ミツマタ
今月二回目の、不法投棄監視パトロールに行って来ました。ラン展の記事はお休みして、そこで見つけたミツマタを掲載します。
富士山南麓のスギやヒノキの林内でも良く見かけますが、こちらは愛鷹山系です。
奥に入ると、更に密度が高くなります。周囲を見回すと、スギやヒノキの林ばかりですが、この一角だけはミツマタ優先のエリアになっています。植栽地の名残だと思います。
「ミツマタは、枝が三叉に分かれる」とありますが、中にはへそ曲がりの枝もあります。二叉と四叉です。二叉の片方は花柄だろう?と思われるかもしれませんが、花柄は枝の先につきますので、枝は二叉になっています。
一般的に、枝はほぼ真っすぐに伸びています。でも、マウスを乗せた写真は、細枝が変則に曲がっています。こういう枝は、ご覧のように表面に沢山の突起があります。病気なのか、変異なのか分かりませんが、時々見かけます。
通常は、花が垂れ下がって下向きにつきます。ところが、稀にマウスを乗せた写真のように上を向いてつくものもあります。花柄が太くて短いですね。
反則技を使って、咲き始めの花を撮ってみました。咲き揃うと、とても綺麗です。
この場所は林道から見えないので、近くを通っても気付く人は殆どいないと思います。長年の間に培った探索癖が、時々こういう嬉しい出会いを与えてくれます。咲きそろった頃の再訪が楽しみです。
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