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2020年1月

2020年1月31日 (金)

セリバオウレン

このところ、雨が続いた事もあり、引きこもりのような生活が続いていました。ガソリン給油に下界へ降りたついでに、少し走って来ました。年々、行動範囲が狭くなって来ます。その内、山野の探索も面倒に感じる時がやってくるかもしれません。

今年は暖かいから、セリバオウレンの蕾が出ているかもしれないと思い、様子見に行って来ました。

早速蕾が見つかりました!セリバオウレンは、雌雄異株で、雄花と雌花があり、中間のようなタイプもあります。その上、花弁状の萼片やへら状の花弁の形態に変異があって、同じ場所でも花を見比べると面白いです。

なんと、咲いているものもありました!これは雄花です。

こちらは、葯がピンクのタイプです。綺麗でしょ?これも雄花。

雌しべ(子房)が、沢山見えます。雌花です。

こちらも雄花ですが、へら状の花弁の数や形などが違います。図鑑には、花弁状の萼片やへら状の花弁の個数がうたわれています。それを覆すような花を見付けるのも楽しいです。ここでは簡単に見つかりました。

2020年1月30日 (木)

ダイモンジソウの花

暖かいというより、暑いくらいの一日でした。再生畑では、葉野菜の花が咲き誇っています。ブロッコリーなども成長が早過ぎて、うっかりしていると花が咲いてしまいます。フキノトウは、伸び過ぎてしまいました。こういう時は急な冷え込みが心配です。

何とダイモンジソウに蕾がありました。開き始めたものもあります。

こちらは咲いていました。

本来なら果実が熟して、種子が零れ落ちる頃です。

写真の花は咲き残ったのではなく、休眠していたものが目覚めて花を咲かせたのです。ダイモンジソウは、花が終ると地上部が枯れ休眠します。稀に小さな葉が出て来ることもありますが、本来の寒さなら、それも枯れてしまいます。ところが、霜が降りたり、氷の張る様な日が殆ど無かったため、栽培棚で葉だけでなく花芽もあがって来たのです。

2020年1月29日 (水)

クモランには葉がある?

午後から、やっと晴れ間が見えて来ました。それにしても暖かい冬です。少し身体を動かすと、汗が出て来ます。

前の記事で、着生ランの根を取り上げてみました。その時、父親が残した針葉樹の寄せ植えに、着生しているクモランを撮りました。

同じ個体を、上下から撮ってみました。緑の果実が生っている方が下側です。クモランには葉が無く、とても短い茎と、葉緑素を持つ平打ち麺の様な根があり、その根で光合成を行っています。

こちらにも・・。初めて気づいた時には、この個体はありませんでした。比較的短期間に姿を現したと思います。

ところで・・。

これって、葉と根ではないでしょうか?

角度を変えて撮ってみました。通常の根と同じように見える右側部分と、左側部分では色も厚みも明らかに違っています。根が伸び始め、葉を展開した単子葉植物の姿に見えます。

別の枝にも、同じようなものが確認出来ました。

こちらはイヌマキの枝です。太い着生根は、富貴蘭です。根の部分はコケに隠れて見えませんが、葉と思われる部分が上と同じです。

似たような写真ばかりで恐縮ですが、気になるものをもう少し掲載します。

Ap1290339

これは、富貴蘭の着生根の影から出ていたものです。接写ズームした質感が上記のものと一緒でしたから、クモランの赤ちゃんではないかと思います。

Ap1290274

もう一つ気になるのは、葉のような部分が樹皮と接している所に、細かい根のようなものが見えています。

ある研究者の論文が手元にあります。それを見ると、次のような気になる事が書かれていました。「播種1ヶ月後、菌根菌摂取区の実生苗は、葉状体に発達した。葉状体には、仮根の発達が確認された。」

論文に掲載された写真は、培地発芽のとても小さな状態のものでした。でも、これは上記の葉のような部分と、そこから出ている細かい根の事を指すのではないでしょうか?生育したクモランに、この葉のような部分は見当たりませんので、根の成長と共に消滅すると思います。

クモランは、発芽して間もない内は、進化途中の姿に戻るのではないでしょうか?時間を遡って、元の姿を見てみたい!

2020年1月28日 (火)

アセビ

萌の早朝散歩は、風雨の中いつも通り出掛けました。萌が我が家にやって来てから、散歩を休んだのは2日間くらいだったと思います。それ以降、嫁さんと交代で全天候休みなしです。

例年に比べて暖かい日が続き、アセビの蕾も膨らんで来ました。蕾は秋に出現して、冬を越します。

このアセビ、同じ木の蕾です。そのままが日陰側、マウスを乗せて日当りの良い道路側です。前記事のタイトゴメもそうですが、日当りの良い方が赤くなるようです。

上の木には、白い花が咲きます。

次は、淡紅色の花をつけるアセビです。山野で見るアセビは、上のような白花ですから、園芸用に作出されたものだと思います。

膨らんだ蕾を撮ってみました。綺麗でしょ?

