人の手による種子散布も希少な野生ラン達の手助けになるのかな?なんて思いながら観察しました。

« 2020年2月 | トップページ | 2020年4月 »