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2020年1月25日 (土)

着生ランの根

今日は、樹木や岩上に着生する野生ランの根を、観察してみました

カヤランとクモランです。地面に生える植物は、土から引き抜いて置くと、乾燥して直ぐに枯れてしまいます。それなのに、これらの着生ランは、根が殆ど露出しているにもかかわらず、枯れないのはどうしてでしょう?

着生ランの根は、特殊な構造をしていて、根の先端が何かに触れると、根毛が発達しながら樹皮の凹凸に入り込み、しっかり固定されるそうです。だから、強風などでも落ちる事無く着生していられるのですね。

こちらは、イヌマキに着生させたセッコクです。沢山の根を伸ばし、しっかり着生しています。下に見えるのは、ここで発芽したヨウラクランです。ヨウラクランは、セッコクと相性が良いようで、根の伸びる範囲に幾つか生えています。

フウランの根を、接写してみました。表面が白っぽく、スポンジのような感じです。この白い表皮は、外部からの水分を逃さず取り込み、また蒸発を抑える役割をしています。その下には、水分を蓄える多肉質の組織があります。更にその中心部にある細い根の本体が、水分を葉や茎に送る役割をしています。

こちらは、フウラン(富貴蘭)の根です。スプレーで、水をかけてみました。見る見るうちに、水を吸収して色が変わりました。

次は、イヌツゲの幹を這うセッコク(洋ランとの交配種)の根にも、水をかけてみました。同様に、水を吸い込んで色が変わりました。

最後に、空中に向かって伸びたセッコクの根でも試してみました。こちらも同様でした。

着生ランの根は、太さに関係なく短い時間で水分を吸収出来る事が分かります。乾燥に強く、宿主の樹皮などにしっかりくっつく事の出来る特殊な根だから、土の無い樹上でも生きていけるのです。着生ランの根は、凄いですね。

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