アセビは有毒植物なので、シカの食害に遭う事が無く、場所によっては大きな群落を形成します。以前迷い込んで、脱出するのに苦労しました。希少植物を、アセビやバイケイソウで囲ったらどうだろう?なんて考えた事があります。

「葉を煎じて、農業用の殺虫剤として使った」とありますが、野菜には怖くて使えません。

2020年1月27日 (月)

タイトゴメの仲間

何時の頃からか、家の周りにベンケイソウ科セダム属の植物が生えています。

こちらです。山間地に生えていて、葉縁付近に細かい粒状の突起がありますので、オカタイトゴメではないかと思っています。タイトゴメは、「海岸近くに生え粒状の突起が無い」とあります。

そのままでオカタイトゴメ、マウスを乗せてタイトゴメだと思います。タイトゴメにも、葉縁に突起のある個体が存在するようですが、海岸近くで撮った写真の個体にはありませんでした。

ところで、これは何でしょう?オカタイトゴメと思える塊の中に、生えて来ました。

一見、ツメレンゲくらいのサイズです。突然変異でしょうか?

ついでに、水窪で撮ったツメレンゲも掲載します。

図鑑やWeb図鑑を調べていたら、タイトゴメの仲間は他にもいろいろ記録されているようで、解説や写真も相反するものが幾つかあり、結局挫折してしまいました。ご存知の方、同定をお願い致します。

今日は風が強く、寒い一日でした。夕方頃から、雪交じりの雨が降っています。

2020年1月26日 (日)

カワヅザクラ

今日も天気が悪かったので、PC作業を行いました。サワトラノオに関する資料などの整理と、不法投棄監視パトロールの報告書など・・。そういえば、確定申告のお知らせも来ていました。最近では、国税のホームページにアクセスして、申請書が作成出来るので助かります。スマホでの作成も記載されていましたが、老眼の年寄りにはやっぱりPCの方が良い!

萌の散歩以外は外出しませんでしたので、裏庭のカワヅザクラを撮ってみました。

例年に比べてかなり開花が早く、時々メジロやヒヨドリが訪れています。

以前は、ウソの群れが訪れた事もあります(2013年1月27日と2013年2月3日)。日付に、別ウインドウで開くリンクを貼りました。同時期の、カワヅザクラの違いも見てください。

残った蕾も膨らんで来ました。

最初に咲いた花は、傷み始めていました。見上げた花は真っ黒だったので、ストロボ発光で撮りました。

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最後に、少し前に撮ったメジロの写真を掲載します。顔の分かる写真は、これだけでした。

2020年1月25日 (土)

着生ランの根

今日は、樹木や岩上に着生する野生ランの根を、観察してみました

カヤランとクモランです。地面に生える植物は、土から引き抜いて置くと、乾燥して直ぐに枯れてしまいます。それなのに、これらの着生ランは、根が殆ど露出しているにもかかわらず、枯れないのはどうしてでしょう?

着生ランの根は、特殊な構造をしていて、根の先端が何かに触れると、根毛が発達しながら樹皮の凹凸に入り込み、しっかり固定されるそうです。だから、強風などでも落ちる事無く着生していられるのですね。

こちらは、イヌマキに着生させたセッコクです。沢山の根を伸ばし、しっかり着生しています。下に見えるのは、ここで発芽したヨウラクランです。ヨウラクランは、セッコクと相性が良いようで、根の伸びる範囲に幾つか生えています。

フウランの根を、接写してみました。表面が白っぽく、スポンジのような感じです。この白い表皮は、外部からの水分を逃さず取り込み、また蒸発を抑える役割をしています。その下には、水分を蓄える多肉質の組織があります。更にその中心部にある細い根の本体が、水分を葉や茎に送る役割をしています。

こちらは、フウラン(富貴蘭)の根です。スプレーで、水をかけてみました。見る見るうちに、水を吸収して色が変わりました。

次は、イヌツゲの幹を這うセッコク(洋ランとの交配種)の根にも、水をかけてみました。同様に、水を吸い込んで色が変わりました。

最後に、空中に向かって伸びたセッコクの根でも試してみました。こちらも同様でした。

着生ランの根は、太さに関係なく短い時間で水分を吸収出来る事が分かります。乾燥に強く、宿主の樹皮などにしっかりくっつく事の出来る特殊な根だから、土の無い樹上でも生きていけるのです。着生ランの根は、凄いですね。

2020年1月24日 (金)

雨の日のコケ②

続きです。

裏庭の鉢植えに侵入したコケの朔です。鉢の表面は、いろいろなコケで覆われています。

こちらは、これから膨らむ未熟な朔でしょうか?

