2019年の思い出⑤(その他栽培植物)
①~④以外に、記憶に残る植物を集めてみました。他にもいろいろありましたが、思い出はこの記事でお終いにします。
タムラソウです。昨年、実生苗を貰って裏庭に植えました。それが、私の背丈を超え雨樋(下端2,4m)よりも伸びました。タムラソウがこんなに大きくなるとは、思いもしませんでした。
次は、フジアザミです。昨年の実生苗を2株、再生畑の隅に植えました。マウスポインターを乗せて、葉の切れ込みの変化に注目です。
富士山の砂礫地で見る株の大きさを参考に、株間を決めましたが、少し狭すぎたようです。
事情があって、畑に行けない日が続き、暫くぶりに行ってみたらこんな状態になっていました。実生苗を植え付けた翌年に、花が咲き何本かに株立ちするとは知りませんでした。
最後は、ミズアオイです。40cmくらいの水槽に、もこままさんから頂いた田圃の土を入れておいたところ、コナギのような葉が出て来ました。暫くすると、花芽が葉よりも上に伸びていました。「コナギかと思ったら、ミズアオイだ!」
結局2本の花径が伸び、無事に花を咲かせました。どちらも、結実して果茎が折れ曲がり、果実を水槽の中に沈めました。また、花を観察して、色違いのオシベの働きと、それが左右両タイプのある事を知りました。
山野の植物観察をしている人の中には、こういう植物の栽培を強烈に批判する人もいます。もちろん、山野の植物を無断採取する事は賛成できませんが、園芸農場などで増殖されたものや、少し種子を頂いて実生発芽させたものを育てるのなら、許されるのではないかと思います。厳密に言えば、種子の無断採取もいけない事ではありますが・・。育てて見ると、一般的な図鑑の解説で得た知識以上のものが学べます。
« 2019年の思い出④(地域に生える野生ラン) | トップページ | ご挨拶 »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
ロココさん、お早うございます。
登山ガイドさんの言う事は、表向きには正しいと思います。
でも、いい加減な性格の私は、数粒くらいなら許されるのではないかと思っています。
実生栽培で、ヤシャビシャクやバアソブなどの希少植物が、とても発芽率の高い事を知りました。
そういう事の書かれた図鑑は、殆どありません。
実のある希少種保護をするつもりなら、その植物の事をちゃんと知る必要があります。
「山野草を栽培する人がいるから、無断採取する人がいる」というのが、栽培を批判する人の意見です。
確かにその通りですが、園芸農場で増殖されたものを栽培するのは問題ないと考えています。
自生地の希少種を無断採取するのは、各人のモラルの問題です。
極論を言えば、山野を歩く事自体、自然破壊をしている事になります。
どんなに気をつけていると言っても、幾つもの希少植物を踏むつけて歩いているはずです。
私は上記のような考えを持って、植物栽培したり山野を歩いています。
きっと、ロココさんも、私と同じような考え方をされているのではないかと思っています。
来年もブログ記事を楽しみにしております。
良いお年を!
投稿: やまぶどう | 2019年12月31日 (火) 06時14分
こんばんは♪
山野草を種から育てる事、私も以前から時々していますが・・・
やはりそれを批判なさる方がいらっしゃるのですね。
私も一度、登山ガイドの方に「種の採取もダメでしょう」って言われました。
たぶんシラネアオイ(妙高市の市花です)だったと思うんですが・・・。
キバナアキギリはどこにでも生えてる草なので株と種両方を。
今年はメハジキを蒔いてみましたし、ヤマハッカは道路脇から抜いて・・・。
赤花のゲンノショウコを見つけた時は「大発見だ~」と、種を採取して蒔きました
なぜか3:2の割合で白花の方が多かった・・・そんなことも楽しいですよね。
そのくらいの楽しみはいいんでは無いでしょうか・・・ねぇ。
なんて、ここまで書いて・・・なに熱くなっているんだか・・・(苦笑)
今年も残すこと後1日になってしまいました。
沢山のことをやまぶどうさんに教わった気がします。
また来年も楽しませて下さい。
良いお年をお迎え下さい。
投稿: ロココ | 2019年12月30日 (月) 22時24分