隣の石垣に生えていたのは、スナゴケの仲間だと思います。スナゴケもいろいろな種類があるようですね。ミニ化粧鉢に植えると、シンプルな盆景が出来ます。ハイゴケやスナゴケなど、日当りの良い場所に生える苔は、鉢植えにしても長生きしますが、他のコケは長生きさせるのが難しいです。

スギゴケとスナゴケの仲間が混在して生えていました。スギゴケの仲間は、除草剤を散布した土地に生えて来る事があります。裏の赤道は、シキミ屋が頻繁に除草剤を散布したため、歩き難いくらい生えています。

次は、裏庭の鉢に繁茂しているハイゴケです。我が家の庭では、一番多く見られるコケです。接写してみると案外綺麗です。

他にもいろいろ撮りましたが、掲載はここまでにします。Wikipediaによると、日本には約1,800種のコケ植物が生育しており、内200種くらいが絶滅の危機に瀕しているとあります。種子植物でも調べるのが大変なのに、似たようなものばかりのコケの種類や個体数なんか、どういうふうに調査したのでしょう?

2020年1月23日 (木)

雨の日のコケ①

予報通りの雨でしたが、思っていたよりずっと降りました。今日は、仕事ではなく趣味のPC作業を行いました。

萌の夕散歩の後、コケ植物(蘚苔類)を撮ってみました。雨の日は、コケが綺麗です。名前は、殆ど分かりませんが・・。

朔の形態から、タチヒダゴケだと思います。朔の柄が伸びないで、こじんまりした感じのコケです。

こちらは、ヒナノハイゴケだと思います。蒴の数が凄いですね。

更に、ズームして見ました。朔の蓋が外れて、緑色の粉のようなものが見えています。胞子でしょうか?葉も意外と綺麗です。

こちらも沢山の朔が見えます。家の周りで良く見かけるけど、名前が分かりません。

モチノキに着生していました。とても細かくて、綺麗なコケです。

こちらは、ハクモクレンの木に着生していました。

コケは、朔や葉がかなり個性的でないと、教わっても別の場所で見た時自信が持てません。

今日は、これくらいで・・。

2020年1月22日 (水)

二年目のキャベツ

以前にも少し登場しましたが、虫に食べられ収穫出来なかったキャベツを、そのまま植えてあります。

一年目に比べて、葉は小さく、茎が伸びて来ます。もちろん無農薬ですが、虫に食べられた穴が殆どありませんので、きっと美味しくないのだと思います。

また、葉はあまり丸くなりません(結球し難いようです)。

葉に変異がありました。面白いですね。

こちらにも・・。どうしてこんなのが出来たのでしょう?

キャベツの仲間は変異が多く、いろいろな品種の野菜があります。二年目の姿は、原種帰りに近いのかもしれません。ところで、一年草でない事は確かですが、二年草?それとも多年草?確かめるために、このまま栽培してみようと思います。

目の保養に、花キャベツを掲載します。キャベツの仲間ですから、食べられない事も無いと思いますが、きっと美味しくないと思います。だって、一番上のキャベツと同じように、あまり虫に食べられないから・・。

野菜だって、探求心を持って見れば結構面白いです。

2020年1月21日 (火)

落葉広葉樹林で出会った野生ラン

今日は、今月二回目の不法投棄監視パトロールを行いました。今回も、いろいろな投棄物がありました。ゴミの日に出せる物を、なぜわざわざ山中に捨てるのか理解に苦しみます。

パトのついでに、近くの落葉広葉樹林を歩いてみました。この林では、いろいろな野生ランを見る事が出来ます。その一部を掲載します。マウスを乗せた写真も見てください。楕円内の写真がピンボケしてしまいましたが、原因が分かりません。

艶のある果実のドライフラワーは、エンシュウムヨウランです。翌年、花芽が上がる頃まで残っています。一般的に、花は殆ど開きませんが、稀に平開する事もあります。

エビネに似た一枚葉は、サイハイランです。少しずつ、増えて来ているようです。

一坪くらいの範囲に生えているベニシュスランです。落ち葉の中に、姿を隠していました。実生苗も確認できるので、住み心地の良い場所のようです。

これはシュンランです。葉が、際立って細かったので撮ってみました。

上の写真に表示した葉を1枚とらせてもらい、普通に見られる葉と比べてみました。通常葉が9mmくらいあるのに対して、細い葉は3mmくらいです。日本のランハンドブックによると、標準の葉幅は6~10mm、高知と徳島に生育するというホソバシュンランの葉は、4~6mmとあります。

地域で生育が確認された野生ラン図鑑の解説に、「地域では、葉幅の細いものや長さが50~60cmほどあるものを稀に見かけるが、変種や品種とはされないようだ。」と書きました。ホソバより更に細く、標準の長さ20~35mmの倍ほどの長さの葉を持つ個体を目にすると、悩んでしまいます。

野生ラン図鑑は、たたき台として81種まで出来ました。今後は、解説などの見直しを行い、不足写真を追加していく予定です。

2020年1月20日 (月)

登呂遺跡の樹木

登呂遺跡で見た常緑広葉樹を集めてみました。樹木も良く分かりません。シイやカシなどは特に苦手・・。

スダジイの葉です。初夏に花が咲き、翌年の秋にドングリが熟します。随分のんびりな植物ですね。

樹幹と枝を撮ってみました。この手の樹種は、行儀の悪い枝が多いようです。

こちらは、ウラジロガシです。葉裏を撮って見たけど、汚れていてあまり白っぽくありませんでした。槍の柄として使われたそうですが、素直な枝を探すのは難しそう・・。

次はシラカシです。当初は、樹皮が白いのかと思っていました。ところが樹皮は黒っぽく、白いのは中身(材木)です。実は、この材で作った武道具の杖を持っています。当時は「アカガシ」に対して「シロガシ」と呼んでいました。両方が繋がったのは、植物観察を始めてからです。

こちらは、アラカシのようです。殻斗ばかりかと思ったら、ドングリも少し残っていました。

そして、マテバシイです。本来の自生地は西の方で、潮害や公害に強い樹種だそうです。ドングリが、美味しい事だけよく覚えています。

最後は、備長炭の原料になるウバメガシです。若い葉の方が、鋸歯が目立つようです。

登場したのは、全部ブナ科でした。

2020年1月19日 (日)

登呂遺跡

今日は、登呂遺跡から義母の家まで歩きました。思ったより距離があり、いい汗をかきました。登呂遺跡へ行ったのは、何年振りでしょう?

復元した当時の建物を撮ってみました。そのままで南側から、マウスを乗せて北側からの写真に切り替わります。

東側居住域の復元建物です。

竪穴式住居(1号住居と3号住居)。

竪穴式住居(2号住居)。

祭殿。

高床式倉庫(1号倉庫と2号倉庫)。穀物を貯蔵する倉庫と考えられているそうです。

登呂遺跡は、国の特別史跡に指定されている弥生時代後期の集落・水田遺跡です。現在のような工具や材料の無い時代に、これらの建物を作る事を想像すると、復元作業よりもずっと大変だったと思います。

2020年1月18日 (土)

サワトラノオ実生栽培観察記(1月)

今日は、はぼ一日雨でした。明日、義母に柚子大根を作ってもらうつもりで、小雨降る中ダイコンと柚子を採りに行って来ました。高齢ですが、まだまだいろいろな事をやる気持ちがあるので助かります。無理しないでもやれる事は、出来るだけ頼むようにしています。

久々に、サワトラノオの様子を掲載します。onmouseで、別画像も見てください。

小さな葉と大きな葉の株を並べて写しました。普通は、小さな葉の方の成長が遅れているように見えると思います。

実は、小さな葉の方が早く大きくなった(成長の早い)株です。大きかった葉の後に、この小さな葉が出て来ました。先端が丸みを帯びた小さな葉は、葉柄が立たず横に寝たようになっています。冬支度をしたロゼットなのです。

成長につれて、脇から新たな芽(茎)が出て来ます。花期に見る株立ちしたサワトラノオは、数株が寄り添っているのではなく、多くは親株から複数本の茎が伸びた姿だと思います。掘った事が無いので、現時点では想像です。

こちらは、昨年の9月19日に、左官のプラ舟ビオトープに沈めたサワトラノオです。4ヶ月間、水中生活をして来ました。サワトラノオは、沈下性を持つと言って良いと思います。カワヂシャと同様に、水辺に育つ植物は沈下性を持つものが多いのかもしれませんね。

実生栽培の先輩である埼玉市の川小学校の実験では、更に興味深い事が分かって来たそうです。報告書がまとまったら、また時期を見て紹介したいと思います。

2020年1月17日 (金)

冬に咲く花

面倒なものは、早くやってしまった方が良い!という事で、今日もPC作業を行いました。合間に作っている、「地域で自生が確認された野生ラン図鑑」は、67種まで出来ました。

【生態形態】の解説を記載している時に、専門家の方のご苦労の一端が分かりました。素人なので、いろいろな図鑑を参考に記載していますが、各々表現法に個性があり、違った捉え方をしてしまうような記述も、幾つか見受けられました。文章で表現するのは、難しいです。

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タツナミソウの仲間が咲いていました。この手の花は、見る角度で表情が変わって面白いです。

タツナミソウの仲間は、いろいろあって良く分かりません。萌の散歩道で咲くのはオカタツナミソウですが、これは石垣に咲いていました。園芸用に植えられたものだと思います。花を見るとタツナミソウみたいですが、葉を見るとコバノタツナミのようです。後者かな?

こちらは不明の植物としてアップしたところ、フユアオイと教えて頂きました。まだまだ花盛りです。

そして、山間の地でも、ついにウメの一番花が咲きました!昨年の秋に、ちゃんと蕾を確認しながら剪定したので、続いて咲いてくれると思います。

2020年1月16日 (木)

冬芽や蕾②

午前中は、とても寒かった!萌の早朝散歩より、寒い感じがしました。例年ならこれが普通の寒さですが、今冬はとても寒く感じます。

冬芽や蕾、続きです。また、onmouseで見てください。

カエデ属の冬芽です。ワンピース(アニメ)に登場するチョッパーの前足のようだと、家族が言っていました。ハウチワカエデの園芸種ではないかと思っています。onmouseは、ウリハダカエデです。

ホンザンショウの葉痕と冬芽です。ロシア帽(ウシャーンカ)を被った人の様で、面白いですね。棘が無いと脳みそみたいです。

イチョウとマユミの冬芽です。イチョウは、拾って来たギンナンから育てたものです。もう十年ほど経ちますが、小さな鉢植えにしてあるため、大きくなりません。枝の途中より、先端部が太くなります。マユミは、野鳥が種蒔きをしてくれました。彼方此方に種蒔きするので、困っています。

最後に、ヒュウガミズキとオガタマノキ(トウオガタマ)の蕾です。トウオガタマは、花が咲くとバナナのような甘い香りがします。ずっと小さい花ですが、ホウノキやタイサンボクの花に似ています。

2020年1月15日 (水)

冬芽や蕾①

昨晩から早朝にかけて、予想外の降水量でした。伐採枝が湿っているので、片付けは止めてPC作業にしました。合間に、地域で生育が確認された「野生ラン図鑑」を作成し、現在53種まで出来ました。追加撮影の必要なものも幾つかありますが、後30種くらいだと思います。

春を待つ冬芽や蕾を集めてみました。onmouseで、写真を切り替えて見てください。

タマアジサイとアジサイ(西洋アジサイ)です。同じアジサイ属ですが、タマアジサイの冬芽は、枯れているような感じに見えますね。

こちらは、実生から育てました。オオカメノキ(ムシカリ)とミズナラです。ミズナラは、大きくならないように、マメに切り詰めています。

次は、ハナイカダとヤマボウシです。ヤマボウシは、先端が欠けたように見えますが、良く見ると維管束痕が見えています。芽は中心の小さな突起です。

最後は、ボケとハナモモです。どちらも蕾のようです。無事に咲いてくれるかな?

2020年1月14日 (火)

見上げる木

今日も、午前中に一列半日かかる再生畑②の片付けをして、午後からPC作業を行いました。

富士山南面では、彼方此方で巨木を見る事が出来ます。落葉した季節に、根元に立ち見上げるのが好きです。このところ、行く事が出来ないので、身近な木を見上げてみました。

我が家のシンボルツリー、八重洲垂桜です。幹を這っている蔓は、ノウゼンカズラです。一度除去したのですが、また伸びて来ました。

こちらは、ハクモクレンです。沢山の蕾をつけて、春を待っています。onmouse写真は、二股に分かれた幹です。隣の茶畑に侵入したので、上部を切りました。

こちらは、再生畑②の隣の山林に生えているコナラです。葉や枯れ枝が落ちて来るので、切ってほしいのですが、地主が分かりません。

2020年1月13日 (月)

ニホンズイセンの花

再生畑②の笹や茶ノ木の伐採が終わり、片づけを開始しました。長いところでは、一列が25m+15mもあり、片付けだけで小半日かかります。いつ終わることやら・・。

昨年末から、ポツポツ咲き始めたニホンズイセンが、花盛りになりました。スイセンは、花寿命が長くて有難いです。

こちらは、八重咲の品種です。

ついでに・・。

山間の地でも、梅の蕾が膨らみ始めました。中には花弁の見えるものもあります。裏庭のカワヅザクラは、フライング枝だけでなく、彼方此方で咲き始めました。
暖冬は有難いですが、3~4月頃どうなるのか不安もあります。数年前に、遅い雪で梅の実が殆ど生らない事がありました。

2020年1月12日 (日)

どんどん焼き2020

今日は、町内のどんどん焼きでした。嫁さんの指令を受けて、🍡焼に行って来ました。

準備は、当番組が行います。

浅間神社から運んで来たお灯明で点火します。中心に立っているおんべ竹の倒れた方向で、その年の縁起を占います。

ある程度炎が収まったところで、団子を焼きます。この団子を入れた小豆粥を食べると、今年一年無病息災で過ごす事が出来ると言われています。

以前は、14日の晩に行われていたのですが、数年前より、日曜日に行われるようになりました。年々、規模も縮小されていますが、何時までも残ってほしい行事の一つです。

2020年1月11日 (土)

不法投棄監視パトロールで出会った植物(1月上旬)

今朝は、予想外の天気でした。萌の散歩に出ようと思ったら、少し雨がぱらついていました。

パトで出会った、その他の植物を集めてみました。onmouseで、別の写真に切り替わります。

暖色系の色彩が少ない季節なので、赤い果実は特に目を惹きます。ツルリンドウの果実が赤黒く熟していました。この林道では、根生葉も彼方此方で見る事が出来ます。

ミヤマシキミ属に、蕾がついていました。茎が地面から垂直に伸びずに、平行に這うように伸びていたので、ツルシキミだと思っています。「ツルシキミは、日本海側に分布・・」とありますが、富士山や愛鷹山系で茎の伸び方の違うものを見かけます。

オニシバリに、花が咲いていました。花柄は、葉腋でなく途中(葉と葉の間)から出ています。

カンアオイ属の花が咲いていました。この花は、花筒の上部に括れがありませんでしたから、カンアオイ(カントウカンアオイ)だと思います。

クロモジとアブラチャンの蕾です。万歳とお手て繋いで、といった感じです。似ているけど、並べて見ると違いが良く分かりますね。

家族に手伝ってもらいたい事があったのですが、今日も逃げられました。仕方ないので、地域に生育する野生ランの図鑑作りをしました。目標は、85~90種、現在40種まで出来ました。写真が不足しているものは、追加撮影する予定です。基本的な解説は、図鑑や諸先輩のWebページを参考にさせて頂いております。一般的には掲載されていないような写真も使い、素人目線ではありますが、気付いた事なども記載しています。この図鑑は、そろそろ契約容量いっぱいになるであろう、ブログ記事のまとめとして作っています。ラン科以外は、思案中です。

2020年1月10日 (金)

不法投棄監視パトロールで出会ったコケ類

最近、一週間があっという間です。週初めに描いていた予定が、思ったように片付きません。

今日の記事は、不法投棄パトで出会ったコケ類を少しだけ掲載します。名前は、良く分かりませんが・・。

この辺りには、沢山のタマゴケが生えています。断崖に生えるヒノキの苗の下を覗くと、一面タマゴケで覆われていました。

コンデジで、接写してみました。緑色の丸い蒴の時期も綺麗ですが、この季節も白緑の葉が綺麗です。

ホウオウゴケの仲間も生えていました。これも綺麗なコケですね。

下界で見るものより丈が長いけど、スギゴケの仲間でしょうか?

これは、ハイゴケのようです。ズームして見ると綺麗です。

こちらは、ハマキゴケかな?

この近くでは、お気に入りのヒノキゴケも沢山見る事が出来ます。名前が間違っていたら教えてください。

2020年1月 9日 (木)

鎮守の森の植物

今日は、今年最初の不法投棄監視パトロールに行きました。そろそろ出掛けようと思っていたところへ、奇しくも町内会長から次年度の依頼がありました。パト隊も次で7年目になりますが、やれる内は頑張ろうと思っています。

帰り道、鎮守の森で植物観察して来ました。ピンボケは、ご容赦ください。

鎮守の森には、イズセンリョウが生えています。別の地域では、珍しい植物ではありませんが、町内ではここくらいでしか見る事が出来ません。あるWebページに、果実と蕾は同じ枝に同時につかないと書かれていました。同じ枝ではなく同じ場所の間違いだと思います。

こちらは、急勾配の斜面に生えていました。イズセンリョウはシカの食害には遭わないようですが、虫に好まれるようで、どれも葉が穴だらけでした。

コンデジで、蕾と果実を接写してみました。気にして見ると、果実期に蕾の付く植物はいろいろありますね。少し前のカヤランもそうでした。

シダ植物のシシランも、他ではあまり見る事がありません。図鑑には、普通に生えるとありますが・・。

こちらは、ホソバオオアリドオシ(ホソバニセジュズネノキ)です。数年前には、膝上くらいの高さの株が群生していたのですが、シカの食害に遭ったのか、子株しか見る事が出来ませんでした。こんな棘のある植物を食べて、口の中が痛くないのだろうか?

2020年1月 8日 (水)

再生畑②笹刈終了

今日は、予報通り大荒れの天気でした。幸い、萌の朝散歩の時は、小雨でした。

再生畑②の茶ノ木と笹刈が終りました。約3,000㎡の面積に、隙間の無いくらい生えていました。着手前に見に行って、唖然としました。

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通路と駐車スペースから、手を付け始めました。正面の伐採枝を積んだところから奥の檜林までは、25mほどあります。一列伐採するのも大変な作業です。

ここから下は、onmouseで写真が切り替わります。スマホは、写真上をタップで切り替わり、外してタップすれば元に戻ります。

季節が廻り、夏の様子です。事情があって、少し間が空いてしまいました。笹と茶ノ木の上を、葛が覆っていました。蔓が絡み付いて、伐採したものを片づけるのに苦労しました。

そして、昨日、残った笹の伐採が一通り終りました。

北から南に向かって撮ってみました。片付けと耕すのはこれからですが、やっとここまで来ました。茶ノ木の根っこは、葉を摘み取り、畝作りの目印として当面残す事にしました。

まだ少しだけですが、タマネギ、葉野菜、ニンニクの他に、ソラマメやエンドウマメを植えました。豆類は、初めてマルチングシートを敷いての栽培です。

葉野菜には、花(菜の花)が咲き始めました。写真を撮っていると、ハナアブが訪れました。暖冬の上にこんな風景を見ると、もう春が来たと錯覚してしまいます。

2020年1月 7日 (火)

カヤラン

カヤランは、比較的身近で見る事の出来る着生ランです。

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段取りの早い野生ランで、蕾をつけて冬を越します。

こちらにも・・。

小さな花の割には、長い鞘の果実をつけます。他に比べて珍しい形ですね。裏側から見ると、果実期に蕾のあるのが分かります。

花期の頃、熟した果実は鞘の一ヶ所が縦に裂開して、塵のような種子を飛散させます。

親株から伸びた根の周りで、発芽した小苗です。ヨウラクランもそうですが、親株を含む着生ランの根の周りで、沢山発芽しているのを見かけます。共生菌の関係でしょうか?

花期は、2~5月となっていますが、我が家の周りでは4月下旬から5月上旬くらいの開花だと思います。接写して見比べると、個体毎に個性があります。

2020年1月 6日 (月)

サイハイラン

久々に、屋外で肉体労働をして来ました。昨年末から、ほろ酔いとPC作業ばかりで、胴囲が危険な値になっていました。汗をかき、良い運動になりました。

昨年末、ある目的があって市内の雑木林へ行って来ました。そこで、まとまって生えているサイハイランを見付けました。以前、少し離れた場所でかなりな個体数を見る事が出来たのですが、樹木の伐採によって、あっという間に姿を消してしまいました。

歩道脇から少し入って、人目を避けるような場所でした。onmouseで、苔生す溶岩の上に生える実生苗に切り替わります。

通常は、無地の暗緑色の葉をつけますが、疎らな黄色の散斑(ちりふ)の入った個体も時々見かけます。

通常は一枚葉ですが、稀に二枚葉を見る事もあります。

これから下は、左クリックで拡大画像が表示されます。

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この花姿から、和名が付けられました。萼片や側花弁が、赤味を帯びた花を見る事もあります。稀に、淡い緑色の花もあるそうですが、まだ出会った事はありません。

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蕾と花の様子。花は下垂して半開きなので、下から覗かないと唇弁が見えません。唇弁は赤褐色で、基部にかけて蕊柱を包んでいます。

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シュンランなどに比べて、果実を見る事が多く受粉率は高いようです。いろいろな虫が訪花しますが、送粉者はトラマルハナバチだそうです。

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偽球茎が露出している事もあります。東北出身の先輩の話では、これを焼いて食べると美味しいそうです。花後に葉が枯れ、夏に休眠して、秋に新しい葉を出します。

葉幅や花の形は違いますが、亜高山帯の針葉樹林に生育するコハクランに似ていると思います。①地下に偽球茎を持つ。②花後に葉の更新がある。③基本的に一枚葉だが、稀に二枚葉のものもある。④果実のつき方や形が似ていて、先端に蕊柱が残る。・・など。開花株が、翌年も花をつけるのか確認したいと思っています。

2020年1月 5日 (日)

義母の家の花(一月)

今日は義母の家に行って来ました。高齢の一人暮らしなので、出来るだけ様子見に行っています。社交的な義母は、人との交流も多いので助かる部分もあります。

富士の山間部と静岡の町中では、かなり気温が違い、この季節でもいろいろな花を見る事が出来ます。

セイヨウサクラソウ(プリムラ)が咲いていました。プランターの他の株も蕾が膨らんでいました。やっぱり早い!

義母の好きな、シクラメンが沢山咲いていました。購入してから数年経ったものを、こんなに咲かせるのは難しいと思います。そして、隣の鉢を見ると小さな苗が生えていました。シクラメンの実生苗です。義母は、ランでも他の園芸植物でも、ほとんど同じ土を使っています。余計な事を言うと気にするので、そのままにしています。それでも、ちゃんと咲かせるので、見方によっては凄いと思います。

こちらは、義父が好きだったシンビジュームの蕾です。我が家では屋内に取り込みますが、義母の家では屋外で冬越し出来ます。義父が旅立った後、暫く放置状態だったので一時期はかなり傷んでいましたが、復活して元気に育っています。毎年、私より上手に咲かせています。

こちらは、キンギョソウです。これも毎年見かけますから、お気に入りのようです。

名前の分からないキク科の植物も・・。

高齢になっても、植物を育てようとする気持ちがあるだけで、少し安心出来ます。義母の栽培法は、正直かなりいい加減です。でも、セオリーに反した管理をしていても、花を咲かせていますので、植物達がその栽培法に合わせてくれているようです。或いは、危機感を持って花を咲かせるのかも?

他にも沢山咲いていましたが、今日はこのくらいで・・。

2020年1月 4日 (土)

小潤井川の野鳥

現役時代は、貴重な正月休みが出来るだけ無駄にならないように過ごしました。でも、ここ数年は中途半端な感じがしています。普段いろいろな事がやれる分、正月はのんびり過ごしているからです。限られた時間の中で、計画していた事を片づけて行く充実感は、他に代えがたいものがあります。

ネタ切れなので、昨年末に撮った野鳥の写真を掲載します。onmouseで、写真が切り替わります。

久々に行った小潤井川は、両岸の土砂が綺麗に撤去されていました。通常の水位より高いところにある草むらでは、カモやオオバンが日光浴をしたり、餌を探していました。当然、カワセミの止まる木も無くなっていました。河川機能維持のためには、仕方ない事かも知れませんが、ちょっと残念な気がします。でも、橋の下流を見るとまだ昔のままでした。出来れば、このまま残してほしいものです。

ダイサギ、コサギ、オオバン、カルガモ、マガモなどを見る事が出来ました。

このカルガモは、大きさからして親子だろうか?めっきり数が少なくなったカルガモを見付けるとホッとします。

マガモとカルガモです。のんびり泳ぐ姿には癒されます。

マガモの雄が飛んで来て、着水する様子です。ちょっとピンボケしてしまいました。

明日は、義母の家に行く予定です。待ちきれず、電話がありました。

2020年1月 3日 (金)

カワヅザクラ

ほろ酔いが続いたので、センブリ茶を飲みました。これがまた苦い事・・たまりません!

毎年、フライング気味の枝はありますが、今年は彼方此方の枝で花が咲いています。このまま例年の寒さになったら、膨らみ始めた蕾も枯れてしまいそうです。

梯子か脚立に上って撮ろうと思ったのですが、新年早々墜落でもしたら、口の悪い家族に何を言われるか分かりませんので、高倍率のコンデジで地上から撮りました。

手持ちでも、このくらいに撮れれば良いかな?

onmouseで見た花は、花糸が赤い・・。終盤を迎えると赤くなるのだろうか?

あまり暖かい日が続くと、植物達の芽吹きの頃が心配です。4月末に、雪の降った時もありました。そうだ、ミニキャブのタイヤをスタッドレスに換えなくては!

2020年1月 2日 (木)

新年散歩道の植物

大晦日の夜中から元日の早朝にかけて、町内の浅間神社で甘酒と蟹汁の配布を手伝いました。年々、初詣に来る人が少なくなって寂しい限りです。元日には片付けもあり、本日やっとのんびり過ごす事が出来ました。当然、朝からほろ酔いです。

酔い覚ましに、萌の散歩道を歩いて来ました。

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石垣に、マツバギクが咲いていました。

ここから下は、onmouseで別の写真になります。

ヒメツルソバも、石垣で咲いていました。この植物は、年中咲いているようです。時間の経過と共に、花色が白くなります。

頭上では、ソシンロウバイも花盛りです。とても良い香りがします。

暖冬の影響か、彼方此方でツツジの花も咲いていました。

皇帝ダリアの果実が膨らんでいました。例年なら、とっくに枯れてしまうのに・・。萼片と果実の形が、老爺柿のようですね。

本日は、これでお終いです。ほろ酔いも冷めた頃には、またほろ酔い時間がやって来ます。花に酔い、酒に酔い!の一日です。

2020年1月 1日 (水)

新年のご挨拶

本年も、宜しくお願い致します。  管理人:やまぶどう

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